第4話 サトルのユニークスキル

サトルは初クエストを達成して、魔法を色々訓練し、ある程度自分がこの異世界で

生きていく程度の魔法はできるようになった。


また、変なスキルを持っていることにも気がついたサトルだがそのスキルが後々彼を苦しめるのはまだ先の話だ。


翌朝サトルは裏庭でバスターソード『誅戮剣(チュウリクケン)』の素振り5000回をこなし、部屋で座禅をして、魔力の訓練をして、階下に降りていった。


”魔力レベルが既に測定不能になっており、限界値を超えております”と又も頭に声が響いてきた。


早いせいかサトルが一番ノリで目立たない片隅で朝食を食べていると、5人の冒険者の女性達が降りてきて朝食を頼んでいた。


「きょうこそはダンジョンの4階層は行きたいよね!何度アタックしても3階層迄なんだから」


サトルはそんな声を聴きながら早く俺もダンジョンに潜れるランクになろうと思うのだった。


ギルドに行き、掲示板のクエストでCランクの討伐依頼を見るとオークの群れ15頭とオーククイーンの討伐依頼が金貨5枚で出ていた。


それを取ってケーシーに渡した。「あら、サトルちゃんあなたにはまだ無理じゃない?クイーンがいるのよ」


「ケーシーさん、オークってオスしか居ないのでは?キングでなくてクイーンですか?」


「何言ってるの?サトルちゃん、この世界では皆メスしかいないわよ。人間の男を攫っては種馬にして精が尽きるまでやらされて殺されるわ!」


「ええ?俺が知ってるラノベと真逆だな?」


「何なの?ラノベって」


「いや、こちらの話し、それじゃ全部メスでクイーンを討伐すればいいんだね!」


「大丈夫かしら!サトルちゃん気をつけてね。場所はゴブリンを討伐した森よ」


「わかった、行って来ます」


サトルは東門を出て【転移】して一瞬で森の前に着き、奥に入って行った。


【サーチ】を掛けると300メートル先に居る。


サトルはここでスキルの【インビジブルハンド】を使ってみる事にした。


まず一番近くにいるやつを捕まえてみる。


オークは下半身を何かの毛皮か布切れで隠しているがオッパイは丸出しだ。


サトルはどうせ掴むならオッパイに決まってるだろうと、両手でむずっと掴んだ。


柔らかな感触がちゃんと体に迄伝わってくる。


触られたオークは途端に恍惚とした表情で痙攣を起こして倒れ込んでよだれを垂らして失神した。


"何なんだアイツ、胸触られたぐらいでいっちゃって!でもオークのオッパイって気持ちイイかも"


更に次のオークのメスのオッパイを触っては失神させていたら頭の中に声が響いた。


”【インビジブルハンド】が限界値を突破しました。測定不能になりました”


10匹のオークの意識を奪った時にサトルに気が付いたオークが剣を構えて向かって来るが尚もサトルはオッパイタッチを続けて3匹を失神させた。


残り2匹は直接体術で躱して後ろからむずっと掴んだ。


「▲▶︎□□〜、●○&△」とオークの魔物語で叫んで2匹とも気絶した。


残るはデカパイのクイーンだ!さすがに剣捌きが鋭いがサトルの敵では無い。


手刀で剣を跳ね飛ばして後ろから両手でデカパイをむずっと掴んだ。


その瞬間、クイーンの全身の力が抜け、座り込んでもっともんで欲しいような仕草をするので更にデカパイをもんであげる。


気が付くとよだれを垂らして失神し、心臓麻痺で死んでしまっていた。


よく見ると、後の2匹もクイーン同様心臓発作なのか既に息をしていない。


『行かせスキル』が限界値を超えて更に強力になっているようだ!。


全てのオークの頸動脈を切って血抜きして【次元ストレージ】に回収した。


何となくサトルも気持ち良かったのでほんの少し可哀想な気持ちになったが、慣れないとだめだと強いて心を鬼にしてギルドに戻った。


素材置場のローズマリーにオーク討伐完了を伝えた。


「サトル、お前どうやってこいつらを倒した?切口が無いじゃないか!」


「当身(アテミ)を当てて失神させたあと、ほらここの頸動脈を切って血抜きして倒しました」


「こいつら皆が皆、嬉しそうなウットリした顔で死んでるぞ!」


「俺、苦しませて殺すのは性にあわないから」と適当に逃げた。


受付のケーシーさんに納品書を出すと「もう討伐したの?ローズマリーさんがあまりに綺麗な死体なんで又も、金貨2枚プラスしてトータル金貨7枚よ」


カードには金貨7枚銀貨65枚になった。


サトルは昨日の定食屋に行き昼定食を頼んだ。きょうはマナバイソンのステーキでパンはガーリックパンとスープでとても美味しい。


追加を頼んで、銅貨の小銭を渡す時ちょこっと手が当たった途端に彼女がお盆を落とし、ヘナヘナと床に座り込んで失神してしまった。


サトルは咄嗟に自分自身に【シールド】をして慌てて起き上がらせると、彼女は囁く声で「わ、わ、私あなたを感じて、いっちゃったわ!追加はサービスするわ」と言ってヨロヨロと厨房に行った。


周りにはあまりに人が居なかったので気が付いた人は居なかったがサトルは何となく女神の意図がわかった。


”何が女神の加護なの?冗談じゃなく好きな女も抱けないじゃないか!”


”あんな事やこんな事をやる前に失神されたら俺の息子さんはどうなるんだ?”


”この世界では女が大多数で男はナヨナヨしたオネェー系が少数いる世界なのか?”


追加のガーリックパンとスープを持ってきた女の子が「私はエルザよサトル君ね!もう絶対忘れないわ、明日も来てね」と言って厨房に消えた。


サトルは昼食を食べ終え、急いで図書館に向かった。


この世界の事、この国の事を知らなくてはマズイと先ずは図書館で学ぼうと思った。


受付の男性職員が「いらっしゃい!初めてね?閲覧カードを作るので必要事項を書いてください。ハイ、いいわ!このカードが有ればこの国のどこの図書館でも見られるわよ」と言ってカードをくれた。


「すみません、この国の事や周りの国の事が書かれている本はどの辺に有りますか?」


「2階に上がった真ん中辺りに有るわよ」と教えてくれた。


サトルは急いで2階に上がり真ん中の本棚を見ると3冊程関係のありそうな本を小脇に抱え、閲覧室の椅子に座って読み始めた。


この国はメッシーナ王国といい、王都はハルモナと云うらしい。キタミは二番目に大きな都市で王都の人口は16万人、女性が14万5千人男性が1万5千人、キタミが人口12万人で女性が11万人、男性が1万人だった。


この国だけではなくこの世界の生き物、人間族、獣人族、エルフ、ドアーフ全て女性が大多数を占め、男性は少なくしかも性的機能が弱く子供が出来ても殆どが女の子で男の子は1割を切ってしまうかどうかだとわかった。


しかも男性はサトルの世界で云う男性ホルモンが殆ど少なく100%女性的なのが普通だった。


王様は当然女王様の下に男性の王様が添え物程度に居て貴族の長は全て女性が占めていた。


ギルドのギルドマスターも全て女性で男性はひとりも居ない!冒険者ランクもSクラス、Aクラス、Bクラスは女性が占めている。


キタミの領地を治めているのは、王族派のリリー・フォンクネラと云う筆頭公爵らしい。


子供が3人いて3姉妹だそうだ。


王家も3姉妹で男性は形ばかりの添え物の王様ひとりだけだ。

そのため、騎士団は全員女性で男性は一人もいない。


他の国には騎士団の中に男性が一人か二人いる国も有るらしいが、だいたいが荷物持ちで騎士も騎士団長も、どの国でも女性だけだった。


魔物も然りで、オスは殆ど子供を成すと食べられて餌になるそうだ。

まるでカマキリだなとサトルは身震いした。


サトルはこの世界はオッパイ星人が創った星か?と笑ってしまった!


大体の事がわかったので自分がこの世界で初めてのSクラスの冒険者になってやると心に誓って宿に戻った。


『行かせスキル』と『インビジブルハンド』が限界値越えしている為、サトルに触れただけで死んでは困るので身体の数ミリ手前にサトルの体と同じ形状の【シールド】、【ボディーシールド】で身を包んだ。


宿に戻ったら、食堂で待ち構えていた女性の冒険者がサトルに近づいてきた。

よく見ると初日に絡みに来た冒険者だ!


この世界がある程度分かったところでサトルは丁寧な言葉は辞めて、普通にタメ口で話すように決めていた。


「俺に何か用か?」


彼女は赤くなり「いやあんたに是非私らのパーティに入らないかな?と思って」とやたらしおらしく言ってきた。


「悪いが暫くはソロでやっていきたいから申し訳無いが断る」と言うと、後ろにいた他の女性の冒険者が「お前男がソロで出来る訳ないだろう馬鹿も休み休み言え」


「他の男は弱いか知らんが俺はあんたら皆が一緒に掛かって来ても負けないぜ!何ならギルドの競技場で今から模擬戦でもするかい?」


「貴様、昨日冒険者になったばかりの小僧が私らCランクに勝てると思っているのかい?」


「ああ、余裕で勝てるぞ!もし負けたらお前らの荷物持ちを一生してやるよ」


「よーし、今の言葉忘れるなよ、ギルドに今から戻って模擬戦だ!」


パーティに誘いに来た女性は何だか複雑な顔をして、「私は観戦にまわるわ」と赤い顔をして言う。


「何だよキャディー、お前が一番乗り気だったじゃないの、まぁお前がいなくても私らひとりでも充分なのに4人のCクラス相手に昨日冒険者になった奴に負けるわけないからな!」


歩きながらサトルが「ところで俺が勝ったらどうするの?」


「勝つ訳無いけど、お前が勝ったら私ら一生お前の奴隷になってやるよ」


「本当だな?」


「ああ、女に二言はない」


サトル達が受け付けに行き、競技場を借りる手続きをしていたらローズマリーがそこに来てニヤニヤ笑い「それなら私が審判をしよう」と言って皆で競技場に向かう。


夕方でギルドも混んでいて、皆がぞろぞろ競技場についてきて、一大イベントになって盛り上がってしまった!


「それじゃ、戦闘不能か負けを認める段階で私が判定をするからな」


「では、初め!」


合図があがった瞬間にサトルは4人の首を後ろから手刀で軽く打って意識を奪いあっという間の勝利を飾った。


サトルをうっとりとした目で見つめているキャディーがいるのをサトルは見逃さなかった。


ローズマリーが4人に喝を入れて意識を戻してやり、負けた4人は何で負けたか分からない顔をしていた。


ローズマリーが「お前達はサトルが一瞬で皆の裏を取り首筋に手刀を入れられて負けたんだ」と説明され全員うなだれてしまった。


「4人とも約束を覚えているよね?俺の奴隷になるて」


「それで、私らはどうしたらいいんだ?」


「今迄通りで良いけど俺が貴女達に本当の女としての喜びを教えてやる。今から場所を移してひとりずつ面談するから一旦宿に戻ろうか」


ギルドでは彼らがいなくなってから、大騒ぎになっていた。

何せ昨日冒険者登録したばかりの男がCランクの4人に勝ってしまったのだ。


ローズマリーはギルドマスターのスザンヌと会って昨日からのサトルの討伐した状況と先程の模擬戦の話をし、明日からサトルをCランクの冒険者にランクアップさせる事に決めた!


そんな事とはまだ知らないサトルはキャディー達5人と宿に戻り、彼女達の二部屋のひとつにサトルが一人ずつ呼んで会う事になった!


先ずは模擬戦のきっかけになった女性から緊張した顔つきで入ってきた。


「そんな緊張しなくていいっすよ、俺はサトル。貴女は?」


「わたしはマリーだ!」


「俺は先程の模擬戦で未だ本当の力は何ひとつ出していない、それ程貴女方とは力が違うのを先ずは知らないといけないよ。相手を見てその実力が分からないのではまだまだ修行が足りない」


「だってお前は男だろ?男はわたしら女性より弱いに決まってるんだ、それが常識だ。力も魔力も、スキルも精力もさ」


「なら、俺のほんのいちぶだが力を見せてやる。そして本当の女性の喜びを俺が教えてやるよ」


「マリーさん、立って向こうに向いて」


「なな何すんだ?」


サトルは背中を向けたマリーのオッパイを背中越しにガバッと両手で掴んだ。


勿論『行かせスキル』のごくごく少しだけ解放して・・・。


たわわに実ったマリーの胸は張りがあり、しかも柔らかく気持ちがいい!


「何する!ええっ?アレー、あぁ、いいわ〜あ〜、イクゥー」と言って気絶した。


サトルは喝を入れたいところだが、触ったら更に感じて、心臓が耐えきれないかもしれないと思い、【ボディー・シールド】をしてマリーに『喝』を入れた!


マリーの下半身はエクスタシーの為に疼いて彼女は股を閉じて恥ずかしそうにヨロヨロと立ち上がった!


「私、初めてよ、あんなに感じたの!」


「俺も貴女のオッパイを触れて気持ち良かったよ(笑)」


「私、貴方ならいつでも触らしてあげるわ!」


「キャディーが貴方をパーティに入れたがった訳がわかったわ!」


「俺は恐らくこの国のSランクの女性にも剣や魔法でも負けないと思う、だから貴女もこれからは男だからと言って邪険にしないで男でも強い奴が居て、貴女を喜ばす本当の男を見つけて欲しい」


「俺が言いたい事はそれだけだ、次の女性を呼んでくれ」


次に入ってきたのは少しスリムだがそこそこ普通以上に実った胸の女性だった。


「俺はサトル。貴女の名前を教えてくれ!」


「わたしは、ライザ。私はまだお前を認めていない!手品か何かで勝ったからっていい気になるな!」


「ほぉー、元気だね!でも俺は剣の本当の力の千分の一も出して居ないぞ。まして魔法もスキルも未だ出しても居なかった」


「男のお前に魔法やスキルが使えるのか?嘘も休み休み言え、魔法が使える男など見た事も無いから信じない!」


「それじゃ、今貴女の前で無属性魔法を見せてやるよ」


サトルは彼女の前に【結界(バリア)】を作って更に【重力魔法(グラビティ)】を軽く与えた。


ライザは膝を折り、四つん這いになってしまった。

起き上がろうとしても全く体の自由が効かない!


「未だ不満なら、更に重くしてあげようか?ペチャンコにして潰してもいいぞ!」


「俺は4属性魔法から無属性魔法に闇魔法全て、出来ないものは無い。この国のSランクの女性にも負け無い自信はあるぞ」


「そして貴女に女の本当の喜びを今から俺が教えてやる。向こう向きになって立ってみろ!」


「こうか?」彼女が立って向こうに向いた途端、サトルはむずっと胸を掴んで揉んだ。


「なな何をする!あっ、アァーン、辞めないで!うーイクー!」彼女は失禁して気絶してしまった。


その後はすっかりしおらしくサトルをトローンとした目で見つめ、言われた事に頷くばかりになっていた。


次の女性はドロシーと云う女性だ。

胸もはちきれんばかりにサトルの目に飛び込んで来る。


矢張り両手でモミモミして行かせ、その後がまた触って欲しいとうるさい位だった!


4人目はリラと云う女性で珍しくペチャパイの女性だが、向こう向きに立たせて、乳首を摘むと一気に感じて行ってしまった。


その後はサトルに寄り添う感じで奴隷にしてくれとうるさい位だった。


最後はキャディーだ!


「キャディーさんはほんの少し分かっているよね?でも俺の力は本当はあれではなく剣と魔法がメインなんだよ」


「ええっ?魔法も剣も使えるの?男なのに?」


「キャディーさん、これからは男だからって見下すのは止めなさい、男でも俺位強い奴が必ず何処かにいるのだから!まぁ、俺ほどの奴はいないけどね!でも俺はこの国のSランクの女性よりも間違いなく強いよ、剣でも魔法でも、そして貴女に男を愛する喜びを教えてあげるから立って向こうを向いてください」


サトルは彼女の豊満な胸を両手で掴んでモミモミした。


「アレー、いいわ!凄ーくイイ!あへ〜イクー」と言って気絶した。

彼女は失禁して下着を濡らしてしまった!


彼女達は一にも二にもサトル様だ。

サトルの前では完全にサトルのいた地球の女性と何ら変わらない優しい女性になった。


一応5人に面接をして、何故か彼女達はサトルの奴隷になると言って聞かない。


"あれっ?逆効果だった?"


でも少なくとも5人の女性は少し、女性的になりサトルには絶対的に服従し、甘えて来るようになった!


翌朝サトルは早朝宿の裏庭でバスターソードの『誅戮剣(チユウリクケン)』を5000回素振りをして部屋で座禅を組んで瞑想して魔力の流れを確認して瞑想を解いて食堂に行った。


「「「「「おはようございます」」」」」キャディー達5人のパーティがサトルを待っていて挨拶して来る。


「おはよう!どうしたの?5人お揃いで!」


「サトル君と一緒に食事をしたくて・・・」とキャディー。


「だめでしょうか?」


「全然構わないよ!じゃ皆で一緒に食べよ!


朝食は和やかに魔法の話や剣をどこで習ったとか色々お互い聞きあって楽しくたべた。この国の女性はだいたい1属性の魔法が使えるが稀に2属性を使える人がいるがだいたい王家の魔法師位だという。


因みにキャディーが火魔法、マリーが水魔法、ライザは風魔法、ドロシーが土魔法、リラが回復魔法だ。


サトルが無属性魔法を含めて闇魔法や全ての数え切れないスキルを使えると言ったら驚きというか呆れられた。


また彼女達は特にスキルはなく、剣のレベルは60前後でこの国の平均よりは上だそうだ。


「サトル君はどの位?」とマリーが聞いてきた。


「俺か?俺は100は超えているぞ」と少なめに言ったが、「それって剣聖のレベルじゃない」とライザーが叫んだ。


朝食を終えて5人と一緒にギルドに向かった。


掲示板のクエストで討伐系のCランクのを見るサトル。


オーガ2体とフォレストウルフ20匹のクエスト2枚を取った。


彼女達はBランクのワイバーンの討伐をやるようだ。


ケーシーにクエストを渡したら「サトルちゃん、私見たわよ!昨日の模擬戦、貴方凄く強いのね羨ましいわ、あっそうそう、ギルドマスターが呼んでいたんだわ、ちょっと私について来て」


サトルはケーシーと2階のギルドマスター室に行っ


「ギルマス、サトルちゃんを連れて参りました」


「入ってくれ」


「初めまして、サトルです」


「あぁ、私はギルドマスターのスザンヌだ、これから度々会う事になりそうだから宜しくね」


スザンヌさんはエルフの女性でサトルから見て絶世の美女だった。


歳はサトルが死んだ前世の歳より2歳ほど上に見えるが、エルフは長寿でもしかしたら200歳程の熟女かもしれない。


「昨夜の模擬戦や君の一昨日からの状況をローズマリーから聞いて君をCランクの冒険者にランクアップさせる事にした。登録3日目でCランクなんてこの国始まって以来だが直接会って良くわかったよ。君は規格外の男だな?」


「スザンヌさんは【鑑定】のスキルをお持ちなんですね?Sクラス相当の実力かな?」


「ほぉー、君は【鑑定】のスキルを持っているのかい?確かに私はこの国に3人いるSクラスの人間だが!」


「相手の力量は【鑑定】しなくてもある程度は解るでしょ?」


「だが君のように改竄して【隠蔽】迄されると難しいよね(笑)」


「僕は隠さなければならないくらい強いからね、未だ目立ちたく無いから」


「いやーもう充分目立っているぞ!」


「時間が有れば私と模擬戦をしないかい?真剣で」


「構わないけど、スザンヌさんに勝ってもSランクになれないよね?」


「まぁ強いだけではSランクにはなれないがね!」


「そうでしょうね、それなら僕はなかなかなれない気がしますよ」


「それじゃ、競技場に行くかね」


「ええ、この国のSランクがどの程度か知っておくのも良いかもしれませんしね!」


サトルとスザンヌは競技場に行き、対峙した。


先に仕掛たのはスザンヌ、【身体強化】を掛けて【縮地】で一気に間合いを詰め、一撃必殺の突きを1回のみならず2、3回繰り出すがサトルはわざと裏を取らず全て躱して、胴が空いてますよと指摘する余裕を見せた。



一旦距離を取り、スザンヌはスキルの幻影で10人のスザンヌを繰り出し、一斉にサトルに襲い掛かるがサトルが同様に10人のサトルを出して軽く剣で弾いていく。


スザンヌは風と炎の合成魔法を繰り出すが、サトルの【ディスペル】にかき消されて仕舞う。


最後は一瞬で裏を取られて誰にも触らせたことの無い胸をサトルにガバッと捕まえられていってしまった!


初めて男を感じて、果てたスザンヌ。

気がついたが、未だに下半身が疼いている。あれほど気持ちがいいものなのか?

今迄剣一筋に修行して来たのに・・・。


「スザンヌさん、男もいいもんでしょ?」


「お前、私を弄んだな?本気を出せば私が一瞬で負けるのに色々やらせて、最後のアレは何だ?またやって欲しいと思ってしまう私が情けない」


「何故もっと素直になれないの?僕はもっともっとスザンヌさんのオッパイさわっていたかったな!」


「僕は今の顔のスザンヌさんが好きだよ」


「なな何を言うか、私とお前では歳が違うだろ?」


「いや、本当は僕はもっと歳食っているんだ、だけど何だか気がついたら若くなっていたけどね」


「君の言っていることは良く分からながSランクの私より遥かに強い事はわかった、恐らくこの国いやこの世界で君に叶う人間はいないだろうな!」


「スザンヌさん、もし魔物に襲われ死にそうな奴が出たら言ってください。こう見えても回復魔法も神級迄使えるので」


そういうとギルドに戻り、Cランクのカードを貰いクエストに出ていくサトルだった。


スザンヌはギルドマスター室に戻ってもなお、先程の快感が忘れられないで、ひとりで顔を赤らめてしまった!そしてサトルにまた逢いたいと思う自分がいる事に更に顔を赤らめるのだった。


サトルはケーシーにオーガ2体とフォレストウルフ20匹のクエストを出し大体の場所を聞いて、ギルドをあとにした。


オーガは東門を出て4キロ西に行った丘のあたりと聞いて、【身体強化】を掛けて数分で着いた。


【インビジブルハンド】でオーガのオッパイをモミモミすると、倒れて泡を吹いて失神してしまった。


もう一匹も豊満なバストを触っただけで失神した。


その後頸動脈を切り、放血して回収する。


フォレストウルフは東門の北2キロの森にいる。


サトルは『鬼切丸』であっという間に20匹の首を切り落として回収した。


【転移】でギルドの素材置場に行き、オーガとフォレストウルフを出して納品書を受け取り、ケーシーに出した。


「サトルちゃん、銀貨430枚よ、カードに入れるわね」とケーシーは手続きをして返してくれた。


サトルはエルザの店に入り、昼定食を頼む。


「サトル、来てくれて、嬉しい!定食ね」と言ってスキップしながら厨房に消えた。


何故かマナバイソンのステーキが2枚も付いてきた。他の客の皿を見ても1枚しか無いのだが・・・。


食べ終わり帰ろうとしたらエルザが慌てて来て、サトルの手を握ってしまった。


ニヤけた顔で床に座り混んで目がトローンとして失神している。


サトルは『行かせスキル』の調整を宿で訓練して解放の仕方を覚えていたのでエルザを殺すことはなかった。


しかし、このスキルを消し去ったり、閉じる事が出来ず、最小の解放でも相手が失神してしまうスキルだった。


サトルは『気』を送り目を覚まさせて、やっと立ち上がったエルザは「サトル、私夜は7時で上がるの、宿に遊びに行ってもいいかしら?」と聞かれ「構わないけど」と応えて宿に戻った。


宿で少し昼寝をして、目が覚めたら既に夕方になっていた。


客があまり来ない前に、食べて仕舞おうと食堂にむかった。


丁度食べ終わったら随分早くエルザがサトルの元にきた。


「エルザさん、随分早くない?7時迄仕事と聞いていたけど」


「もう上がっていいと言われたから早く来ちゃった!私も同じ物此処で頼むわ!」


そういうと、さっさと頼んで食べ始めた。


仕方なく彼女の分も払って部屋に上がった。


部屋に入るなりいきなりエルザが抱きついてきた。


だめだという間もなくベットで失神してしまった。


以前のサトルならラッキーと言って頂いてしまうのだが、彼女の上にも乗れず触ることも出来ない。


『気』を放って目覚めさせるのが精一杯だ。


エルザは気が付いて、服を脱ぎ出し、一糸纏わない姿でサトルの目の前に居るのだがサトルは何も出来ない。


サトルは上に乗って、あんな事や、こんな事をしたいのだが出来ないのだ。


流石に我慢が出来ずエルザに本の少し触れてみると、身体が痙攣して、とてもじゃないけどあんな事やこんな事が出来る状態では無い。


彼女は既に気を失っている。


結局諦めて裸体を眺めているサトルだった。

やっと気がついて真っ赤な顔をしてエルザが初めて自分が裸になった事を思い出して、慌てて洋服を着た。


エルザはまたもサトルに抱きついてきた。


「あぁ〜、癖になるわ!ダメ〜、こんな事初めて・・・」と言ってまた気絶した。


その度にサトルは、悶々として何もできないで居る自分が惨めで、ひとり裏庭でバ

スターソードの素振りをするのだった!




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本日はもう1話分を18時に投稿予定です。

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