04

 崖から落ちて死にそうになる私を助けてくれたり、泊りがけの勉強会をしてそれも丁寧に教えてくれるし、さらに同学年の女子からも庇おうとしてくれる。普通の人間がこうも沢山の物を与えてくれるだろうか。

 面倒事だから巻き込まないでほしい……だけど放り出してもその後がちょっと気にかかる。そんな考えの人が多数だと思う。

 そんな中、雫玖くんは私を受け止めて、滞在許可をくれた。

「雫玖くんって優しいよね」

 雫玖くんのお母さんが取材をしたという旅雑誌をめくりながら呟く私の言葉を聞いて、隣に居たこのりが瞬きをした。

「竜の子優しい?」

「うん」

「そう見える?」

「うん」

「そう」

 ……え、なに、その問いかけ。

 少し遠くを見る様な目で、ぽつりと言葉を返した彼に、心の中で焦る。汗がドッと流れ出てきたような気分がする。

 彼はそんな私に目をやり、そのまま顎に指を添えて考えるそぶりを見せた。かと思うと、彼は自身を指さして私を見る。「俺は?」と問われたようだ。

 小さな悪戯心が芽生えて首を傾げれば、頭をぐりぐりとされた。いたたたたっ!!

「痛かった……」

「俺の心だって痛かったんだぞ」

「ごめんって、このりも優しいよ」

 何だかんだ、今のぐりぐりだって手加減してくれたし。痛いのは痛いのだけれど。ぐりぐりされた頭の片側を、思わず手で擦る。少しでも痛みが和らぐようにと、半分おまじないの慰めだ。

 それに、わざわざ分霊を使ってまで私の傍に居てくれる。守ろうとしてくれる。これを優しいと言わずに何というのか。

 本心だ、というのを訴えるために真っ直ぐとこのりの目を見ていると、彼は少しだけジト目になってから顔を逸らした。

「……まあ、お前等は優しい人間なんだろうな」

「え、ありがとう」

「だからこそ、偶に不安になる。2人で共倒れになるんじゃないかと」

 話していると安心する。一緒に居ると頼もしい。一緒に居ると楽しい。

 だから、つい、忘れてしまう。

 彼が神様だという事を。

 分かっているつもりだったのだけれど。だけれど、本当に優しいから。

「……俺が怖いか?」

 突然の彼の言葉に、少しだけ驚いた。

「時々」

 私は正直に答えた。

「だと思ってた。そもそも、お前は他人と関わるのも苦手だしな」

「それも、あるかもだけど……。君だけじゃなくて、神様と言う括りが」

 このりやアオさんが。今は友達のように気さくに話しかけてくれたり、優しく包み込むように接してくれたり、勘違いしてしまうけれど、彼等は神様なのだ。時折見せる鋭さ、影、重み、それらを感じると、神様と言う存在が少しだけ怖いなと思ってしまった。

 ごめんなさい、と謝ると、彼は謝らないで良いと優しい笑みと声で言う。

「俺はお前からすれば神様なんだろうけれど、まだまだ弱い存在だし、きっと将来、お前を守り切ることがきっと出来なくなる」

「え?」

 心臓からそのまま指は上に、身体を沿って移動する。そしてそのまま首を撫でて、顎を人差し指で軽く上げさせられ、見下ろす彼と目が合う。

「だからその時までは、願われれば惜しまず力を貸そう。それは竜も同じだし、アイツは最期まで面倒は見るだろう。だが、雫玖は神の子ではあるが人間だ。お前と同じ人間だ。出来る事は限られていることを忘れるな」

「それで、共倒れ?」

「ああ、今のお前達は弱い。アイツだって、救ってくれたお前のためにと動いているが、互いにそれが当然だとは思うなよ」

 彼の指が離れると、自然と頭が下がる。神様の言葉は、とても深くて重い。

「だから、まずはお前に一つ試練を与えようかなと思ってる」

「へ?」

 このりは羽織の袂から何かを取り出した。何だろうと思いつつも受け取った。此方に差し出してきたものは、私のスマホだった。

 そういえば、この家に来てからスマホに全然触っていなかったな。画面をタップしてみれば、そこには、数多くの通知が届いていた。

 目を開き、思わずか細い悲鳴を零しながらスマホを放り投げた。とすん、と音を立ててスマホが画面を伏せるようにして落ちる。

 忘れていた。この家での優しい空間で暮らして、忘れていた。私は、自分の学年の女子に喧嘩を売ったのだ。数多くの人を、敵に回してしまった。

「どうしよう……」

 思わず口元に両手を添えて呟くと同時に、すらりと襖が開かれた。

「曙美さん……? どうしたの!? 大丈夫!?」

 身体を震わせて口元に手を添えている私を見て、雫玖くんが急いで駆け寄ってきて、私の方へ手を伸ばす。

 『共倒れ』その言葉が思わず脳裏に過って、過剰に反応してしまって、彼から少し離れるように後退った。その私の行為に、雫玖くんは驚いたように目を丸くする。そして、その瞳を見るだけで分かる。確かに、彼の心に傷を作ってしまったと。

「曙美さん?」

「ごめん、何でもない、何でもないの。何でもないのにごめんなさい」

 顔を見れずに必死にごめんなさいと謝る。意味がないと分かってる。

 謝る声はだんだんと掠れていく、何度謝ったか分からない頃、ぽんと優しく肩を叩かれた。ゆっくりと顔を上げた先に見えたのはこのりで、真っ直ぐと私見てから、小さく笑みを浮かべ、今一度スマホの画面を見せる。

 思わず顔を逸らそうとするけれど、すぐに「こっちを見ろ」と命令されて、ゆっくりと向き直した。

「よく見ろ。曙美は視野が狭くなる癖がある。気をつけろ」

 このりが示した指先には、とある人物からのメッセージが来ていることの通知だった。

「ちはる……」

「ああ、お前の友人だな?」

「そう、だけど……」

 そうだ。彼女は私の友人だけど、彼女は雫玖くんが好きで、一緒に遊ぼうと誘っていたのに、私はその彼と今一緒に居る。

 これは彼女への裏切り行為じゃないだろうか。そう思うと怖くて仕方がない。

「どうしよう……」

「ああ、だから今からこの女と連絡を取れ」

「え!?」

 なんて無茶を言うんだこの人は。いや、神様なのだけれど。

 絶望の目で彼を見れば、変わらずに真っ直ぐと私を見ている。

「本当に嫌だったらやめればいい。だが、そうなると曙美の性格からしてずっと気にし続けるだろう」

「……」

「選べ。曙美にはいくつもの選択肢がある」

 私の手をとって、彼は私の胸元に添えるように動かした。心臓がある部位だ。すぐに、少しだけドクンドクンと素早く動く心臓の振動が伝わってきた。

 正直な話、怖い。だけど、ここで逃げたら私は一生後悔するだろう。もしかしたら、友人の縁を切られてしまうのかもしれない。そんな不安を抱えて夏休みを開けるまでの時間を過ごして、あの時、連絡すれば何か変わっていたかもしれないと考えて。夏休みが明けて、学校に行って、彼女に会うのが怖くなる。そうしたら、私は確実に学校への恐怖で潰れてしまうだろう。

 胸元の服を握りしめて、小さく呼吸を繰り返す。心と体は連動でもしているのか、心臓もゆっくりと正常に戻っていき、心も落ち着いて来た。それでも、不安はまだ残る。

 顔を上げて、このりからスマホを受け取って、連絡ツールをタップした。

「頑張ってみる」

 私の声を聞いて、このりはにんまりと笑みを浮かべてから、ばしん、と雫玖くんの背中を叩いた。その突然の動作に彼は驚いたようで、叩いた当人に目を向ければ、このりは変わらずの笑みを浮かべていた。

「お前が傍で支えてやれよ、竜の子」

「っ、当然だ」

 雫玖くんはそういうと、私の方へ顔を向ける。

「俺に出来る事はある?」

 真っ直ぐと私を見てきた彼に、私は不格好ながら笑みを見せた。

「隣に居てほしいです」



 ちはるからのメッセージは、全部が私を心配しているような内容だった。そして、付き合っていることは本当なのか、という問い掛けも勿論含まれていた。

 だから、全部を説明するために、私は彼女にお願いをした。文章でのやり取りじゃなくて、通話で、声が聞こえる形で話がしたいと。

 そうメッセージを送ればすぐに既読の文字が付いて、『分かった。私から掛ける』と返事が返ってきた。

 私はドキドキとしながら、テーブルの上に置かれているスマホを眺めていた。

 感覚では数時間。だけれど実際の時間では数分も満たなかった。私のスマホが鳴った。慌てて手に取ってみるが、どうもただの電話じゃない。驚いて対応ボタンを押せば、画面にパッとちはるの顔が映し出された。

「えっ!?」

『曙美! 遅いんだけど!?』

 驚きの声を零すと同時に、画面の向こうの彼女が怒った表情をして、怒号を浴びせてきた。勢いが凄くて、まるで向かい風を浴びたような気分だ。

『もう、ほんっとうに……もう! 中々既読つかないし! 周りからは私に聞かれるし! 知らねーし! 私が聞きたいくらいだし! って! もう!』

「ご、ごめん……本当にごめん……」

 本当に怒っているのか、音声が割れている。私の謝罪の声が届いているのかも分からない。けれども謝ることしか出来ないので、彼女の怒号を全身で受け止めて、ごめんなさいと何度も謝っていれば、彼女も言いたいことは言い尽くしたのかスッキリしたのか、ふうと小さく息を吐いて、真っ直ぐと私の方を見てくる。

『それで、どこから聞けばいい?』

「えっと、逆にどこ聞きたい?」

『はー……そういうとこ。そうだなあ、じゃあ付き合ってるは本当なの?』

 いきなり確信突いて来たな。心臓がバクバクと暴れてきたのが分かる。隣に居る雫玖くんが心配そうに私を見ているのが分かる。

「……ちはるには正直に全部言うね。付き合っている、というのは嘘」

『嘘なんかーい!』

 ずこーっ! と自分で効果音を言いながら実際に自分も動いたのだろう、画面が激しく縦ブレして、彼女の部屋らしき背景が映った。

 それと同時に、一気に心が軽くなったのが自分でも分かった。まさか、そう反応が返ってくるとは思わなかった。「本当に? 皆から聞いたんだけど?」「何嘘ついてんだよ」「信じられない」とか怒られると思っていた。

 謎の流れに、逆に心臓がどきどきしている。胸元を握りしめていると、彼女も復活したらしい、画面に戻ってきた。

『何でじゃあそんな嘘が……』

「えっと、話すと長くなるんだけど……。私ね、今、希龍くんの家でお泊り勉強会してるんだ」

『……はい?』

「うん、だから、一緒に行動するなら付き合ってる設定の方が色々誤魔化し効くかなあって……だから本当は友達」

『待って待って。泊まり? 希龍くんの家に泊まってんの!?』

「う、ん……」

『はー……よく分からないな』

 だと、思う。どうしてそんな流れになってしまうのか、と普通だったら考えつくと思う。だけど、ほら、神様とかの説明とかできないし、言うわけにもいかないし……。

「あの、私が勉強に悩んでたら、希龍くんが助けてくれたの。講習に行くんだったら、自分が教えようかって……」

『それで、泊まりで勉強会なんだ……へー……』

「うん。だから、ごめん、ちはる」

『え? 何が?』

「だって、ちはるは希龍くんを誘おうとしてたじゃん。なのに、私なんかが、一緒に居るし。裏切り者、ってならない?」

 私が目線を泳がせながらも呟けば、目の前の彼女はきょとんと呆けた顔をしてから、すぐに深い溜息を吐いて眉間に皺を寄せる。

『そんなの、気にしてないんだけど?』

「え?」

『寧ろ、雫玖くんに感服してる。つよーって思ってる』

「は、はあ……」

『何? 私に色々言われたり、縁を切られるんじゃないかとか考えてた?』

 その問いかけに、素直にうなずくのは失礼なんじゃないかと思った。迷って上手く返事が出来ないでいると、正直に言えと喝を入れられて、謝りながら何度も首を縦に振った。

『馬鹿じゃん!? え、逆に私そんな信用無かった!?』

「ち、違う! ただ、私が……自信が無かっただけ」

 きっと、私は彼女にも依存していたのかもしれない。だから、彼女が離れられるのが怖くて、失うのが怖くて仕方が無かった。

「……ごめん」

『……うん、もう分かった』

「っ、」

『夏休み明けのアンタを楽しみにしてるわ!』

 思わず唇を噛みしめて伏せていた顔を、勢いよく上げてしまった。呆けていたのであろう、私の表情を見て、画面の向こうの彼女は大爆笑してる。

『誘われたとはいえ、頷いたのはアンタなんでしょ? 選んだのはアンタなんでしょ?』

「うん」

『じゃあ、その結果を私は楽しみにするしかないんだわ』

 けらけらと笑いながらちはるは言う。彼女の笑顔と、声色と、いつもと変わらない彼女の対応に、涙がこみ上げてきそうになる。

「あのさ、くだらないこと聞いても良い?」

『なに?』

「どうして、私を助けてくれるの?」

『助けられてるのかは分からないけど、決まっている。アンタが友達だからだよ、曙美』

 優しい、けれど芯が通った様な真っ直ぐな声色で彼女は言う。

 少しだけ涙が零れて、思わず目元を擦ると「何泣いてんだよ~」と少しだけ揶揄ってきた。それに、うるさいなと笑いながら声を返す。

 ああ、なんて杞憂だったのだろう。私は、もう少しで大切な友人を裏切る所だった。これからも一緒に居続ける権利を、自分で捨てる事になるところだった。

『そうだ。泊まってるなら希龍くん居るんでしょ? 呼んでよ』

「ん、隣に居る」

『マジか! このまま話したい!』

 目元をぐしぐしとこすりながら雫玖くんの方へ顔を向ければ、こくりと彼が頷いたので、ちはるに一声かけてから彼にスマホをパスした。

「……こんにちは」

『うわあ! 画面越しなのに顔が良いのが分かる! 悔しい! でもありがとう!』

 彼女の面食いも御存命らしい。

 2人が会話している横で目元を擦っていれば、頬に冷たい物がピトリと触れた。

 驚いて肩を跳ねらせながらも、前もこんな似たようなことあったなと思い出しつつ振り向けば、してやったり顔のこのりの姿がそこにあった。

「あまり擦りすぎるなよ。目が腫れるかもしれないし、これで冷やしておけ」

「ありがとう……」

 このりが差し出してきたのは冷タオルだった。そして、そのままテーブルの上に温かいほうじ茶も置かれた。飲め、という事だろう。

 ゆっくりと湯呑に手を伸ばし、そのままゆっくりと口の中にお茶を含んだ。相変わらず、温かくて優しくて香ばしい味。

 数口飲んでから、目元にタオルを押し当てていると、隣にこのりが腰かけた。

「どうだ? 安心したか?」

「うん……このりありがとう」

 タオルを一旦外してから、彼に笑みを浮かべながら礼を述べた。

 彼の言葉が無ければ、私はずっと後悔したままだっただろう。私には沢山の選択肢があった。けれど、私は今回、最善の選択が出来たんじゃないだろうか。それが何だか酷く安心して、それと同時に、何だか自分が少しだけ誇らしく思えた。

 自分が選んだものは間違っていなかった。素晴らしい友達がいるのだと分かった。それが誇らしいと思える、特に強い理由なのだろう。

 沢山の意味を込めた礼を述べれば、このりは満足そうにうなずいて、わしゃわしゃと私の頭を撫でてた。


「曙美さん」

 雫玖くんに名前を呼ばれて振り向けば、彼は少し疲れている様な雰囲気で、少しだけ眉を下げながら頬を掻いて、私にスマホを差し出して。

「だ、大丈夫?」

「大丈夫。まあ、絞られたけど……」

「え?」

『人聞きが悪ーい! 友達の心配をしてるんですこっちはー!』

 友達の心配。その言葉に、思わずこころがムズムズする。口元がにやけそうになるのを必死に堪えるけれど、雫玖くんには丸分かりだったようだ。

 小さく笑みを浮かべてから、完全に私にスマホを任せてきた。

「素敵な子だね」

「……うん」

「俺も頑張らないとな」

 それはこっちの台詞でもあるんだけど。

『曙美』

 なんて思っていれば、ちはるに名前を呼ばれた。スマホと向き合う様に顔を向け、彼女の方へ目を向けてから、思わず首を傾げる。

「ん?」

『……た、』

「うん」


 ――楽しい?


 ちはるの問いかけてきた内容に、思わず目を丸くしたのが自分でもわかる。

 彼女は真っ直ぐと私を見ているけれど、少しだけ視線を泳がせている。少しだけ不安を感じているのが分かる。

『今のアンタは、沢山大変な目に遭って、辛い記憶があって、痛い思いもして、苦しい思いもして。それでも、楽しい? 今のアンタは、楽しい?』

 不安は感じているけれど、彼女の言葉は正しく私を心配しての言葉だった。今の私は、同級生に悪く言われいるのかもしれない。最後に講習に受けたあの時だって怖かった。心も少し、ううん、結構痛かった。その不安は、正直に言えば、まだ、ある。

 ゆるりと口元を緩ませて、笑みを浮かべた。

「楽しいよ」

 ホッ、と安堵の息が彼女から零れた。

「沢山考えてくれて、味方で居てくれる皆のおかげだね。ありがとう」

『それなら何より。じゃあ、偶には電話とかしてよ。ていうか偶にで良いから勉強会混ぜて』

「うん、勿論」

『やったね! それじゃあ、お二人の所失礼しました~! お邪魔虫は消えま~す』

「なにそれ!?」

 ちはるのからかうような言葉に、思わず顔を少し赤くしたけれど反論しようとした瞬間、通話が切られてしまった。

 く、悔しい……!

 少しだけ口先を尖らせながらスマホの画面を閉じて、テーブルの上に置いた。

「お疲れ様」

 雫玖くんの言葉に、へらりと笑みを浮かべ、ありがとうと礼を述べる事が出来た。

 お疲れ様、私。よく頑張りました。そう、自分を少しずつでも認めて褒めて行けたらと、そう思う。

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