真の最強へ

4時に目覚める4人全員だ

5時になり監督扉を開ける

「起きてるな」

4人同時に

「起きてます、着替えも終わってます」

「そんなに掃除が好きか?」

「いえ、昨日みんなで話し合って」

「そうか、廊下に出ろ」

廊下に出ると誰もいない、5時は起床時間だしそりゃいないだろう。

少しして人が出て来るそして点呼が始まり終わる。

「最下位の諸君チームを抜ければ掃除は免除にする。

チームを抜ける奴は?」

3人が手をあげる

「掃除なんて勘弁だ」

「他には…

いないな」

こうなるに決まってる…

手を上げる3人だ

「どうした、貴様らは1位のはずだが」

「我々3人はまだ紙に報酬を書いていません」

「それがどうした」

「報酬に最下位のチームにいれてください」

「いいのか?」

「はい」

「わかった」


トイレ

親友のヘンスが言う

「嘲笑いに来たのか?」

「いや、」

「じゃあ何しに」

「君たちを助けるために

俺の名前はクエロ.ピリス」

「俺はアバート.オッペンハデー」

「そしてこの俺ゼポタス.カタロースク」

「俺はこいつらのリーダー、ネマロス.アルロ」

ヘンスが苦笑いし

「ネマロスお前の名は昨日訓練時に聞いたろ

いやお昼時だっけ」

「てかなんで勝手にリーダーになってるんだ?」

ネマロスが言った

神器もちのアネシスが

「掃除しろ早く、急いでイールズを強化しなきゃ」

「了解」


とある研究室

四角形の2階建て真っ白な部屋に一階にはひし形上に並べられている機械その中央には人一人入ることが出来るガラスケースが二つあり管が通っている。

1つのガラスケースには光輝く玉が入っていた。

それを見つめている男が一人いた

「完成は近い最強の兵士が誕生する」

青い液体を見つめる

その男は長い髪を1つの束にしていた、墓から取り出した魂を発電装置に繋げると別の男が入ってきたその男は白衣を着、丸いメガネをかけていた。

白衣の男は薄気味悪い笑みを浮かべ呟く

「この光る玉は素晴らしいこの世じゃ考えられないほどのエネルギーをもつ。

これさえあれば最強の兵器を作れる」

「いやスゴイのはそれだけではない、その魂のエネルギーを使い神器との合成を行う」

「神器との合成?」

「ああ、そうこの魂から発せられるエネルギーを使えば魂と合成ができる」

「これは神器ですよ?」

「君は神を信じるか?」

「いえ神は信じません」

「そうか私は信じるぞ

理由は簡単だクルパーニから取ってきた魂を

更にクルパーニにはクンパール神話と言うお話がある

この魂はその神話に出てくる産物だ。

魂の創造主が作った物だ」

「な、なるほど」

掃除をする

筋トレその繰り返しだ15日間連続でやっている。

残り15日頑張ってやるしか。

運動場で寝そべる休憩だ

そんな事をしていたら一人の男が近寄ってくる

「やぁどうやら、協力しているようだね

良かったよ」

「ユダズ博士?」

ヘンスが笑顔で言った

「貴方がイールズを推薦した男ですか?」

「ああそうとも」

「なぜイールズを?」

「君たちの部屋に行こうチームを読んでくれ、遅かれ早かれ知ることになる、なぜ彼を推薦したか」


「いいか、まず最初は信じないだろう

我々が研究しているのは魂だ

その魂は力を持っている、その力のほんの一欠片それがこれだ」

ガラスケースの中が光っているその光は青く中には何もなかった、不思議に思い聞いてみる

「中には何もないようですけど」

「この光事態がエネルギーとなるんだ。

そのエネルギーは電気的な物だが魂を合成させる」

アネシスがバカにしたような言い方で

「魂?ハートのこと?それで彼を強くしようと?」

「気持ちではない、科学的なエネルギーだ。

そのエネルギーを彼の体の中に入れ、魂を強化する彼のな」

ヘンスが少し怒っているようだった

「イールズに危険はあるのか?

安全も保証できないのに殺す気ではないよな?」

「今は危険だ」

「だったら…」

「だが和国からとある発明家を呼んできた

その発明家がいれば安全は確保される」

「本当だろうな?」

「信じてくれ」

「ん…、まぁいい」

「ありがとう、実験の日だが今から15日後だ」

嘘だろ15日後?

「今何て言いました」

「15日後」

硬化の能力を持つクラエルが言った

「じゃあ15日間やってたトレーニングは無駄か?」

「いやいや無駄ではない、ある程度の耐久は必要だ」

「そのためにイールズをここの軍に?」

「ああそうだ、彼を鍛えるためにここの軍に入れた

もし彼が強い体を持っていたら30日間、特別な部屋で休ませているさ」

「なるほど」

とクラエルが納得している様子で言った。

「そう言えばなぜ君たちは彼の手伝いを?」

「イールズは俺の親友です。

だから見捨てると言う選択肢がないんです。

まぁ心配なんですよ、こいつがw」

ヘンスが真面目な表情で言っていた

次にアネシスが口を開けた

「俺はまぁちゃんとした理由は、ありません。

ただ彼が気に入ったんです、彼の根性に。それで強くしたいと思った」

クラエルがアネシスに続き

「俺は最初、イールズの事好きじゃなかった

最下位になったから。でもあの日こいつが頼んできたろ、俺にはできないことがあるだから手伝って。

頼られた嬉しかったんだ、好かんやつだけど手をさしのべてあげなきゃと思って。」

「今は?」

「今は変わったよお前が頑張ってる姿見てカッコいいって思ってる、友達だと思ってる」

「ありがとう」

ネマロスが

「俺は裏切りが嫌いなんだ、だから彼を強くする道を選んだもちろん友して」

そして残りの3人の内1人を代表してアバートが言った

「俺らは話し会った、理由は簡単だ1位になったけどチームの連中が最悪で君らを笑うんだそれが嫌になってどうするか話した結果君たちのチームに入ってあいつらを見返してやろうって思った。

もちろん今は最高の友だと思ってる。こんな感じかな」

「みんなありがとう、嬉しいよ。

俺残り15日だけど頑張るよ、少しでも実験に耐えられるよう。そしてみんなに恩を返すよ」

「だな。」

「良かったよ君たちで。

年寄りはもう寝るよ、おやすみ」

「おやすみなさい」

博士は扉を開け廊下に出た

「なぁ結構いい奴だったな」

「だな」


とある部屋

魂の光が暗闇を照らす

「兵器は」

長髪の男が白衣を着た男に聞いている

「完成しました。これがあれば奴らを地獄に落とせる」

「良かったよ完成して、そう言えば神器の実験の被験者は?」

「それでしたら捕虜から」

「いや能力者だ、無能力者から選ばねばならん」

「でしたら捕虜から」

「そうではない、神器には魂があるが物体でもある

物体の合成ならば精神力の強さが求められるそして体の強さもだ。あの中にはいない」

「でしたら1か月と15日後に新兵が来ますそいつらを捕虜に」

「そうだな、それに新兵器も試せる」


14日後

相手の顔を目掛けて拳を降る回避されるが肘を使いもう一度顔に。

相手は少しよろめく、その隙に袖を持ち

もう一方の手で胸ぐらを掴む

180度回転し袖を肩に回す

腰を使い相手を持ち上げ投げる背負い投げをする。

相手は起き上がり

「良くやったイールズ、最初のヘナヘナ人間とは違うな」

「でもクラエル、君は一度も使ってない硬化

それに反撃もされない」

「反撃したらいじめになるし

硬化使ったら骨くだけるぞ」

「僕はまだまだってことか」

「筋力がな、でも安心しろ明日生き残ったら最強だ」

「だな」

「今日は終わりにしよう」

「わかった寮に戻ろう」


廊下

「ただいま」

2人で言う

「おか、え、り」

目の前には監督がいた

「ああ、おかえり

どこ行ってた?」

クラエルが答える自信を胸にたっぷりともち

「連れウンです」

「は?」

「え?」

「なんと言った」

「ですから連れ…」

「なぜ二人で行った?

この前はヘンスといき

さらに前はアネシス

次にクラエル、ネマロス、クエロ、アバート、ゼポタス。

ふざけてるのか?」

「3人で行けば良かったんですか」

「…」

「….今から言うことは全て真実です

我々には秘密がある。

そうそれはイールズは….

便秘なんです…重度の薬を使っても」

3人とも泣くふりをする、顔を隠ながらでもきっと苦笑いをしてるだろう

「本当の事を言えでないと鼻を折る」

クラエルが眉を潜め

「痛そ」

皆次口を開いても冗談しか言わないと思い

「えっとですね、ここ1ヶ月実はみんなに鍛えてもらったんです。」

「なぜ」

「私が弱いからです」

「己の弱さを恥、磨いていた?」

「そうです」

監督はしばらく考えたあと何か納得した表情でも不満を持ちながら

「わかった。でも鍛えるなら私も手伝ったのに」

部屋から出ていった

クラエルが苦笑いをし

「ねぇ監督って俺の事好きだったりする」

アネシスが爆笑する高らかに笑い2段ベッドから落ちる「監督は優しいだけだ、お前なんてw」

「あるかも知れない」

ヘンスも笑いながら言った

「どんな可能性だ?」

「ちょっと俺、残り1ヶ月アピールする」

監督は確かに優しいが口説くのは無理そうだでも彼は頑張るらしいだから応援しなくちゃな

「頑張ってね」

布団に入り眠ってしまう。

だが突然目が覚める不思議だなぜか眠れない

目を閉じても眠れない

体を起こし自分に訴える大丈夫だ安全だと

窓が開くそして人が入ってきた

「誰だ!」

そこには少女が立っていた路地裏で助けてくれた子だ。「君はどうして…」

その子供は160cm位で幼い顔立ちに薄黄緑色の髪に男性用のスーツを身に付けていた。

「外に行こ」

「ちょっと待って君は一体」

「説明はあと」

「みんな起きてくれ」

「無理だよ私が起きないようにしたから」

「なぜ」

「お話がしたいから」

色々考えるがいい案は浮かばない恐らく彼女の力で上官立ちもみな起きることはないここは

「話を聞く外に出よう」

外に出ると虫の音がなり風が吹き心地よい

そんな事を思っている場合じゃない目的を知らなきゃ

「目的は何だ、ヒルか?」

「ヒルではないどちらかと言えば両方の敵?」

「両方の敵まさか戦争終わりに襲撃を?」

「私は国の軍でもない」

「じゃあなんだ」

「なんだろう難しい?」

「まぁいい僕の敵か味方か?」

「貴方の味方ではある、警戒しないでくれる?」

「ここの軍の人でもない、ヒルでも国の物でもない。

そんな怪しい奴を信用しろと?」

「それは確かに難しい、どうしたら信用するの」

「君の事を教えくれ」

「わかった、私はアンス.ダバス。

15世紀に戦士をやっていた」

「永年期か?」

「私は永年期ではない」

「じゃあなんだ?」

「私は罪を犯し、焼かれたでも力により二度目の人生を与えられた」

「能力か?」

「違う、この盾」

と言うと腕に真っ直ぐ光がさし回転するそこから盾が現れる。

「神器?」

「そう神器、全てから守る」

「全てからそれと二度目の人生に関わりが」

「焼かれることに恐怖し死にたくないと思った、死から盾が守ったの」

「つまり死を回避した?」

「そう、でもその炎は私を焼いた」

「なぜ?死から守るんじゃ?」

「私は死を恐れた炎は怖れなかったのだから炎から身を守れなかった」

「盾は自由に使えないのか」

「その時は盾を押さえられていた、仲間に神器で」

「それで神器を自由に扱う事はできなかった?」

「そう、神器は別の神器に押さえられ機能を失った

死から守ってくれたのは偶然神器の能力が反応しただけ」

「なるほど、それで燃やされたあとは」

「土に埋められた」

「どのくらい」

「400年」

「そんなに?」

「そうだよ、400年間土の中、体が再生したのそれで燃える前の見た目になった」

「自然治癒?」

「盾のおかげ、苦痛から守るために傷を修復した」

「それで今の目的は?」

「貴方は信じないと思う」

「言ってくれ、要件しだいでは信じる」

「貴方の軍とヒルの」

少女は倒れてしまう膝をつき頭を押さえる

「どうした」

「頭が痛い、記憶が..記憶が..流れてくる..苦しい辛い」

「どうすれば」

「そのま..ま、私は戻る」

姿を消してしまう恐らく僕が彼女の姿をみると言う事から守ったのだろう意味わからないが。

寮に戻る


次の日

朝目覚めみんなが目覚める。

各々の朝を過ごす

そんな事をしていると

扉が開き男が入ってくるその男は白衣を着、年老いていた、そう診査室の男ユダズ.マダーキ

「イールズ外に来なさい」

「え?もうですか早いですね」

「いつでも良いんだ」

外に出ると一般車が止まっていた

「乗るぞ」

「わかりました」

車に乗る4人乗りのようだ

車は出発しその景色を変える

「町に戻っているのか?」

「ああそうだ、君の町に向かっている」

気づいたらもう夕方で町に着いていた

車体から見える景色にはコーヒーショップがそれも行きつけ。

「ここって」

「ああ知ってるのか」

「行きつけです」

「そうか、別にここでコーヒーを飲むために来たわけではないぞ」

車から出るそしてコーヒーショップにはいる

ユダズが口を開け注文をする

「ブルーマウンテン1つ豆を多くしてくれ、それとシュークリームを4つ」

注文をしているコーヒーを飲みに来たわけではないはずでは?

「裏の席にお座りください」

「ありがとう」

机に向かうそこの席は他のお客が見えず周りには机がない?

考えているとユダズ博士が関係者意外立ち入り禁止の部屋に入っていく

「博士そこは」

「いいからこい」

そう言われたので向かうことにする。

奥に進むそこには店内の人と同じ服を着ている人達が調理場で動き回っている。

そして更に奥に進み大きな金庫の前に立つ

「ここのコーヒーショップかなり稼いでるんですね」

「まぁ稼いでるな、中はここの店より広い」

「すごい金庫だ」

博士が番号が書いてある四角いボタンを押している、そしてダイヤルをいじっている。そのあとに黒い画面に指を押し当てている。

金庫が開き中に入ると真っ白な床、壁が見え奥に繋がっている。

通路を進むといくつもの分岐が見え扉が見える人が何人も出入りしているようだ。

通路を抜け広い空間に出る。奥の壁がガラス張りでそこから見える景色は下に続いていて、階段から降りられるようだ。

下にはひし形上に並べられている機械が見えその中心にはガラスケースがあり、その1つには光輝く玉が浮いていた。

「あの玉は?」

「魂だ」

「魂?」

「ああ、あの魂は特別なものでね」

「特別?」

「そうだ、この魂は確か政府の人間がくれたものでね

まぁこれで良い兵器を作れと言われただけだが」

「ヒルを倒すためなら手段は選んでられないか」

「そうだな」

「君が実験を浮ける子?」

後ろから声がし、振り向くと見た目は同年代くらいだ。

「君は?ああ、あとそうです実験を受けます」

「君が実験を受けるのか、よろしく頼むよ。

僕の名前は蒲公英(ふくえい)仲春(なかはる)」

「よろしくお願いします。

仲春博士?」

「博士ではないがそれでいい、いいか実験について説明する」

「実験については聞いています」

「そうかじゃあ、あの中に入れ」

「え?」

「ああ、そう言う。

実験の手順を説明しようか?」

「お願いします」

「いいかまず君はあの中に入る。そしてこの綺麗なガラスケースが電源となりその電流を流す、

そしてあの魂を君と結合させる」

「なるほど、ところであの魂は?」

「この魂は死体から抽出した」

「死体?どう言うことだ?」

「勘違いしないでくれ、それをやったのはユダズだ。

僕はただ機械を設計しただけ」

「ユダズ博士!」

「いや違う、私は友人の死を多く見てきた、

時には死ぬ瞬間を目にしてきた。

その度に言われた、手紙でもね。

お前の力で俺たち死骸を役立てる方法を考えてくれと

ある日政府からあのエネルギーを渡され、たまたま発見した魂ね。そして分裂させた。

だから安心してくれ殺して集めたものではない。

彼らの力、意識だ」

「だとさ、あと魂の研究を手伝ったのも僕だからね」

「ああ、わかっている。

ユダズ博士の事も信じます。

実験を開始しましょう。」

ふと上視線が向くそこには鉄骨に座る少女が見える。

「!」

瞬きをした瞬間姿が見えなくなる、幽霊のようだ

仲春(なかはる)が冗談混じりに言う

「幽霊でもみたか?」


ガラスケースの中だ液体の中でも息ができるように酸素マスクが付けられた入れられた。

今液体に浮いているが、そろそろだ。

仲春博士がレバーを倒していくとだんだん体が痺れてくる。

レバーを倒し終わると激痛が走る。い、息が…

「実験は中止だ」

「ユダズ博士!彼の意思を無駄にするな」

「だが」

「5.4.3.2.1」

ガラスケースの中が強く光、ガラスケースが突然割れ

周りの人が浮き飛び機械は火花をあげ壊れてしまう。

ユダズと仲春(なかはる)が近寄る。割れたガラスケースからゆっくりと歩いて出てくる。

「イールズ大丈夫か?」

仲春(なかはる)が心配そうに言うが返事が帰ってこない。歩いてくる人の元向かうとイールズがそこにはいた。だがガラスケースから出たとたんにその場で止まってしまう。

後ろに倒れ頭を強く打つ

「医療班を呼べ急げ、イールズ聞こえるかイールズ!」















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