第8話
送ってもらい仕事をしてお昼にさやとランチにでた
ランチは白衣にカーディガンを羽織るスタイルなのであのワンピースは着なくて済むので汚す心配がない
「さあ、昨日何があったか話しなさい」
「なんでわかるの恐ろしい。実はさ…」
「なにそれ?!めっちゃいいじゃん!てかキスだけ?!
あんた今時の高校生の方が絶対恋愛豊富よ」
そうだと自分でもかなり思う
そして未だに連絡一つ入れられてない
「てかさ、その人のこと好きなの?好きならどんどんいかなきゃ誰かに取られちゃうよ」
「それは嫌だ、でも好きかはわかんない」
一希さんは確かに素敵だ、でも好きなのかいまいちよくわからない
大好きな恋愛漫画もこういう時役には立たない
「とりあえず、ありがとうのメッセージ入れてみたら?」
なんて送ればいいか悩んで結局送れず時間なので戻ろうと立ち上がった時、隣の席の人がオレンジジュースをこぼして白衣にかかってしまった
「すみません!ぼーっとしてて、本当にすみません」
すごくフレンドリーな感じなのに何か悩み事かなと思いながら、大丈夫ですと離れようとしたら名刺を渡され困ったが時間もないため受け取り、その方が私達のお会計までしてくれる事になり申し訳なかったがありがたくご馳走になった
「ここうちの彼と同じ会社の人だ」
さやと同じということは一希さんとも同じなのだろうか
それよりも午後の診療に遅れたらかなりやばい
お局さんからの1週間続く愚痴の標的になる
結局診療には間に合ったが、白衣が汚れていた為にお局さんからのお説教に1週間の愚痴の標的となった
さやは相変わらず彼とらぶらぶなようで、お局期間でメンタルズタボロの同期を放置して仲良く帰って行った
そしてお局期間で一杯一杯で一希さんへの連絡を忘れている事に気がつきもしていなかった
※お局期間→1週間のお局様からの愚痴、嫌味、なんでもダメ出し期間
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