第43話 魅井 光

光と魅井と来たのは、テーマパークだ。

そこには、積み木で作られた塔がある。

他にもヒマワリやサクランボが積み木で出来ている。

「七先輩。あなたにはしないといけないことがある」

「しないといけないことですか?」

七は前から抱きしめられる。

そして、魅井は七の腕を掴む。

「七先輩。私と何がしたい?」

「私は…」

「七先輩。ここでどう生きる」

「私は、女の子といたいです」

「そんなにも?求めるのか?」

「私は………他に何も感じられないんです」

「七先輩。」

光は頬をふくらませる。

「私もー」

七は後ろから光に抱きしめられる。

「みんなで抱きしめ合えばあったかーい」

魅井は、七と目をあわせる。

「ここは望みの世界。七先輩」

魅井は光の方へ行く。

「光。あなたは人間ではない。綺麗」

光を抱くと

「魅井お姉ちゃん?」

七は、一人反対側にいる。

魅井は七を押す。

「人間。突き落ちろ」

七は、落ちていく。

一人の戦いのために。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る