第9話 光へ思う
例え光が
この世界から消えようとも
冷たく暗い夜空が何日も続き
きっと闇が世界を支配するだろう時も
それでも見失わない
一筋の光が私を照らしていてくれる限り
時には迷い
時には躓いて
倒れた体が立つことをすら拒否しても
両手をついて体を持ち上げる
貴女が光を投げかけていてくれる限り
傷ついた体を引き摺りながらでも
その光を頼りに
私は立ち上がり
小さな一歩であっても
前へ足を出す
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