前のエピソード――第3話友達の彼女

昼御飯を食べ終わり、ボーリング場へ来た俺たちはボーリングの会計を済ませて早速始めた。最初の方は皆久しぶりということもありストライクやスペアは少なかったがウォーミングアップが終わったようで凛、五反田、小林はスペアやストライクを量産していた。1ゲーム目が終わってみると

五反田190

小林175

凛166

秋元121

俺113

雄二92

となった。意外なことに雄二はフォームは綺麗なのだが何故か下手だった。そして小林と秋元がうまいことにも驚いた。2ゲーム目は3組に分かれて一人一投ずつで交代していくというルールでチーム戦をすることにした。罰ゲームは最後に皆で取るプリクラのお金を出すことにした。組み合わせは

五反田、雄二ペア

俺、凛ペア

小林、秋元ペア

でやることになった。ずば抜けて上手い五反田だったが、雄二が足を引っ張りストライクを取ることはほとんどなかったが、五反田がスペアをほとんど取っていた。俺たちと秋元ペアはスペアの数は五反田ペアには敵わなかったがその分ストライクを少し取ることが出来、最後まで分からない良い勝負が出来た。結果は

五反田、雄二ペア162

俺、凛ペア163

小林、秋元ペア171

となった。最後雄二が外野のヤジとプレッシャーに負けることなく、もう一本倒していたら負けていた。時間が16時になっていたのでボーリングをやめ、プリクラを撮って帰ることにした。

「紗羅ごめんな、最後もう一本倒せてたら俺たち勝てたのにな～」

「別に良いわよ。負けたのは悔しいけど皆で楽しく出来たから良かったわ。」

「でも根戸君とペアであれだけスコア出せる紗羅さんは凄いですね。」

等とボーリングの感想などを話しながらプリクラへ向かった。プリクラでは撮った写真に女性陣が色々と落書きをしていて特に俺と雄二の顔に落書きをされた。L◯NEグループに五反田を追加して、今日撮ったプリクラの写真をグループに載せて、解散をした。その日の夜、グループでは今日のことについてや残りの休日の予定について話し合い、途中で凛が疲れてしまい寝てしまったが夜遅くまで盛り上がった。