01への応援コメント
今作も面白かった
良い意味でこちらの予測を裏切ってくれる展開に毎度楽しませて貰っています
小野寺さんの元夫義実家に関しては胸糞でモヤっとさせられてエピソードでしたが、後半の急展開からの(不謹慎ですが)嬉しいサプライズのおかげでスカッとしました
また、〆が見浦さん達ではなく、あいちゃんが今回の件を反面教師として過去へ執着する誘惑に抗うというシーンになっていたのが、あいちゃんだけではなく、残された見浦、小野寺弟の二人も過去を克服して明るい未来へと一歩を踏み出すことを暗示しているかのようでとても印象に残るラストでした
作者からの返信
ありがとうございます! 引き続きシリーズをお楽しみいただけて何よりです。
片山家については、放置できないくらいヘイトを集めてしまったので、なるべくしてなってしまいましたね…彼らのあの結末に納得感を持っていただけたようでよかったです。
まりちゃんは自分で母親との別れを選択していますし、強い子だなと思います。彼女だけでなく、見浦さんや透さんも、辛かったことを乗り越えて、未来へ向かって歩いていけるような気配を感じていただけたら何よりです。
編集済
10への応援コメント
もし人間の脳内の電気信号がそのまま何もない空間でも再現されたら、それって幽霊みたいなものなんじゃないかな?とか思ったりしてます
それなら電子機器に影響を与えたりとか、水場で怪奇現象が発生しやすいことなんかにも説得力がある気も
実は某教授のプラズマ説もあながち的外れではないんじゃないかと個人的には思ってます
限定空間内で脳内電気信号が再現されたなら、それはプラズマの一種でもあるような気もして
大学の一般教養に毛が生えた程度の物理知識と、解剖学や生化学なんかから得た分子レベルでの人体構造に関する知識とを継ぎ接ぎして、組み立ててみた雑な仮説でしかありませんけど
因みにプラズマの研究って実はそんなに進んでなくて不明な点の方が多いらしいです
空中を漂って壁を透過したり、ビーカーに溜まった状態から勝手に這い出すスライム状だったりと、生成する条件によって全然性質が違ったものが結構なバリエーションであるみたいです
作者からの返信
ありがとうございます! 私はそういう知識にはまったく造詣がないのですが、幽霊って現在まだ科学で解明されていない現象なのかもしれないなという気はすることがあります。
01への応援コメント
ZOOMってよみごさんシリーズのタイトルの中では1個だけ英単語でちょっと異質だなって思ってましたが、リモート飲みに始まりリモートの描写が多くて納得しました。
見浦さんも小野寺さんも大事な存在を突然に喪って、どうしてもその事を呑み込めない。真面目だからヤケにもなれず、日常をやり過ごすために取っていた行動があんな結果になってしまったのが悲しいです。
私は数年前に父を亡くしたんですが薄情なくらい全然引きずらなかったんですよね。でもそれはお別れする時間、心の準備期間がちゃんと貰えたからだなーとずっと思っていて、突然身内を亡くしたら後悔や喪失感と折り合いをつけるのにきっと何年もかかるだろうと想像できます。そしてそれは誰にも肩代わりしてもらえない。自分で呑み込んでなんとか消化しなくちゃいけなくて、周りは見守ることしかできない。辛いなぁ。
生き残った人たちには、どうにかして生きる活力を得て、喪失を乗り越えて幸せになってほしいと思いました。
作者からの返信
読了、ありがとうございます! ZOOMの意味をはっきりと決めないままに始めた連載でしたが、なんとか回収することができたと思います。
ご自身の体験も含めたご感想、どうもありがとうございます。
今作は特に「親しい人が亡くなったときにどう心の折り合いをつけるか」という要素が大きかったように思います。見浦さんや小野寺さん、それにまりあちゃんはどう折り合いをつけていくのか、自分の乏しい人生経験も踏まえて色々考えながらの執筆になったように思います。バッドエンドの多いジャンルではありますが、彼らが前に進んでいけるようなラストにたどり着けてよかったです。
01への応援コメント
今回のお話はとても面白かったと同時に、とても切なかったです。
小野寺さんは、所謂「きょう」になってしまったと言う事ですか?
そしてシロさんに祓われたと言う事は、もう何も無くなってしまったと言う事?
天国で待ってる響くんの所に行って欲しかったなあ…まだ希望はあるのかな…
とても悲しいけど、そのぐらい人を呪う事は絶対にやってはいけない事だと思いました。
まりちゃん、見浦さん、小野寺さん姉弟、みんな大切な人を亡くしてるんですよね。
辛いよなあー。みんな幸せになって欲しい。
とても考えさせられる話でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
ありがとうございます! お楽しみいただけて何よりです。
今回は「親しい人を亡くす」という要素がかなり濃く出たなと思います。
今回の小野寺さんが、よみごさんが指す「きょう」そのものかどうかはわからないのですが(分類が難しいため)、同じ方法で対処できるものではあったので、消滅してしまった可能性が高いです。それくらいのリスクを負わないと人を呪ってはいけない、ということだと思います。
考えさせられる物語になっていて何よりです。こちらこそ重ねてお礼申し上げます。
01への応援コメント
シロさんとまりあちゃんが出て来ると、ワクワクします。(^^)
シロさんの、2人の仲を取り持ってくれる優しいお節介焼きさんという一面が知れて、嬉しかったです♪
でも、亡くなってしまった愛する人に、生き返って欲しい、幽霊でもいいから会いたい…という想いは、なかなか消せるものではありませんよね。
スティーブンキングの【ペットセメタリー】が切なくて怖くて、大好きなのですが、今回のお話も、胸が痛くなりながら、拝読いたしました。
私も亡くなった愛猫に会いたいけど…呼びかけちゃダメかな?(;_;)
作者からの返信
ありがとうございます! シロさんとまりあちゃん、シリーズキャラクターとしてがんばってくれています。人の恋路の世話を焼くシロさん、楽しそうでもありますね笑
『ペット・セマタリー』、私も好きな小説です。死んでしまったペットや家族に会いたいという願いは、万人が持っているものかもしれませんね。
猫ちゃんに呼びかけたくなるお気持ち、わかります。でも猫ちゃんは天国でのんびり寝ているでしょうから、そっとしておくのが吉でしょう。
01への応援コメント
拝読いたしました。
被害自体はありましたが、感情移入したような人物ではなかったので、それほど落ち込まなかったです。
(『巣』で、綾さんたちが亡くなったときには、感情移入していたので、げっそりと気が抜けた気持ちになりました)。
まりあちゃんが、霊能力者としてあまり活躍しなかったのが良かったです。
彼女が、前半からバリバリに感覚を張り巡らせて、シロさんと一緒に除霊していたら、ここまで不穏になることはなかったはず。
幽霊の被害が、だんだんと深刻になっていく病気のように、進展していったのがよかったです。
毎回、ゾクゾクこわごわと読ませていただいておりますが、今回も、LINE飲み会を通じた悪霊の描写が怖かったです。
最後まで完結してくださって、ありがとうございました。
作者からの返信
本作にレビューまでいただき、どうもありがとうございました! 今回は被害者にそれなりのヘイトを集めていたので、死なせやすかったです(言い方がおかしいですが…)
ちなみに次作はげっそり来る方かな…と思います。
まりあちゃん、まだ弟子入りしたばかりなので控えめでしたが、そこをお楽しみいただけてよかったです!
霊能者どころか、きっと新生活に戸惑っている頃だと思います。これから少しずつがんばってくれるはずなので、貴重な期間かもしれません。
今作ではじわじわ系怪異をやりたいようにやれて楽しかったです!
リモート会話中に画面の向こうで何かが…というのもぜひやりたかったシーンなので、怖がっていただけて本当に嬉しいです。
また完結作を増やせるよう、がんばりたいと思います。読了、ありがとうございました!
03への応援コメント
きっと「火葬場のスイッチを点けるのを、誰がするか?」といった雰囲気なんでしょうね。
シロさんが、見浦さんに意見を求めたのも、この場の雰囲気が大切だったからではないかしら?
こういったものは、周りの人たちの感情によって動かされていて、力が強められたり、逆に弱まったりする気がします。
例えば、キング原作の『IT』のペニー・ワイズみたいに。
作者からの返信
ありがとうございます! この場合は見浦さんがクライアントなので、彼女のGOサインが必要だったんだと思います。
とはいえ周囲の人の感情に怪異の強さが左右されるところ、大いにありそうですね。特に「気のせい」はそういうところが顕著だと思います。
02への応援コメント
猿の手は、ジェイコブズの『遊覧船の貴婦人』に挿入されている、短編小説なんですね。
前にも登場しましたが、死人が蘇るホラーのようで、興味があります。
似たようなお話が、村山早紀さんの『コンビニたそがれ堂セレクション』にもありました。
川に流された親友が、帰ってくるお話なのですが……
作者からの返信
ありがとうございます! 『猿の手』、有名なだけあってとても怖くて面白いのでおすすめです。
村山早紀さんのご著書は読んだことがないのですが、機会があれば手にとってみたいものです。
死んだ人が帰ってきたらどうする? というテーマは、時代や洋の東西を問わず人の興味をひくものなのかもしれませんね。
01への応援コメント
とても楽しく読ませていただきました!
よみごのシロさんシリーズ大好きです。
資格試験の勉強そっちのけで夢中で読んでしまいました。
ホラーが大好きなので怖い話には慣れているはずですが、先生のお話を読んでいるときはドアが少し開いていたりすると閉めに行ったり暗がりを気にしたりとしっかり怖がっています。
上質なホラーをありがとうございました。
これからも楽しみにしています!
作者からの返信
ありがとうございます! シリーズで読んでくださって、とても嬉しいです。
ホラー大好きな方に怖がっていただけると、喜びもひとしおです。今度も背後を気にしていただけるような作品を描き続けていけたらいいなと思います。引き続き、どうぞよろしくお願いします。そして、資格試験がうまくいきますように。
編集済
01への応援コメント
亡くなった家族に呼びかける、という、馴染みのある、それでいてどこか不気味な行為から物語がはじまってゆく展開にずぶずぶと引き込まれました。
悲劇のはてに惨劇によって幕引きがなされましたが、見浦さんと透さんにはまた新しい未来が続いていると暗示されたあたりが、死者への未練に別れをつげることを象徴しているように感じました。
続いてラストにまりあちゃんが「呼んだりしない」と決意したことによって明示され、寂しいながらもさっぱりとした読後感を得られました。
恐怖要素以外では、「消失」の一話目で、志朗さんとまりあちゃんがじゃれてるのが可愛いですね(^^)
作者からの返信
レビューまでいただき、どうもありがとうございます!
生者と死者の繋がりと断絶の話だったなと思います。辛いこともありましたが、見浦さんたち残された側が、前向きに未来に向かってくれるようなラストにできてよかったです。まりあちゃん、
強い子になったなぁ……。
じゃれてるところ、私も好きなので嬉しいです! 仲がいい師弟です。
編集済
01への応援コメント
初めまして、とても面白くてほぼ一気に読んでしまいました。
ストーリーの緩急の付け方もですが、キャラがネタに走らないのにしっかり立っていて、凄いなと思いました。皆さんとても好きですが、特に最後に良い仕事をして下さったお師匠さんこと志朗さんが一番好きかもしれません。
楽しい時間をありがとうございました。
作者からの返信
初めまして。拙作をお読みいただき、また素敵なレビューまでいただきまして、本当にありがとうございました! コメント含め、本当に嬉しく拝読させていただきました。
見切り発車ということで毎日ドキドキしながら進めた本作ですが、お楽しみいただければ何よりです! キャラクターも皆気に入っているので嬉しいです。特に志朗と黒木は過去作にも何度か出しているので、一際動かしやすいキャラクターかもしれません。最後の行動も「彼ならやるだろうな」と思って書きました笑
こちらこそ、本作をお楽しみいただけたのなら幸甚です!重ねてお礼申し上げます。
01への応援コメント
完結おめでとうございます!
中編のつもりで読み始めましたが、がっつり楽しませていただきました。
小野寺さん、そうか……。あとのことまできっちりしていた覚悟が、怖くも切ないです。そしてまりあちゃん、強い。まだ子どもなのに……。
シロさん、本業以外もグッジョブでしたね! ニマニマしながら読んでいました。
今作もこわおもしろかったです! ありがとうございました!
作者からの返信
ありがとうございます!連載中追いかけていただいて、大変励みになりました!
私も中編のつもりで書き始めたらいつの間にか文量が増え……完結させられて一安心です。
小野寺さん、最後まで仕事のできる人でした。相当覚悟が決まってましたね……。
まりあちゃんはずいぶんタフになったと思います。また活躍してほしいものです。
シロさんがグイグイ行くところは、書いててすごく楽しかったです!笑
今作もお楽しみいただければ何よりです! 本当にありがとうございました!
編集済
12への応援コメント
深刻な雰囲気の中に突然現れた琵琶法師に笑ってしまった
いつも面白く読ませていただいています。
作者からの返信
ありがとうございます! お楽しみいただけて何よりです!
見浦さん、もはやちょっと琵琶法師を期待してたかもしれません笑