第20話 アルフィと言う名の転生者
〔魔術士リーライハン・ビルム視点〕
俺は昭和から平成に変わる頃に工事現場の事故で亡くなって転生した。
奇妙な言葉で話し掛けられた。
意味不明な念話だったが、意図と意思は判った。
俺は転生した事を知らされた。
俺の親は平民に身を落としていたが伯爵家の傍系の三男だった。
異世界からの転生者と知った伯爵が俺を引き取ったので、15歳で高等科を卒業するまで政争と無縁に暮らす事ができた。
卒業する頃になって自分が如何に恵まれていたと気づかされるのだ。
俺は父のように在野で暮らす事は許されない。
なぜなら、異世界からの転生者は優秀でなければならない。
どこかの三流騎士が転生したならば放置された。
異世界からの転生者は文化と知識の置いて貴重な存在であり、常に監視の目に晒される。
内燃機関、電信、銃などの基礎知識は機密扱いであり、俺が持つ土木知識も勝手に広める事は許されない。
そんな国家機密を持つ者が在野で暮らすなど許されないのだ。
そんな事をすれば、危険人物と認定される。
密かに機密院が俺を殺しに来るだろうと伯爵から警告に従って魔法省外局人材発掘課を選んだ。
伯爵家の多くは魔法省に席を置いており、目の届く範囲であれば安全が保障された。
加えて、伯爵の外孫から妻を貰った。
俺は平民だが妻が貴族なので外局で準貴族扱いを受けて昇進も簡単だった。
伯爵には一生頭が上がらない。
◇◇◇
20年ぶりに日本の転生者が担当となった。
20年前、俺も若かった。
俺は日本から転生者と知って、担当を変えて貰うという無茶をした。
地区を変わるなどと叱られた。
そして、彼女の担当になってがっかりした。
相性というモノがあった。
親に虐待されて中学で死んだ子供とは話す事などない。
残念な結果となった。
それ以降は日本人と聞いても特別な興味も湧かなくなった。
今回は俺が担当する事になったのは偶然だった。
20年ぶりに日本の転生者は元中年親父で話の馬が合う。
元中年親父も肉体年齢に引き摺られて言っている事は幼く感じる。
話術は巧みだが、要求するモノが子供そのものだ。
そのギャップが笑いを誘う。
情報を引き出そうと対価の情報を出してきた。
流石、世界を駆け巡った元商社マンだ。
知識は半端ない。
他の転生者が課題として提出した新聞記事などで得た継ぎ接ぎだらけの世界情勢が手に取るように判った。
会話も巧みで俺の知識欲を満たしてくれた。
知ったからといって1ミリの意味もないが聞くだけで楽しい。
俺の密かな楽しみとなっていた。
彼は元商社マンの他に変わった経歴を持つ。
7歳頃まで前世の記憶があったそうで、他の異世界の知識を持っていた。
前々世の彼は賢者だったと言う。
中二病かと目を疑った。
残念な事に記憶を除く魔術具は前々世の記憶まで探れないので確かめる術はない。
前々世の賢者が残した日記帳が唯一の遺産だ。
ファンタジーなノベラーを読むようなあやふやな知識だと言っていた。
追々、引き出して行こうと思った矢先に問題が起った。
1歳の秋から担当官を籠絡して代筆で課題点を稼ぎ始めたのは元商社マンの手腕と頷き、魔法が使えると報告があったので秋の終わりに確認すると、やはり賢者が残した日記帳に魔術の記載の魔法を試したそうだ。
微風だった。
魔法適正を調べる詠唱に似ていた。
だが、魔法と呼べるほどのモノではなかった。
しかし、思っていた以上に日記帳の情報が貴重だと判明した。
俺は一度王都に戻って上司と相談する。
伯爵も加わった。
魔法省の外局で確かめて、有用ならば王宮に報告する事となった。
面倒な仕事になって来た。
さらに、上司らと別世界の魔法情報をどう引き出してゆくかを相談して、魔法の指輪を渡して様子を見る事にする事が決まる。
春に会った時に小僧に魔法の指輪を渡し、課題とは関係なく、俺自身から幾つかの特殊な課題を与えた。
初級魔術書も渡した。
夏に訪れた時に魔法論争でもしてみようと悠長な事を考えていた。
“査問官がアルフィン・パウパーを魔人かも知れないと騒いでいる。すぐに調整しろ”
王都から魔法通信で電報が送られてきた。
担当官が迂闊にも小僧が魔法を使って菜園の整備に関わっていると報告書を送った。
その『そよ風』を魔法とは言わないだろう。
もう、初級魔法が使えるようになったのか?
報告書の写しを確認した。
“魔法で草刈りと水まきを手伝っているだと?”
間違いない魔法が使えるようになったのだ。
早過ぎる。
2歳で魔法を使用とは・・・・・・・・・・・・なるほど、魔人を疑うのに十分な条件だ。
俺の部署は赤子が転生者かを調べる事だ。
しかし、外局人材発掘課では念話ができる者が少ない。
課長である俺自身が外を回っている。
王都でのんびりと報告書を確認する余裕はない。
各町の報告書はまとめられて王都に送られ、俺の部下が確認をしている。
送られてきた報告書は機密扱いではない。
それなりの身分を持っていれば、誰でも開示が可能だ。
スパイ活動は常態化している。
特に魔法省が優秀な人材を独占しているという悪辣ら噂を流す輩も多い。
今回は抜き打ちの査察が入った。
違うな。誰かが告げ口を入れたのかもしれない。
査察官が報告書を読み、2歳の小僧が魔法を使えると知って、魔人かどうかの調査を言い渡した。
これを調査の結果から引き抜きを仕掛けてくるかも知れない。
どこの部署だ?
別異世界の魔法知識などがあるなどと知れれば、複数の省がちょっかいを出してくるのは疑いようがない。
だが、まだ何も判っていない。
金の鶏の腹を割いても、何も出ないかもしれない。
すぐに現地に向かって変な容疑で連れて行かれないように監視しろというお達しだな。
厄介な事になってきた。
◇◇◇
俺は船を使わず、馬を走らせて移動した。
エクシティウムに到着したのは、王都から小僧に嫌疑を掛かった事を知らせる指令書が到着する一日前であった。
この町の人材発掘課課長と打ち合わせを行なった。
まず、鑑定のできる神眼を持つ審議官をこちらで用意させた。
鑑定が怪しい審議官は他の仕事を振っておく。
買収にも応じない者が良い。
さらに、変な質問が混じってないかを確認するように忠告した。
偶然を装い、外局の課長がある俺に立会人を引き受けさせるように要求するように指示を出した。
俺は王都の課長職であり、審査官と審議官の資格を持っていた。
俺はスタータスを除く鑑定も持っていない。
真偽を確かめる断罪の眼もない。
持っているのは、念話による嘘発見だ。
犯罪者が黙秘をした時にも使える技術であり、意識の表層を読む魔法だ。
会話が成立しない他国の者でも審議ができる。
念話で嘘が付けず、黙秘も難しい。
黙秘ができるような奴は他国のスパイだと言っているようなモノだ。
貢献した実績もある。
俺以上に立会人の適任者はいない。
翌日、指令書が届き、公安課が動き出す。
人材発掘課の課長に命令書を見せて協力するように命じた。
ここの課長は協力を約束し、公安課が鑑定のできる神眼を持つ審議官を用意した。
予定通りの審議官が選ばれた。
用意された質問文も確認し、国家反逆罪を疑わせる文書を削除させた。
公安は嫌がったが、魔人の判定に思想は関係ない。
況して、2歳の子供だ。
やっと家から出て来た所だ。
ヨチヨチ歩きの子供が反社会的な活動などできる訳がない。
予防線を張っておいた。
一度公安課に囚われると取り戻すのが厄介だ。
どんな交換条件が出てくるか判らない。
ちょっかいを出して来たのはどこの省だ?
指令書と同封の質問項目からどの省か想像する。
形式は教会を装っていた。
神の項目が多く、魔人を警戒しているのが判るが、反思想で拘束を目的としている内容であった。
王都に連行できるのは軍か、法務か?
それをカモフラージュにして引き取り人として出てくる可能性もある。
魔法省は敵が多すぎる。
だが、俺の予想は斜め上に外された。
この町の公安課の職員は王都の意図が汲めてなかった。
田舎役人、万歳だ。
簡単に訂正に応じ、何の抵抗もなく俺を立会人に認めてくれた。
◇◇◇
小僧は暢気に役人の質問に答えた。
事前に知らせる訳に行かない。
後で知れると問題になる。
宗教観など微妙な質問をきわどい返答で躱した。
日本が多神教で良かった。
異世界のゴットしか信じないとか言えば、後で教会から呼び出しが掛かり兼ねない。
ぎりぎりセーフだった。
だが、安心して見ていられたのはここまでだった。
聞いた事のない魔法詠唱を唱えて水を捲く。
俺が魔法の指輪に書き込んだ『水の魔法』ではなかった。
知らない魔法だ。
ヤバい。
そう思って役人を睨んだが、役人は魔法の詠唱を知らない?
下級官で助かった。
役人は魔法で水まきをしているのに驚いていたが、水まきをする時間や回数を聞くだけで詠唱の質問はなかった。
だが、小僧は菜の花畑と野菜畑の二ヶ所もあり、水まきは一度で済まない。
畑もかなり広い。
背中から汗が吹き出す。
俺の知る下町出身の魔法使いなら、そろそろ魔力が枯渇するハズだった。
しかし、小僧は疲れも見せず、草刈りを始めた。
この風の詠唱も初めて聞く。
水と同じく、詠唱が短く、何の飾りもなく単純だ。
小僧は水まきと同じ位の魔力を使った。
だが、それで終わりではなかった。
今度は地盤改良だ。
土壁の魔法を潰したような土の魔法だった。
畑を耕す魔法など聞いた事もない。
魔力の無駄だ。
農夫を雇って耕した方が効率的だ。
だが、問題はそこではない。
小僧はすでも水、風、土と三属性の魔法を使っていた。
伯爵以上の貴族が持つ魔法適正だ。
下町に生まれた赤子らしいない魔力量だ。
最初に調べた時は成長しても魔法使いとしては大成できないと思っていた。
しかし、今は違う。
魔法使いを多く輩出する名門貴族の子息と変わらない魔力量を持ち、三属性以上の魔法を自由に操っている。
王族でもここまで傑出した者は少ない。
誰かが気づく。
これはもう手遅れだ。
◇◇◇
無事に視察を終わり、翌日に改めて小僧の家を訪ねた。
小僧も暢気だが、担当官は馬鹿だった。
担当官も同じモノを見たハズなのに無事に視察が終わったと喜んでおり、一緒に同行するように命じられた事に何の疑問も持っていない。
わら半紙を洗った生活魔法『清浄』が神聖魔法『浄化』と似ていると警戒するならば、小僧の特殊性に気づくべきだ。
下級官の役人が魔法に疎くまったく気づいていなかったが、高等科を卒業した下級士官の担当官が気づいていなかった事に驚いた。
とにかく、二人を脅しておく。
小僧の秘密が漏れれば、『命はない』と言っておいた。
「いいか、小僧。お前も平穏に暮らしたいならば、大人しく暮らせ。俺は平穏に暮らしたい。故に、これ以上は厄介事を起こすな」
「厄介事って・・・・・・・・・・・・」
「派手に魔法を使って、魔人に間違えられただろう」
「知りませんよ。そもそも魔法を魔法具に書き込むのは、貴方の課題だったハズです」
「初等科に入学するまでに出来れば良かった。季節一つで出来ている方が可笑しい」
この小僧は色々と可笑しい。
魔法陣を魔法具に書き込むのに多くの魔力と精密な魔力操作が必要になる。
つまり、ある程度の魔力操作ができないと書き込めない。
俺は5歳の初等科入学まで1つ書き込めれば、上出来と思っていた。
加えて魔法を書き込む場所が10枠あり、その内の7枠には初級魔法を俺が先に書き込んでおいた。
小僧がどの属性でも使えるように配慮した。
それを小僧はすべて書き直していた。
あり得ない。
魔法具から魔法陣を消すのに大量の魔力が必要になる。
書き込む以上の精密な魔力操作が必要になる。
季節一つも経っていないのに?
田舎の役人が魔法に無知で助かった。
この三属性を自在に操ったと王都に報告されれば、王都から召喚命令が出されるのは間違いない。
王宮に知れれば、機密院も動く。
魔導協会や教会に出て来る。
魔法省で確保したいという伯爵の意向に背く事になる。
困ったモノだ。
とにかく、俺は小僧に自制を促した。
だが、無理だ。
この手の天才は無自覚に何かをしてしまう。
年の近い転生者に、小僧に似た奴がいた。
無自覚に騒動を起こし続けた。
絶対に問題を起こす。
ならば、対策は小僧ではなく担当官だ。
◇◇◇
小僧の家を出ると担当官を商業区にある食事所に誘った。
私には夫が・・・・・・・・・・・・と勘違いの声を上げたが、『命令だ』と言えば、下級士官が断れるハズもない。
かなり高級な店に入った。
料理を頼むと、会話が漏れないように魔術具を起動する。
「奢って貰えるのはありがたいのですが、こういう店は慣れておりません」
「気にするな」
「気にします。せめて中央区の店にして下さい。この店は密会に使われる店でして・・・・・・・・・・・・」
「承知している」
担当官が顔を赤くした。
中央区の高級店では、こちらの上級貴族も出入りするし、会話を聞かれない為の魔術具を作動できない。
その点、こちらの店は同じ高級店だが、店が色々と配慮してくれる。
不倫にもよく利用される店だ。
「安心しろ。君に興味はない」
「そうですかって、ならば、どうしてこんな店に入ったのですか?」
「小僧の話をする為だ」
「アル君ですか。優秀な子です。流石、異世界転生者です」
「三属性以上を自在に操っていたぞ。王族並だな」
「ホントです。アル君って・・・・・・・・・・・・」
カチャン、担当官がスープを飲もうとしていたが手が震えてスプーンを落とした。
そして、頭を抱え始めた。
平民が王族並の魔法適正を持っていたなど、王族にとって都合が悪い。
沽券に関わる。
「やっと気が付いたか?」
「は、はい」
「この事が知れたら、王都はどう出ると思う」
「大騒ぎに・・・・・・・・・・・・」
「騒ぎで済めばいいな。王都に召喚されて、俺達が魔力増加の方法を隠蔽していたと処刑されるな。あるいは、ここで小僧は生まれなかった事にして関係者を機密院が暗殺する」
「ど、どうしましょう?」
「隠せ。隠し通せ。今後、魔法の事は報告書に一切上げるな」
事の重大さに気づいてくれて助かった。
まず、三代前の戸籍を偽造して、ここの領主の血縁とする。
これで魔力量が多い説明が付く。
三代前の一族の事を知らない貴族は多い。
領主が気づかなかったとしても不思議ではない。
「文書偽造は重罪です」
「素直に報告して死刑になりたいか?」
「嫌です」
「ならば協力しろ。閲覧許可を取ってやる。素知らぬ顔をして二代目の父の名前を修正し、三代前の書類に書き足して修正して来い」
担当官がしくしくと涙目になった。
これで終わりではない。
次に行政長官と領主に知れた時の対応だ。
行政長官と領主は小僧を王都に取られる事に納得していない。
優秀な魔法使いはどこでも欲しい。
確保する為ならば、協力を惜しまないハズだ。
「では、ビルム様が話を付けて頂けるのですね」
「俺が相談に行けば、足下を見られる。俺は君が相談されて協力している事にする」
「ど、どうしてですか?」
「魔法省に条件を突き付けられても困るからだ。これはあくまで俺個人の善意だ。嫌なら忘れてくれ。俺は上司に訴えて王宮に事情を話す。俺の身の安全は保障されるが、君が確実に消されるな」
「嫌です。それは止めて下さい」
「では、勘づかれた時は君が二人と交渉する。それでいいな」
「わ、判りました」
担当官が俺を泣き脅したと知れば、二人は俺を利用しようと接触するハズだ。
勝負はそこからだ。
人材発掘課と開発課の課長は担当官に頼まれたと言って協力を求めて共犯者にする。
「知り合いの冒険者パーティーに菜園のクエストを出しておけ」
「予算がありません」
「それくらいは俺の部署から出してやる」
「どういう意味ですか?」
「可愛い君の為に人肌脱ぐ程度は許される横領だ」
「私の評判が!?」
「殺されるのとどっちがいい?」
「判りました」
「夫が感づいた時は俺に知らせろ。共犯して協力させる」
もう完全にポロポロと涙を落としながら聞いている。
これでは俺が悪党だな。
だが、まだ言っておくべき事があった。
「あの小僧には飛び級で初等科を少しでも早く卒業して貰う。転生者は飛び級が当り前、2年飛び級する者も多い。口裏を合わせろ」
「そうなのですか?」
「知らなかったのか」
「はい」
「では、覚えておけ。小僧が高等科に入学すれば、君の責任は無くなるぞ」
「えっ、それって?」
微かに希望の光を見せておいた。
「考えてみろ。高等科に入学した者は準成人だ。そこまですれば、責任は小僧に移る。だが、そこまでは小僧にも協力して貰わないと困る。判るな」
「はい」
「得意な属性は2つまでに抑えさせる。魔力量の偽装にも協力させる。ここまでが絶対だ」
「はい」
「後はその都度相談しろ」
「判りました」
「ならば、食え。料理が冷めてしまう」
領主が食べるような高級料理だったが、担当官は機械的に食べるだけであり、とても美味しそうに見えなかった。
翌日、人材発掘課の課長には昇進の話で協力させ、開発課の課長にはクエスト費用をこちらが出す事で納得させた。
出来た野菜や果実を売らなければ、農業課に遠慮は要らない。
維持費を寄付で集め、収穫物を配れば良いとアドバイスする。
「外局の方は悪ですな」
「この程度を悪と言いません」
「これからも宜しくご指導を賜りたい」
「ティンクと仲良くして貰えるならば、幾らでも協力させて貰います」
「ははは、承知しました」
弱みを知ったと勘違いした開発課の課長は隠蔽の協力を快く引き受けてくれた。
敢えて弱みを見せるのも外交手腕だ。
何を隠蔽するのかは勘違いしているが一度協力させれば問題ない。
知らぬが花よ。
後は、行政長官と領主が釣れるのを待つだけだ。
ホント、厄介な事になって来た。
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