2#34 結局穴掘らせる
(規制された兄が妹をおしりペンペンするシーン)
◇◇◇
「はい。涼花は兄さんを催眠アプリを使って好き勝手にしようとした悪い子です。ごめんなさい。反省してます。もうこんなことはしません」
「よろしい」
「だからもっと撫でてください」
「…………頭でいい?」
「あー、兄さんに叩かれたお尻がヒリヒリして痛いですー」
「…………」
風呂から上がり服を着て、ラブホテルのベットの上で涼花はうつ伏せに寝ていた。
俺はそれに寄り添い涼花のお尻を優しく撫でていた。
「もう二度とこんなことするんじゃないぞ」
「……また、したらどうなりますか?」
「それはまぁ……お仕置するが……?」
「そうですか……わかりました!もう二度としません!」
やたらと元気がいい返事。これは何かあったらまたヤルな……お仕置のつもりで涼花にお尻叩きを行った訳だが、コレ本当にお仕置になったのか?途中からあからさまに涼花の様子が変わっていったんだよなぁ……。
「悪い子の涼花には兄さんからのお仕置……えへ、えへへへへへ……!」
やっぱりお仕置になってねぇなコレ。
とりあえず涼花の持っていた催眠アプリの方が削除したから、もう余っ程の変な事は出来ないとは思う。が、こういう時に何をしでかすかわからないのが涼花である。
しっかりと性根を叩き直して更生させた方がいいかもしれない。
となるとやはり涼花にも穴掘りさせるか。
「涼花」
「な、なんでしょうか兄さん……ま、またお仕置ですか……?そ、そんな……今したばかりなのに……兄さんのド畜生っ!鬼畜っ!人〇人っ!弱っている妹をさらに追い詰めるなんて!とんだド腐れ野郎です!あぁ、でも……悪い子の涼花はそんな鬼いちゃんに逆らう権利はありません……さぁ兄さん!キッついお仕置をお願いします!」
さも嬉しそうにお仕置をご所望する妹ちゃん。
いかん。涼花がちょっとダメな方向に流れ始めている。このままでは第2の麻沙美になってしまうかもしれない。やっぱり全部麻沙美が悪い。軌道修正せねば。
「涼花……これから行うお仕置はお尻叩きなんかと比べて肉体的にも精神的にも辛いお仕置になる」
「そ、そんな凄いお仕置をされてしまうのですか!?(嬉々)」
「だが涼花なら、これを耐えきって必ず更生してくれると俺は信じてるよ」
「はい……!私は兄さんのお仕置に耐えきって必ず良い子になります!というわけで兄さん。お仕置お仕置早く早く」
期待の籠った眼差しで俺を見てくる涼花。涼花の目には期待と期待と期待しかない。お仕置って言ってるのにそれはイカンぞ涼花よ。
「よし。それじゃ行くか!」
「行く……?ここから移動するんですか?」
「おう!砂浜行くぞ!」
「砂、浜……?」
困惑する涼花を引き連れてラブホテルを出た。沈み掛けの太陽。夕焼けで赤く染まる街を2人で歩いてお馴染みの自然公園を目指す。
このあとめちゃくちゃ穴掘りさせた。
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