第2話 女です
一人取り残された
「み…みんな…ど…
不意に茂みが ガサガサと動いた。
「お姉さん!?」
しかし茂みから出てきたのは一匹のウサギ…
「なんだ…
「おい!!小僧!!」
不意に呼ばれ振り返った先にいたのは、槍を構える血だらけの男だった。
「ひ〜っ!!で…で…出た〜!!」
「騒ぐな!!敵にバレる!!」
血だらけの男は槍を突きつけた。その
「お前も敵だな?俺は生き抜く為なら小僧でも容赦はしない!!」
首筋に槍を突きつけられたので、剣を捨てつつ無様に慌てながら言った。
「だ…誰にも言いません!!そ…そうだ!!わたし…女なんです!!男なんかじゃありません!!小僧じゃないですよ!!証拠に脱ぎます!!」
大慌てて服を脱ぎ出す女の子?に血だらけの男は言った。
「このガキ!!お前の裸なんてどうでも良いんだ!!死ね…ぐぼっ!!」
「え?ぐぼっ?」
血だらけの男は倒れ
「
「か…か…
「ま…まさか…こいつに乱暴を……」
「ちょっ!!違いますよ!!これは…その…別件で…」
「別件?…って言うか どうして正座を?」
それを聞き
「大丈夫よ お姉さんが守ってあげる…大事な弟だもの」
「はあ!?お姉さん!?今…弟って??」
「え?き…気のせいよ…だって
(いや…絶対に弟って言った……)
不意にバキバキと音を立て金髪色黒の女性が現れた。その凄まじい怪力は周囲の木々をも
「
「あれ?
「そんな…まさか…
「なっ!?初めから女ですけど!!??」
「
「アハハハ~ですよね~
「
「それはね~つまり…おふっ!!」
「まだ知らなくていい事よ!!
「は…はあ……」
「
彼女?の名前は
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