新しい1日
朝起きてまず深呼吸する。それが俺の朝だ。今日は学校行って直でバイトか、昨日で割と慣れたのは良かったのかもしれない。
親が用意してくれた、目玉焼きとその熱を吸い取ったレタスを頬張る。そしていつも通り家を出る。と思ったがまたジャムだらけにされては面倒臭いと思い5分前に出た。
相変わらずアチィな。まだ夏休み開けの怠さは残り、面倒臭いと言う気持ちが身体中を駆け回る。
バッ……
昨日の今日で運が悪い、また同じところでぶつかった。目を瞑ったまま予想する。流石に5分ずらしたんだから流石にジャムおばさんじゃないだろう。考えられるのは2つ。
・新しいキャラ
・性別不明先輩
俺は目を開けると同時に叫んだ。
「性別不明先輩!!」
「何言ってるの?」
そこには少女漫画と張り合えるレベルの大きな目をした黒髪美女が立っていた。おいジャムじゃねーか。ハッピージャムジャムってか?何がだよ。
そして彼女視線の先にはもちろん、制服と濃厚なキッスをしている食パンの姿があった。
「おい!なんで!俺時間ずらしたのに!」
「こっちのセリフよ!」
「プッハハハハハ」
「ふはははは」
二人で笑い合う。空を見上げて笑い合う。倒れたまま笑い合う。声を重ねて笑い合う。2人で一緒に笑い合う。
「待て!!!!」
「何よ?」
「お前、また舐める気じゃないだろうな。」
「何言ってるのよ。ほら今日はジャムついてないでしょ」
びっくりした。今日は制服が赤くなかった。だが相変わらずパンの耳は見当たらなかった。その形はハートに見えた。
と言う一連の流れの後俺の1日は幕を上げた。後目安80文字だ。そうだな。何をしようか?8話目にして自己紹介をしようか。
俺は影杉 形、高校一年生、家族構成は父、母、俺、俺、俺、俺の3人だ。俺が五人、カテゴリーエラーだね。
自分で言うのもアレだが結構イケメンだと思う。たまに逆ナンされるぐらいにはモテる。ちなみに趣味はカボチャの種を大量に集めて小学校の給食にぶち込むことだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます