はじめまして～宿理漣緒と申します。最近ちょこちょこお邪魔しておりました。
フォローしてから読みに来るまでものすんごく時間がかかってしまったのですが（忙しかったとはいえすみません……）最後まで読ませていただきました。

心情描写も情景描写も丁寧かつシンプルでとても読みやすかったですし、登場人物の一人一人に心を寄せて読み進めておりました。
特に第二話の終盤あたりは純度の高い切なさで満たされていて、ぐっとくると同時に信乃はここからどうなってしまうんだろうと一抹の不安を抱いてました……そうしたら第三話からの急展開！！ここ、挿話がすごく効いてるな～と思うんです！！陽生が郁李に向ける眼差し、それを受けている郁李の心情を思うと、もしかしてそういうことになっちゃったのかな……ってなんとなく察することができるところが！
陽生と再びの別れ、そして信乃の出した答え。変化と成長を感じられてすごくいいなと思った場面でした。
結びもなんだか二人らしさというか、信乃の真面目さが出ていて素敵だなと思います。お父さんの分までいってらっしゃい！ですね。

（応援コメント第一号なので、これから読みに来られる方がうっかり見てもネタバレにならないように……と気を遣って書いていたら、なんだか味気ない感想になってしまったような。本当はもうちょっと色々と語りたいのですよ……紗絢とか信音とか！あと要所要所いい仕事する瀬名さんのこととか！丹生もいいですよね～！
それとそれと！時計草がモチーフになってたと思うんですが、ちょっと珍しいなと思ったんですよね。確かに凄くエネルギッシュで綺麗な花なんですけど、知る人ぞ知る植物な印象が）

と、お饅頭屋のおかみさんのように立て板に水できりがないのですが（因みにおかみさんを見ていた時に魔女の宅〇便のパン屋のおかみさんを思い出してました。ちょっと似てるな～と）

とにかく素敵な作品でした！！ありがとうございました！！