第73話 3P

 ベッドの上で俺は正座していた。

 2人の妻が照れくさそにベッドのシーツをモジモジしている。

 ナナナの尻尾が左右に大きく揺れていて、フサフサと風を切る音がした。

 シルクのパジャマはワンピースタイプである。

 アニーの艶めかしい生足が布団の上で動いていた。


 俺は2人の妻と同時にイチャイチャするという無理ゲーをやろうとしている。


「何をどうすればいいんでしょうか?」

 と俺は尋ねてしまった。


 本当にどうしていいのかわからない。

 正直に言います。2人にしゃぶりつきたい気持ちはある。色んなところを触ったり舐めたりしたい。でも、そんな衝動的な行動は出来ない。

 1人を攻めたら、もう1人はそれを見ることになる。恥ずかしい。


「それじゃあ、まずは頭をポンポンしてくれますか?」

 とアニーが言った。


 俺はアニーの頭をポンポンと撫でた。


「ボクも」

 とナナナが言って、俺の膝の上に顔を置いた。


「それズルイです」とアニーが言って、空いてる方の膝の上に彼女も顔を置いた。


 可愛いらしい2人が俺の膝の上でデレデレした表情をしている。

 なんだこれ? ずっと見てられる。


「ボク、尻尾を触ってほしいな」

 とナナナが上目遣いでおねだりしてきた。


 うん、と俺は頷いて生唾を飲んだ。


 尻尾が性感帯と知ってから、なぜか尻尾をエロく思っていた。


 尻尾に手を伸ばしたけどココからでは届かない。

 ちょっと移動させてもらいます。2人のお尻の方に移動する。

 ワンピースから尻尾が出ていた。フサフサとナナナの尻尾が左右に揺れている。


 俺は尻尾を捕まえた。

 尻尾だけ見るとフェレットみたいだった。

 触るとモフモフで気持ちがいい。

 撫でながら尻尾の付け根の方に向かっていく。

 尻尾は毛で覆われているけど、中は筋肉である。

 俺が触ると尻尾の筋肉が硬くなっていくのがわかった。

 そして硬くなった尻尾がワンピースをめくり上げた。

 白い布地のパンツが見えた。膨らんだ2つの膨らみ。パンツからはみ出た肉が気持ち良さそうに揺れていた。


 俺は人差し指と親指で輪っかを作り、尻尾の付け根を掴んで上下に動かした。男が1人でやる時のスタイルである。


 プリッとしたお尻がモゾモゾと動き、硬直した尻尾が気持ち良さそうに痙攣している。

 ナナナから女性らしい鳴き声が聞こえた。


「領主様」とナナナが言う。

「ボク、すごく気持ちいいよ」

 

 男は女が気持ちいいと嬉しい。


「ズルイです」

 とアニーが言った。

「私も」


 アニーのお尻を見た。

 ワンピースから生えている白い生足。

 とても綺麗だ、と俺は思った。


 俺は右手をアニーに伸ばした。


 アニーの太ももの裏側に触れた。

 彼女のお尻がピクピクと動いた。

 ゆっくりと俺の右手が彼女のお尻に向かっていく。

 そして俺の手がワンピースの中に入り、膨らんだ柔らかいお尻に到着した。

 

 俺の右手が彼女の穿いているパンツの上で、何かを探すように触った。


 そしてお尻の中心に窪みがあることを探し当てた。

 2つの膨らみの間を指でなぞった。


「そこはダメです」

 と恥ずかしそうなアニーの声が聞こえた。


 彼女はお尻を左右に振って、俺の指から逃げた。

 左右に動くお尻が可愛すぎる。


「アニー座ってくれるかい?」

 と俺は言った。


 彼女は俺に従って座った。

 アニーの顔が真っ赤である。

 もしかしたら悪戯しすぎたのかもしれない。


「もっと俺に近づいて来て」

 と俺が言う。


 俺からは近づけない。なぜならナナナの尻尾を愛撫しているからである。


 キスができる距離まで彼女が近づいて来た。

 俺は彼女にキスをした。口の中の柔らかい箇所が絡み合うような大人のキスである。


 キスをしながらアニーの耳を触った。

 彼女がビクンと動いた。

 クスぐったいのか、アニーは俺を強く抱きしめた。


 唇を離す。

 透明な唾液が糸をひいた。



「耳を見せて」

 と俺が言った。


 アニーが髪を耳にかけて、俺に耳を見せてくれた。

 フィギアで売られていてもおかしくないぐらいの美しい耳である。

 エルフの耳は少し尖っているけどホモ・サピエンスとさほど変わらない。

 美しい耳が真っ赤に染まっていた。


 耳の小さな穴に向かって、フーと俺は息を吹きかけた。


「ダメ」

 とアニーが言った。


 右手でポンポンとアニーの頭を撫でる。

 左手は相変わらずナナナの尻尾を触り続けた。


「耳、食べていい?」


「……ダメです」


「それじゃあ食べてあげない」


「本当はダメじゃないです」

 とアニーが言った。


 耳の溝に沿って耳を舐めた。

 皮膚の味がした。 


 アニーは太ももをモゾモゾと動かした。そして両手で俺をギュっと抱きしめてクスぐったいのを我慢している。

 

 アニーの小さな耳の穴に俺は舌を入れた。

 彼女から女性特有の甘い声が漏れた。


「小次郎様、気持ちいいです」


 アニーの頭を右手でポンポンと撫でながら、彼女の耳を舐める。

 左手ではナナナの硬くなった尻尾を触っていた。

 

 獣人は尻尾、エルフは耳が性感帯らしい。


 ナナナの尻尾がさらに硬く大きくなっていく。そしてビクンビクンと大きく尻尾が痙攣したのがわかった。


「ボク、ボク、すごく気持ちよくなっちゃった」とナナナが言った。


 そして彼女は尻尾を触ってる俺の手を退けて座り直した。

 ナナナは俺の背中をギューと抱きしめた。


 アニーとナナナに俺は挟まれている状態である。


「ボク、領主様の色んなところ舐めたいな」

 とナナナが言った。


 それから俺達はお互いのことを知るように、体の色んなところを触ったり舐めたりキスをしたりした。

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