第11話

いつものようにさやと出口に向かうといつものさやの彼氏の雪さんと一希さんまでいた


「え、なんで?」


「ゆりさんから連絡がないから来ちゃいました。今日この後よかったらご飯行きませんか」


「あの連絡しようと思ってたんですが色々あって忘れてしまってすみません


今日特に予定ないので行けます!

今日ってもう予約とかとってありますか?

もしとってなかったら私のいきつけいきませんか」


「そうしましょう!」


「じゃあゆりうちらはここで帰るから、明日休みなんだしゆっくり楽しんでね!」


「さやさん任せてください、精一杯楽しませます」

にっこりと笑う一希さんはすごいかっこよくて早くもこの後が心配になった


よくいくポトフのお店を選んでおすすめのご飯を今度は私が選んで頼んだ


ポトフを取り分けて、蟹のパスタを食べて

おすすめのワインを呑んでいろんな事を話した


「ゆりさんは普段どんな事をするのが好きなの?」


「絶対笑わないで下さいね!恋愛小説とか恋愛漫画とか見てドキドキするが大好きなんです!

色んな世界観を自分が体験してるような物から、ただただ応援しちゃったり、つい悲しくてないたり色んな気持ちをもらえる宝箱だと思ってるんです」


「本当に好きなんだね。笑顔でわかるよ

俺はあんまりそういうの見なかったけど

ユリさんがそんな好きなら見てみようかな


俺ね、ユリさんのこともっと知りたい」


私も知りたいけど、これ以上惹かれたらまた浮気された時きついよな

でもさこれもういっちゃってみるのもありなんじゃないかな


あー、やっぱ自分って適当なんだろうな

てか結局顔なんだろうな


だってイケメンだし今だけ遊ぶと思えばいいよね

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