びっくりするほどユートピア。のあれやこれ

自主企画『「びっくりするほどユートピア」をいかにかっこよく書けるか』参加作品

「びっくりするほどユートピア。」のあとがき的なもの

https://kakuyomu.jp/works/16816927861172051757



主催のほいるさん、参加者のみなさまお疲れ様でした!

今回も「なんか面白そうなことしてるな…」で後先考えずにとりあえず参加しました。計画性ないことがモロバレ。


でまぁ、今回の作品はアレです。アレアレ。ナニとは言いませんがソレです。ソレソレ。


最近の私の作品は、たまった鬱憤を晴らすのが目的のものも多くて、今回もそんな感じで出来た話でした。文字数制限もなかったので好き勝手ドンドコした感じです。楽しかった。


今回の作品は、「現場でリアルに起こってるターン」と「それをネットなどで知る人たちのターン」がありました。んで、ネット側の方では微妙に語弊が生まれてるなーという感じに仕上げています。


具体的にどこらへんかというと、例えば芋料理の下り。

「重要書類でキャンプファイヤーでもして芋でも焼いたんじゃないの」

というこの話は、「焚き火で焼き芋作ったんじゃないか」という事です。

ただ外国ではサツマイモなんか認知度低いし、話が伝わるうちにちょっとずつ変化してって、最終的に「芋料理を食べる日」になったよーっていう。

芋料理もコレ!と決まってるわけじゃなくて、各国で馴染みのある芋料理をそれぞれ食べてるよーって感じです。ゆるゆる。


SETTUKUも本来の意味より「誇り高い自死(そして悲劇)」という感じで伝わってて、しかももう正しい意味を知ってる人がいないので(国民全員死んでるので)、このまま教科書にも載ってるよっていう。

何年か後に研究者とかかかき集めた資料の中から本来の意味を知るのかもしれません。んで学会に発表してちょっとしたニュースになったり。


かの国は自分たちの技術が悪用されたらどうなるかを知っていた、そのために侵略された時どうするのか決めていた、という設定もありました。じゃなきゃ全国民分の毒を10日間でどうやって作るんだよって話になっちゃうので。

ココらへんのフワッとした設定はSFとしてお楽しみください。リアルじゃムリムリ。


今回、最後までどうするか迷った箇所がひとつだけありました。一番最後のところです。

かの国に行ったことがある人たちを、「老人」と限定するか、そうしないか。

イメージとしてはもうかの国が滅んだあとに産まれた人が多くて、リアルでかの国を知ってる人はごく少数、資料もほとんど残ってなくて、そんな中子どもたちがおじいちゃんやおばあちゃんから寝る間際にお話してくれる夢のような国…というイメージもあったんです。それこそ本当の意味でユートピアになっちゃったよ(二度と手に入らない桃源郷という意味で)って締め方をしようかなって思ったんですけど、うまくまとめられる気がしないのでああしました。


今回参加してみて思ったんですけど、やっぱり私はなにがしら作ってないとしんどいタイプみたいなので、こうやって気軽に参加できる企画が定期的にあるととても嬉しいです(毎回参加できるとは限らないんですが…)


みなさまお疲れ様でした!






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