後編☆ わたしは、やっぱり書くこと好きだと。それで良い~いまの私は。
私は。いち高校生と私自身を表現するのは、嫌いです。ほんとうに、自分が高校生なのかわかりません。少子化、高齢化、大人はいくらでも叫びます。高校生という期間は、たった数年。
その短い瞬間を、どうして高校生として生きることができましょう。
いま、私たち高校生は、18歳から選挙権を得ると教わっています。
いま、私は、高校生です。だから、カクヨム甲子園に出ています。
いま、いち高校生として、集団に埋もれていくのならば。間違いなく、私は、無関心なままの、高校生です。
そうです、私は、いまエッセイを書いている間、高校生です。
でも、「彼の自由に関する研究」は、ただただ助けを求める作品だと思いました。作者さんが、助けを求めているのではなく。
だれかに見捨てられて、見捨てられたと感じるのに、誰も助けてくれない、そういう、だれかのためにあるのかもしれないと、思います。
そう考えることも、関心を向ける、ということだと思います。読者のみなさま、ぜひ、色んな方の感想にも関心を向けてください。
物語のこたえはひとつではないし、たどり着く結論も、ひとつではないのです。
私は、関心を寄せるのは苦手です…それでも、自分の作品には、一番関心をもっています。
だから、このエッセイを書いています。書けば、きっと、私は、私の中の無関心さを、関心に替えていけるから。
だれかは、きっと自己満足だと言います。
私は、高校生です。それは、言い訳ではなくて、このエッセイは「高校生による推し作品への想いを語りたい」という、いましか、書けないから、こうして、自己紹介しています。
ネットの匿名性は好きです。私は、私のままで、ただ優しさを持って接すれば、優しさが返ってくる。
でも、それは、関心とは、ちょっと違うのかな、どうだろう……なんて、思い始めました。
いちばん、このエッセイで言いたいのは。
作品に関心をもってほしい。助けられないと、ただ横たわって、寝そべって、スマホの画面を眺めるより。
疲れたって、私はずっと読むものを探していました。皆さんにも、そういう存在はありませんか。
仲間が欲しいなら、まず自分に関心をもってほしいです。優しくなりたいなら、相手に関心をもってほしい。
私は、関心なんて、頭から抜け落ちて。ただ、書いたのに書いたのに……書いたのに、ただPVが増えていくことに耐えられなかった。誰かが読んでいるのならば、反応が欲しかった。反応が欲しいのに。面白かった、というひと言は満足できませんでした。
ひとりで、書いているとき。いつも。何かが足りないと感じていました。嬉しいのに、悲しくて。その理由も、わからなかったです。
私は、作品にだけ、関心をもっていたんだと思います。だから、私から何か、伝えられるのは、まず作品に関心をもって欲しい、とそれだけです。
誰の、作品か。面白いか、なんて。
考えてほしいのは、そこじゃあないのです。読者さんが、なんとなく、気になった作品を。ただ感情のままに、消費するだけなら、きっと関心があっても、作者さんには伝わらないのです。
好きなら、好きだと、叫べる自信も、根拠も。持てたなら、きっと。私だけじゃない。関心というものを、忘れていた人ですら、動かして、欠けているものを、取りもどしたいと感じるのです。
取りもどせ、とも、無関心になるな、とも、言いません。私は、素直な気持ちを、ばかにしないでほしい。
ただの、願いごとです。
私は、このエッセイを書けて良かったと、思えるようにします。私は、書くことだけは、後悔しないのです。ただ、アドバイスがいただければ、きっとまた書ける。そう信じて、これまで、活動してきました。
私は、嬉しいです。どなたかが、ここまでを読んでくださるのならば。
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