バッドトリップのようなのに、何故か気分は悪くない。 それどころか水面に漂い波に身を任せた時のよう。 どこに流されるかわからないのに、妙な心地良さがひたひたと脳を揺らしていく。 本来なら辛い現実も、作者様の絶妙なセンスで奇妙な味としてクセになる。 イモムシも、なんだか憎めない奴になっていくから不思議。 読後感もサラッと気持ちよく、ぜひ一気読みして頂きたい素敵な作品です。