第2話 現実Ⅱ
現実との繋がりって意外と多くない。
特に切れない繋がりというものは本当に難しい。
例えば家族、、
捨てると言葉にしても未成年である私には難しい話だ。
家出をすればその後に生活の自由が効かなくなる可能性だってある。
つまり全部を捨てるためには、現実に私がいる以上は不可能に近いのだ。
そうだ、、だったら起きなきゃいいんだ。
言葉にした私はなんの難しさも感じなかった。
起きないってことは死ぬってこと?
違う
文字通り眠り続けるのだ。
昔から私には少し人とは違うものが見えた。
現実とそれ以外を繋いでいる何か、、
そいつはいつもこちら側を見ていて、私達のような見える人が干渉し過ぎないよう監視している。
そこに行けばしばらく眠ることが出来る。
人の体では耐えきれずに眠ってしまうのだ。
早速、私は見えないはずのその場所を目指した。
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