第7話 王都のダンジョンを踏破

公爵様についていきメッシーナ王国の女王様と面会し、Sランクの騎士団長ディアナと戦って勝ちをおさめたサトルはのんびりひとりで遅い昼飯を食べ、宿で夜近くまで寝ていた。


夕食になって、キャシー達と夕食を食べながら王宮で騎士団長と試合をした事が話題になった。


勝った事で騎士団に引っ張られるかもしれないと脅されたり、王女の旦那様にと言われるかもと脅され、ひとりシラフのサトルは酒の肴にされていた。


明日は1日休日で明後日王都を出て再びキタミ迄公爵様の護衛だ。


翌朝朝食を食べ、キャシー達は王都で買い物をすると言って出かけた。


サトルは冒険者ギルドに行き、掲示板のクエストを見る。


ワイバーンの群れの討伐依頼が1匹当たり金貨40枚で有った。これを受け付けに持って行き場所も聞いて王都の西8キロの平原に【転移】した。


数は全部で6匹いる、順番に【インビジブルハンド】でワイバーンを触って行くと、触った瞬間にわぉーんとないて、ヨダレを垂らして気絶して行く。6匹が気絶するまでに10秒も掛からない。


更にスリスリ撫でてやると震え始め最後は心臓麻痺を起こして死んで行った!


全てを【次元ストレージ】に回収してギルドに【転移】して素材置場に納品した。


受付に納品書をだし、カードに金貨240枚を入金して貰う。


未だ時間が有るので王都管轄のダンジョンを聞いてみたら、王都の中にあってギルドからすぐだった。


”王都の街のど真ん中にダンジョンが有るのか?”とサトルは驚いていた。


『ハルモナの迷宮』というらしい!


入口は10時過ぎなので空いていて直ぐに入れた。


1階層は定番のゴブリンが10匹で、しかも全てが雌だ!『鬼切丸』で瞬殺して、2階層に進む。


オークが5頭とホーンラビットが10匹いる。

オークは【縮地】で後ろを取り、スキル発動させて、オークのデカパイを堪能して

気絶後も触り続けて、殺した。


ホーンラビットは『鬼切丸』であっと言うまに首を斬り落として回収した。


3階層にゆっくり進んだ。

アースワームが2匹襲って来るが相手にならない。2匹を同時に切り倒した。


4階層はアンデッド系の魔物のようだ。

スケルトンが30体、ミイラが20体、バンパイアが15体いる。


スケルトンは大剣『誅戮剣(チュウリクケン)』で上段から頭蓋骨、鎖骨、全てを粉々にして骨の粉末にしてしまった。


ミイラは【ファイアボム】で焼き払い、バンパイアは【インビジブルハンド】で女性バンパイアのおっぱいを揉みほぐして気絶させて【聖魔法】の【浄化】で全て霧として霧散させた。


5階層で前の組の連中が並んでいる。皆疲れきってボス部屋に行けないでいる。


「悪いけど先に行くぞ」と言って3組を飛ばしてサトルはボス部屋の扉を開けた。


するとサトルが入ったら扉が自然に閉まった。中に冒険者達10人の死体が転がっている。モチロン全員女性ばかりだ!勿体無いと不謹慎ながら感じるサトル。相手はミノタウロスだ。


サトルは【インビジブルハンド】全開で一瞬裏を取り豊かに実った双丘を揉むと、「#&■□*%〜!」と叫んで死んでしまった。首を切り落として止血後回収した。

わざわざ首を切り落としたのは特殊スキルがバレない為だ。


10人の冒険者の遺体も綺麗な布に包んで回収した。


宝箱が有り『持主の魔法属性を持って持主の意思通りに動くダガー』名前を『幻夢』と鑑定された。

貴重な『マジックアイテム』だ!【次元ストレージ】に回収する。


6階層に行く前に罠が有った。何ヶ所かの石畳や石を踏むと奈落の底に落ちて下はドロドロに溶けた溶岩の池になっている。


サトルは【サーチ】で確認しながら進み6階層に辿り着いた。


6階層の平原にトロールが1体いる。

【転移】で後ろをとりジャンプしてデカパイを後から掴み問題ない。

久々の柔らかなオッパイの感触を楽しみ、長く揉み過ぎて死んでしまっているのも忘れていた?


7階層は海のステージで、サトルは【飛翔】を掛けて海上2メートルを飛んでクラーケンを『鬼切丸』で切り倒して回収した。


8階層は廃屋が1棟有り、中にレイスがいた。

レイスも女性なのだろうかと思いながらも【浄化 】のホーリーを放つと霧散して消え去った!


9階層は岩場ステージで岩竜が岩を放って来る。

甲羅に飛び乗り掌底破を放った。内臓を破壊され苦しみながら死んだ。


10階層はラスボスだ。扉を開けると赤龍が火を吐いて来る。

サトルは『鬼切丸』を横に一閃すると硬いドラゴンの首がズドンと地面に落ちて死んだ。


宝箱を開けると綺麗な紫水晶が入っていて『具現の石』と書かれていて【鑑定】すると自由に思った物になれる石、と出た。


【次元ストレージ】に回収してダンジョンコアを持って1階層の入口に【転移】した。


素材置場に持って行きギルドの食堂で待つこと30分、納品書が出来、ダンジョンコアと一緒に受付に出した。


「サトルさん、ダンジョンコアはギルドマスターに出して下さい、精算金は白金50枚、金貨75枚、銀貨95枚、銅貨85枚になりました」


ギルドマスターのエミリアが降りて来て「サトル君が未踏破のダンジョンを踏破した最初の人間になったな。おめでとう」


「そうだ、エミリアさん、5階層で冒険者の遺体を回収してきたのでお渡しします」


「おぉ、ありがとう!相手は何だった?」


「ミノタウロスがボスでしたよ」


「彼女達の遺体回収料として金貨10枚追加するぞ!本当にありがとう」


サトルは受付で金貨10枚を更に貰って宿に帰って行った。


エミリアは早速キタミのギルドマスター、スザンヌに連絡してサトルが未踏破のダンジョンを踏破した旨伝えるとスザンヌは自分の事の様に喜んでいたが、最後に「エミリア、間違っても彼に触るなよ、触ると一瞬で意識を奪われるからな!」


「どう云う事ですか?彼の特別な能力?それとも体質ですか?」


「恐らく体質だと思う。彼自身どうにも出来ない事らしいからスキルとか能力では無いと思う」


「解りました気をつけます!」


スザンヌはエミリアから彼が未踏破のダンジョンをひとりで踏破したと聞いて、何故か嬉しかった。


絶対にあの力に勝って、きちんと彼を捕まえたいと切に思う自分がいることに顔を赤らめるのだった。


あぁー、早く会いたい。会って今度こそ耐えたい!そう思い彼が王都から戻る日を心待ちにするスザンヌだった。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る