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「でもさ、きらりちゃん。どんなに似ていたとしても私はきらりちゃんのお姉ちゃんじゃないよ」
と三つ葉は言った。
きらりは無言。
「きっと誰もきらりちゃんのお姉ちゃんの代わりにはなれない。きらりちゃんのお姉ちゃんは世界にただ一人だけしかいない。それは生きていたとしても、死んでしまったとしても変わらないんじゃないかな」
三つ葉はそう言ってからアイスコーヒーを一口飲んだ。
「私、お姉ちゃんのこと、大好きだったんです」
ときらりは言った。
「わかるよ。きらりちゃんは嘘を言っていない。きらりちゃんは本当にお姉ちゃんのことが大好きだったんだって、私にはわかる」
と三つ葉は言った。
「お姉ちゃんとは少しだけ年が離れていて、私はいつもお姉ちゃんにいじめられていて、よく喧嘩をして、泣かされてばかりいました。私はいつもお姉ちゃんのことなんか大嫌い。死んじゃえ。とかよく言ってました。お父さんとお母さんはきっと私たち二人の姉妹が仲の悪い姉妹だって、思っていたんだと思います」
きらりはいう。
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