第27話 イメージと想いの融合
シアニー、なんて頼もしい僕の味方なんだろう!
「そうか、タイミングもベストだったんだね! お盆の今だからこそ、シアニーなら何とか、お母さんが中間層から成仏出来て天国へと向かえるようにしたり、継母への報復を実現出来るんだね!」
僕の声は、中間層に来てからシアニーが聴いた中で、多分、一番弾んでいたかも知れない!
「うん、僕に任せておいて! それには、まず、君が元の世界に戻らないとね」
「戻るって、どうやって……?」
そんな風にシアニーは、いとも容易く言ったりしたけど……
中間層で、慣れなくて不器用にやっと動けているような僕に、三次元に戻る能力なんて有るのだろうか?
「さっき、もう教えていたよね? この世界は、現実と違って、出来ると信じる事と具体的にイメージしてその通りになっていくと思う気持ちが何よりも肝心なんだ!」
そうだった……
ここ、中間層では、その繰り返しだった。
それで、これまでも、常識的に考えたりしたら、どう考えても不可能そうな事を何とかやり遂げて来たんだ。
そう考えると、不思議なんだけど、今、自分が願っている内容で、不可能なんて事は無いような気さえしてくる。
中間層では、信じてイメージする事と強く思う気持ち次第で、実現される!
僕に出来ない事なんて何も無いんだ!
だから、シアニーの言う通り、想像してみよう!
僕の幽体が本体に戻るイメージ……
第三の目の辺りにそのイメージを描いて、気持ちをそこに集中させて、僕には出来るって事を強く信じるんだ!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます