緊急発生お泊まり会
「ちょっ!これ見ろ!終電終わってんじゃん!」
「本当じゃん!帰れないよぉ〜」
「とりあえずこいつら起こすか」
俺たちは2人がかりで何とかジャムと桜を起こすことに成功した。
「私は家近いし1人で帰れるよぉ〜」
「寝ぼけてんじゃねぇか」
「私は夢のような女だからね。」
「確かに悪夢に出てきそうな女だ。」
俺は桜にそう言ってとりあえず問題は残りの3人だと少しホッとした。
「ジャムは?」
「私も家近いから大丈夫。くるみ泊まっていく?」
「マジ?ありがとう!!やっぱ持つべきは友だわー、」
そう言って3人は明日の学校に備え帰って行った。
「すいませーん、ゆずるせんぱーい、起きてくれますかー?」
「ん?あっごめんうち寝てたぁー?」
完全に酔いと眠気が回っていてキャラがおかしい。まぁ話せるのなら大丈夫だ。
「ゆずる先輩の家ってどこら辺ですか?」
「私〜?ここどこぉー?私の家東橋駅のちかくぅ⤴︎」
「四つ隣は無理だな。」
ジャムに泊めてもらおうとしたがスマホの電池が切れていた。俺は重大な判断の末俺の家に泊めることを決意した。
「俺の家でいいっすか?」
「んー?ん、、、、、、、?えっ!あれ?っここどこっ?影杉くん?何で?」
急に目が覚めたゆずる先輩は驚きのあまり地面に尻餅をついた。
「すごい急に起きますね。もう終電終わっちゃったんですよ。」
「帰れないじゃん。」
「だから俺の家で来ますか?」
「みんなは?」
「あなたを俺に押し付けて帰りました。」
「じゃあ、、、泊めてもらうかな?」
「分かりました。」
そう言って夜空の下2人で家まで帰った。
「ただいまー。」
「おかえりー。」
「家族いるのっ?!?!」
「そりゃいるでしょ。俺誰から生まれてきたんすか。」
「てっきり空から降ってきたのかと。」
その後は俺の部屋に案内し布団を敷きいた。
「ベッドか布団どっちがいいですか?」
「一緒に寝るっていう選択肢は」
「まだ酔ってるじゃないですか。」
「バレた?へへっ」
顔を赤らめて恥ずかしがるゆずる先輩はやはり膨大な攻撃力を持っていた。今夜は寝られないだろう。
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