【恋の短文シリーズ】イオリとシオリ〜性癖が酷すぎて人生どうでも良くなった男と前世サキュバス認定されてから公序良俗絶対厳守女の二人が幼馴染で恋人だった場合
岡瀬のプ◯レール\勝手に話が進む、岡瀬と言う名字で犯せなんて間違えられた事は一度も無い。
岡瀬のプ◯レール\勝手に話が進む、岡瀬と言う名字で犯せなんて間違えられた事は一度も無い。
僕、
学校では、クラスの皆がやれスポーツだ、やれデートだと楽しそうにしているが、僕はゲーム、特にカードゲームが好きな一般人だ。
昼休み、携帯ゲーム機を取り出す。
友達も仲の良いオタク友達が3人ほど。
特に会話も少なく溜まってパン食べながらそれぞれゲームやったりしてるだけ。
「さぁて、今日も城◯内を百回倒すか…」
「お前、カードゲーム好きじゃねぇだろ…」
友人のツッコミを無視しながら、今日も昼休みは古いゲーム機のカードゲームを起動して、日課の城之◯を百回倒してドラゴンのカードを手に入れるだけの、何も意味のない作業を繰り返す。
「おーい岡瀬ー!何か長谷川先輩がよんでるぞ〜」
え?何で?何で僕を?
長谷川先輩といえば同じ中学だから知ってる…バスケで有名な目茶苦茶モテる、格好いいで評判のまさに陽キャ丸出しの先輩…だった。
何故過去形かというと、同じ高校に入ったら既に挫折してグレていたからだ。
後輩からは『リアル三井』と言われているが、それでも女子からは人気の先輩だ。
「僕に用事?嘘でしょ?何で?ぼく、◯之内を百回…」
「良いから、そんなの後で。それより何か名前叫んでたから早く行ったほうが良いよ。昇降口の方から呼んでたけど…」
先輩から呼び出し…はぁ…嫌だなぁ。
僕は中学の時、ソフトテニスで万年補欠、応援ぐらいしかしていなかったせいか、声出しとヘラヘラする能力だけを手に入れていた。
「大丈夫だよ、長谷川先輩は相良姉妹以外には基本優しいから。つか、あの姉妹…特に妹がヤバいだけだから」
そう、相良カオリだっけ?同学年の究極の馬鹿しか行かない学校に送還された近隣でも有名なヤバい奴。
中学の時、少しでもヤンキーっぽい振る舞いをすると、男でも女でも速攻で骨を折りに来るキ◯ガイ女。
『やったるでしかし』とか鳴きながら、人間との距離感が測れない猿だったのは覚えている。
確か長谷川先輩が廊下で地面に叩きつけて顔面殴って黙らせたんだよなぁ…まぁそれも大分どうかしてるけど…
昇降口に着くと家庭科室が半開きになっていた。
中から女の人の悲鳴がする…怖えぇ…でも呼ばれてるし…
僕は少しだけ中を覗いた…何か女の子倒れてる…
長谷川先輩…なんか…全裸なんだけど…
…めっちゃ怖いけどなるべく陽気に声を出す。
ソフトテニス時代に培った唯一の技だ。
「すいませーん!イオリ先輩が呼んでるって聞いたんすけど…岡瀬ですー!って、うお!?」
陽気に声かけをしたが、ギギギって感じで凄まじい瘴気を放つ長谷川先輩…
「オッ!オッ!おっ!オカ!?はかあぁ!?」
な、なんすか?墓?日本語でお願いします。
「オタアアアアスケエエエエエエッッッ!!」
今度は下着姿、貞子みたいに黒髪を片目が隠れ、もう片方の目が涙目になり這いずる様に奇声をあげこちらに向かってくる女…何ここ…魔界?
そして俺の腰にすがりつき、過呼吸気味で何か言ってる…多分助けてって言ってる…
「うおぉあ!?だ、大丈夫っすか!?」
俺が突っ込んできた黒髪の女性に声かけしていると長谷川先輩がこちらを向いた。
そして膝を付き、正座をした…何を?
「これ以上無様な姿をシオリに見せられない…俺の…負けだ…煮るなり焼くなりしろ…」
「え?俺に聞かれても…分からないっすけど…ハハハ」
笑うしか無い…だってめっちゃ怖いもん…何言ってるかわからないし…
てかバスケやめてガリガリになったって嘘じゃん…目茶苦茶筋肉あるじゃん…全裸だし…
「そう…か…全て…お前の手のひら…か…一体…いつから……」
何言ってるのか全然分からないけど…こういう時は質問するしか無い…
「ハハハ、それはともかく何でそんな筋肉あるんスカ?」
凄い悔しそうな顔で睨んでくる長谷川先輩…僕なんかしたっすか!?
「お前の知っての通り…もし殺人犯にあったら勝てる様に…と言う…情けない妄想の産物だ…結局…」
いや、知らないし…雰囲気がヤバい…とにかく消えよう…怖い…
倒れていた女の子が1人動いた…アレは…相良シオリ先輩か?カッパの化け物みたいになってるけど…
「イ、イオ…お願い…もっと…もっと…おかせぇ…おねが…♥」
確かイオリ先輩の彼女…だよな?何だかサキュバス認定とか言う意味不明なレッテル貼られてる…まぁ犯せとか言ってるし…
そしてもう一人…
「流石や…ワイが手も足もでんかったで…骨だけに…流石、骨や…挿れられただけで視界が回ってぶっ飛んだで…しかし…」
うわ、相良カオリじゃん…僕らの年代で一番凶悪で、悲しい程馬鹿の同級生…
満身創痍な感じで2人が勝手な事をペラペラ話している…俺はどうすれば?いや、知らんし…
「フフフ…んー…じゃあもうしを、しん、知ら…行って良いっすか?」
噛みまくったし『知らんし』って言いそうになったけど言わなくて正解だった、とにかく僕の意思は伝えたぞ…後退りしようとしたが黒髪の女の子がブルブル震えて離さない…動けない…痛えっ!?
女の子の腕に力が入ったけど大型犬みたいに力が強くて骨折れそう!
「っ!?おわ!?」
「!?うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!うごけええええええ!!!シオリイイイイイイ!!!」
「ヒィィッ゙」ギューッ「んっ♥んんあッ!?♥♥」
ヒィィ!?何だよ!?急に大声を出す長谷川先輩にちょっと漏らしたし…ついつい女の子に抱きついちゃったし!?女の子は変な声出すし!?
「本命以外はアァァァ皆殺しかアアア!?させん!させんぞ岡瀬ぇ!!」
ガシャーン!
相良カオリが叫ぶ。
「待ったらんかいボケェーっ!骨っこ食べさせーや!」
知らん小さい女が追いながら逃げる。
「今がチャンス!知らねーけどお前ら皆今すぐ地獄に落ちろ!」
皆殺しって何?長谷川先輩が全裸で相良先輩を肩に担ぎ窓から飛び出した…全裸だけど…その後を追って相良カオリと知らない女の子が飛び出し消えた…
とにかく終わったのかな?一体なに…
「岡瀬、これは一体どういう事かな」
後ろに教師がいた…どういう事かなんて俺が一番知りたいんですが?
「こ、このひとは私達を欲獣奴隷から守ってくれたんですっ!」
急に震えてた女の子が声を絞り出した…その目は♥が見える程の熱視線で僕を見ていた…僕と教師は絶句した…欲獣奴隷?意味がわからないからだ。
「岡瀬、そうなのか?」「分かりません」
俺は正直に言った。教師もそうなのか?じゃないよ、絶対に分かってないだろ。
そうですって言ったらなんて答えるのか…
「獣欲、岡瀬君が制したぜよ♥おまん、漢ぜよ♥」
とうとう日本語すらよくわからなくなった女の子…
とりあえず下着姿が不味いので制服の上を着せる。
すると目を見開いて急に口吻をしてきた!?
…が、すごい勢いで自分の前歯を僕の前歯に押し当てる!強過ぎて前歯が凹む!欠ける!?
舌を出して阻止しようとすると絡み合った舌…ベロチューか、コレ…訝しげな先生…見てないで何とかしろよ…見ただろ?僕が不可抗力なの…
そんな事を思いながらベロチューしてたら、女の子が「ンン♥ンァッ゙♥ンァアㇵ!?♥」みたいなうめき声の後、痙攣して失神した…
「岡瀬…どうするんだ…」
「どうもしません…とりあえず保健室行きましょうか?」
「そうだな」
保健室に着いたサクラさんだが既に回復していた様で「また来るぜよ♥」と、なんのキャラ作りか全く分からない口調で去っていった。
現実逃避をした教師と僕…それと
いちいち長谷川先輩の事は説明しなかった…だって余計面倒くさい事になりそうだし…
そして後日、何やら僕は…ゲス校の2大モンスター、間…宮咲良さんが、彼女になったようだ…
「サクラで良いぜよ♥お弁当のおせちぜよ♥冷凍だから夕方には解凍されるぜよ♥」
「あぁ…はい…」
僕の人生かあの日から急展開した。
学校に行こうとするとお洒落な改造制服で登場するサクラさん。
ゲス校にとって指定の制服という概念は無い。
見た目は生きた日本人形のような清楚な雰囲気、黒髪のサクラさんが玄関で待ってる…学校が違うのに。
教室まで付いてくる…学校が違うのに…
休み時間事に来る…学校が違うのに…
昼休みもいる…学校が違うのに
下校の時も…学校が違うのに
ゲス校に登校や授業という概念は無い…らしい。
でも周りのオタ友達はちょっと怒ってる…
「そんな事で悩むなんてうらやましけしからん」
まぁ…そうかも知れないなぁ…でも、皆知らないだろ…サクラさんってうちの街にある一番大きいヤクザの組の娘なんだよ…
更に学校にはサクラさんが来るから、一緒に相良カオリとミーさんという人が来る。
何が恐ろしいって同学年って事だ。
ゲームや漫画か大好きなギャル…というかヤンキー達…僕らのグループと楽しく絡んでくる。
ただし授業中に…他校の生徒か…
それでも青春を謳歌していると思いたい。
そして長谷川先輩と相良先輩は…相変わらず性的な問題を起こしている。
原因は相良シオリ先輩と周りは言うが…僕は知っている。
本当にヤヴァイのは長谷川イオリ先輩ってこと。
多分、あの人達の頭は一生あんな感じなんだろう…それでも本人達が幸せならそれで良いのかなと、そう思った。
後から聞くと聞き間違いが沢山あった…これからはちゃんと意思表示をしようと思った。
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