第42話 魅井 後輩

優衣は魅井と話す。

ここは多くのカフェテラスがある。

「優衣。私がここに来るとは思わなかった」

魅井は自分の腕を組む。

優衣は近くで光とルルと一緒にいる七を見てから言う。

「今は彼女の望む世界。あなたにもここへ来たから役が必要」

「役?面倒なこと」

「そうだな、何がいい?」

「なら。後輩がしたい」

「後輩?」

「七先輩と言う」

「そこに何か嫌とかはないの?」

優衣は質問すると。

魅井はニパッとしてピースをする。

「その役が私の役ならやる」

魅井は、歩いていく。

七は光と話す。

「あのね!七お姉ちゃん!」

「何ですか?」

「ルルお姉ちゃんのウロコが取れたの」

「そうなんですか…」

「これがウロコなの、ルルお姉ちゃん。来てきて」

ルルは、光の隣へと来る。

「ルルお姉ちゃんのウロコ!あげる!特別だよ七お姉ちゃん」

「あ、ありがとうございます………」

七はウロコを手に持つとポケットへ片付ける。

そこへ、魅井がやってくる。

後ろから抱きつく。

役には全員しっかりと行う。

「七先輩」

七は、ビクッとする。

「これは役のため。七先輩。これから一緒に行こう」

「え?はい?」

光は魅井へムーッとする。

「七お姉ちゃんはお姉ちゃん。…ということは魅井お姉ちゃん……」

魅井は光を見る。

「光」

「魅井お姉ちゃん」

「光」

「魅井お姉ちゃん」

七は、二人を見ていると、二人は手をつなぎ合う。

これは、かわいい組み合わせが増えた。

七は、光と魅井に両腕を抱かれるように、歩いていく。

優衣はルルといる。

優衣はルルへ言う。

「ルル様。あのお二人はまた不思議な組み合わせだね」

ルルは、静かに隣にいる。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る