第22話 どこぞで待ち伏せしてる死神さんへ。

夢は枯野を駆け巡る。


今冬は木枯らし無し。 

牡丹雪は何度か短い舞踏練習を見せてくれたが、後は大半が出来損ないの細雪。

舗道は乾き切る前に濡れ、まだら模様の水溜りを咲かせている。

足元を濡らせたくないとの

日常的な危険にとらわれて。。。

除夜の鐘まで

日々諸行無常を思い至りを

忘れて。。。

乾き切った枯葉を吹き舞い上げ、

夏の夢の終焉を再認識させてくれる

寒乾の季節は来なかった。


本来なら死出を取り込み、

世間が喧伝する妄想を抹殺し

「冬」死の季節の真只中に

直立せねばなのに!!!


トリビアな小話群に埋もれる日々。


望みは

凍りついた葦の原を吹き超えて

日々、悔悔三昧。

朝に悔悟、夕に悔悟。


此の出演してる幕物は

「茶番茶番」。

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