第37話 剣の鳥

七はのぞくのみで洞窟から出れない。

「あれどうやって倒せば……………」

洞窟から出ることにする。

出れば、きっと。

何かある。

七は出る。

七はカタカタと震えながら行く。

剣鳥は空を飛ぶ。

そして、七へ向かってくると剣が落ちてくる。

七は、とにかく後ろを向くと逃げる。

「うわあ!」

剣鳥は向かってくる。

「来ないで来ないで」

七は泣きそうな目をする。

多くの剣が地面に刺さっている。

七は動けない。

青い光の腕を前へ向ける。

剣鳥は、輝いている青の光に後ろへ下がる。

が、突っ込んでくる。

「あ………これは」

剣鳥は速く飛んでくるそして、突っ込んでくる。

七は、戦えない。

あわあわする。

何とか避けると地面にぶつかり、剣がガチャガチャと弾ける。

七は、剣を握ってみる。

また、剣鳥は起き上がると七の方へくる。

七の方へと何度も突っ込んでくる。

七は逃げてばかりだ。

剣が地面に刺さる。

それを見て、気づく。

剣はカタカタと動いている。

剣を握る。

剣をとにかく持つ。

七は重くて振れない。

剣鳥は剣へと吸い込まれるように突っ込んでくる。

七は避けない。

何となくこのままでいる。

そこへ、飛び込んで来た。

通り過ぎるようにガチャガチャとした体を貫通していく。

剣鳥は自分で突っ込んできて地面にバラバラと剣のみが落ちていた。

七は、剣を落として、膝を落とす。

「怖かった………」

そこへ、光が来る。

「七お姉ちゃん。どうなった?へえ、勝てたんだー」

七は剣を見る。

「これは?」

「よーし!次行こう!七お姉ちゃん」

「あ、はい」


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