小学校編
第19話 おかしな身体 (1982年春~夏)
月日は流れ、無事幼稚園を卒園して小学校に通う様になりはや3年。
時に1982年の春の事、僕事三花ちゃんの身体の一部に変化が現れた。
身長が130センチで成長が停滞して代わりに胸が膨らみ出して来た。
最初は胸がちくちくするな~と言う感じだったけど、徐々に痛みが増してくる。
恥ずかしい気持ちが有ったがお母様に相談してみた。
「お母様、私胸が痛くなってきました。」
「あら、それは大変。ちょっとお見せなさい。」
「三花もそろそろ年頃だものね。恥ずかしがらないでよく聞くのよ。」
「女の子として成長している証なの。近い内にブラジャーを準備しないといけないかもしれないわね。」
「ブ、ブラジャー?」
「ええ、そうよ。形を保つ為にもブラジャーが必要になるわね。」
「今度下着屋さんに行きましょう。」
「わかりました。」
それから週末に下着屋さんにお母様と行った。
店員のお姉さんにまずは胸のサイズのトップとアンダーのサイズをメジャーで測ってもらい、
見繕ってもらった。
「まずはこちらからどうぞ。」
僕の後ろに店員さんが達ブラを着用してもらった。その時に着用の仕方を念入りに教わった。
「付けた感想はどう?きつくない?」
「いえ。大丈夫です。」
「そう。ではこれで安心ね。着用の仕方はよく覚えてね。」
お母様は店員さんと少し話して初めてのブラジャーを購入してもらった。
「これで一安心ね。」
「はい。お母様。」
僕らは帰宅した。それから2、3週間後・・・。
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「き、きつい。」
ブラのサイズが合わなくなった事をお母様に相談するとすぐさま前回の下着屋さんに行った。
「お嬢様のアンダーは変わりませんがトップが短期間で成長していますね。
今はまだ許容範囲のブラジャーがありますが次回からは特注になるかもしれませんね。」
「と、特注・・・。」
「まあ、大丈夫でしょう。特注はめったにありませんよ。だから安心してくださいね。」
「はい・・・。」
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それから数週間後、
「店員さんこんにちは。またきちゃいました。」
「こんにちは。あらあらもう特注するしかありませんよ?」
「はい。よろしくお願いします。」
僕の後ろに店員さんが立ちメジャーでまたもや測った。
「なんて素晴らしいサイズをお持ちなのでしょうか。細かく計測したいのでよく見せてください。」
「はい。お願いします。」
「まあ、なんて綺麗な形をしているのでしょう。はい、これでいいわよ。」
色々な部分の計測をした。
「完成に約1週間の期間が必要になります。」
「もう少し急げないの?」
店員とお母様が言い合う。
「分かりました。なるべく急いで作成させます。ご希望のデザインや色はありますか?」
「無難な白でお願いします。あまり派手じゃないシンプルなデザインでお願いします。」
「承りました。」
そしてしばらくして出来上がり試着してサイズを確認する。
今の所はぴったりだ。お値段は特注なのでそれなりな額はしたが、デザインも満足した。
ついでに服屋にも行った。流石に今の僕の体型では大きくてぶかぶかなのが多くなりこれまた特注になりそうだった。無駄にならなければいいのだけど・・・。
そういえば、体操服の上着やスクール水着も特注品を購入しないといけないのか・・・。
結果としてスクール水着や体操服の上着は夏頃にまでは間に合い、夏休みの小学校のプール利用で多いに活用した。
まさに前世の僕の感覚で言えば、まさに『ロリ巨乳』と言っても過言では無い体型をしている。
それに自分自身で言うのもなんだが、三花ちゃんは美少女なので誇らしく思った。
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