第6話 天下の女傑
リョーブとサナーガとの間で起きた国境での戦いは リョーブの指揮官
「また…みんなとはぐれた……」
おかっぱ頭を頭頂部で
「大体
「それはすまないわね、坊や」
背後で声がして振り返ると、左肩を露出した服装に派手な髪飾りに両腕に金の腕輪をした美女が立っていた。
「え?こ…
「迷惑かけたお
「へ?…これって!?く…首!?ひ〜っ!!??」
その首は
「アハハハ!坊やは まだ人を
「
悲鳴を聞きつけ、踊り子風の衣装を
「か…
「その首…まさか…
「ウフフフ、弟さんはとても勇猛に戦ったわよ、それはサナーガ軍の大将
「貴女は…
「悪人は成敗されたし私はこの
「え!?待って下さい!?どう言う意味ですか!?」
二人に背を向け その場を立ち去ろうとする
「その男…
「成敗?それだけの為に
「それが
「え?本当に弟がこの首を??」
「失礼するわね、また
「で?本当に
「あの人…言いました……」
「え??本当にこの首を!?」
「今度は弟って言われました!!女なのに!!」
「あ…そっちね……」
「お姉さんも言いましたよね?」
「何の事かな?聞き間違いよ…可愛い妹じゃない……」
「…………」
「早く戻りましょう?皆 心配して待ってるわよ?」
「お姉さん……」
「わかったわよ、悪かったわよ」
「じゃなくて…腰が抜けて立てません……」
「やれやれ……」
「やはり…あの方が……」
「
「彼女は天下の女傑と呼ばれた
天下の女傑、その噂は
(あの人が…天下の女傑……)
大将を失ったサナーガ軍は速やかに撤退した。敵将の首を届けた事により
「って事で お姉さんの作戦は「そんなの認め〜ん!」って言われてさ、お姉さん凄く怒ってたんだよ」
「ふ〜ん」
「大体あの
「ふ〜ん」
「ヴァル?この話つまんない?」
「そうじゃ無いけど 旅のお話が聞きたいな」
「旅か?そうね…じゃあ 帝都に行った時の話をするよ」
「え!?お姉ちゃん 帝都にも行ったの!?」
ヴァルは帝都と聞き目を輝かせた…と言っても
「え?あ…ま…まあね…えっと…10日くらい…だったかな?」
「いいな〜ヴァルも行きたいな〜」
「行けるよ?行こうよ 一緒に」
「うわ〜い!!約束だよ!!」
「でもキィドも多いけど 帝都も人が多かったんだよな…人に酔っちゃう……」
「じゃあ お姉ちゃん!!今から町に行って人に酔わない練習をしましょう!?」
「れ…練習??今から??…オエ〜……」
「ウフフフフ」
この後 キィドが
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