受けのシオリ②「ディャディャデイャメメメ♥イッイッイッ♥」とは?

ちょちょちょ耳ドリルらめぇぇ♥


「ディャディャデイャメメメ♥イッイッイッ♥」


 身体も脳も言うことを効かなくなってきたので流石にヤバい、またサキュバス扱いされても敵わん!…というか最高の笑顔(クズの)をしているであろうイオリを見られたくない!

 陽キャのイオリに惚れる女はいつか別れるから問題ない…が、もしあの最高のゲス顔を見たうえでNTRを狙ってきたら?最悪だ…ライバルなんぞ居ないほうが良い。

 何とか隠そうと教卓の下に上半身を滑り込まそうと思ったら、イオリも同じ動きをした!♥

 以心伝心やんけ!♥


 ちなみにちょくちょく机とか教壇の下とか、私がイオリの顔を見せない為に何かの下に隠れるが、その際、私の下半身の動きを陽キャ共は「サキュバス足旗信号」とか言ってるらしい。

 高速で動かす手旗信号の動きと、私のBinBinの色んな角度に動く足ピンが同じだとよ…見せもんじゃねーゾオブぅッ♥


「ギクッ♥アッマラ♥リェンジョグ♥んブゥっ!?♥ヤギッア♥アリャマガッ♥オカジグッウぅ」


ガタタンッ!ガダっ!ガンっ!カカーンっ!


 顔を!首をベロベロ舐められた!?

 私は既に陥落していた。こういう時の為に月のモノ用パッドを毎日付け、色は暗めのストッキングを履いているが、多分全て決壊し、無様な事になっている。復興には日数を要するだろう…

 公序良俗…もう良いじゃん…イオリ…一緒に違反…しよう…消されてもいい…よな?(社会的にです)

 これ以上の事は無いと思った矢先に顔を押さえつけられ口の中を滅茶苦茶にされた♥しかも胸に圧をかけたり足の付根をゴリゴリ♥もう良いじゃん!♥退学しよう!♥今致そう!♥こ、ここ、私を殺せぇっ!♥


 と、思ったら走って逃げた!?…マジか…

 何か様子がおかしいから掴もうとしたが、後の祭り…再度胸をガッとされて力が入らず、レアモンスター・ゲスマン(タフマンの仲間)を逃した。

 まただ、また私は寸止めサキュバスだ…鬼畜♥


 私のサキュバス足旗信号はY字のままピーンぷるぷると浮き上がっていたが、ドサっと落ちてだらしなく『○(丸)』の形作りながら力の抜けた下半身になった。


 何か尻のあたりとかビチャビチャになっていたがそれどころじゃない。

 フラフラしながら自分の席に付く…


「ハヒッ♥フゥフゥ♥クッウゥッ♥ンフッ♥」

 

 限界だ…色々と…本当に寸止めサキュバスはやめてほしい…イロイロと…頭や抱えたり顔を手で覆ってないと狂ってしまう…手が胸部やスカート近くに…駄目…自由にさせてはいけない…落ち着け…首から上を捏ねくり回し、早退発電も検討していると、急にイオリが話しかけて来た…

 

「済まなかった…教室で…今夜話があるから来てくれ…ワガママばかり言ってる…ゴメンな…」


「ハァッハァッ♥ハァッ♥ヨリュ?♥ワカッラ♥アグッ♥フーフー♥」


 ちょっと話しただけで狂う♥夜とか単語やめてくれ!♥ヒントやめれ♥もう無理ッ!♥


 良し!帰ろうっ!私は帰って早退発電をする事にした!教壇濡れてるとか知らねーし!陽キャ共が拭けし!でもガタガタ言われるのも嫌だから体調不良のフリして帰った…そして家で大爆発してたら、友達が遊びに来ているらしい妹に怒られた。


「ウチのお姉、牛とか豚とか死ぬ動画見るの好きだから(汗)頭おかしいから!煩いから外行こうよ!?ね!」


 コイツ、私を何だと思ってんだよ…


 そして夜言ったらいきなり別れるとか言い出す始末。しかも理由が駄目、不幸、俺はお前でお前は俺でって何の事かさっぱりポン?

 まぁ私は大賢者モード、話を聞いて癒やしてあげよう♥

 多分、意味不明な理由だからひたすらゴネ続けるだけだろうけど…


つづく

 

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