第36話 針なるモンスター 

七と光は手をつなぎ、歩きだす。

針足のモンスターは反応する。

七と光に気づいたのか動き出す。

針足たちは、走りだすとバラバラに飛び込んでくる。

光は回りに結晶が現れ、飛ばしていく。

針足たちに命中する。

光はニタリとする。

「襲ってきたんだからこっちもやっちゃうよ」

結晶は飛んでいく。

針足を刺していく。

消えていく。

七は後ろにいるのみ。

「光さん……」

光は笑う。

「消えろ」

針足は、消えていった。

そして、岩場を通り過ぎる。

次に開けてる場所は。

多くの剣が地面に突き刺さっている。

剣は刺さっていて、そこを歩いていく。何も現れていない。

光は歩いていく。

「モンスターいないね」

七は答える。

「いないですね」

光は、ハッと後ろを向く。

何か飛んでくる。

剣で形作られたモンスター?

そんなものが飛んでくる。

そして、剣が落とされていく。

「七お姉ちゃん!」

光は七を抱きしめる。

結晶を回りへ出すと上へ向かって飛ばす。

が、剣は一本光の腕にかする。

「………っ!」

光はそれでも七を抱く。

七は焦りつつ、回りを見る。

剣が刺さる地面。

他に何か。

遠くに洞窟がある。

「光さん!洞窟です!」

光を支えるようにして、七は向かう。

そこへ、剣で出来た鳥は剣を落としてくる。

七の頭上に落ちてくるが、剣同士でカチャンとぶつかりあい、七の後ろをトスッと刺さる。

七と光は洞窟の中へ入る。

光は自分の服の切れた場所を見る。

七もあわててる。

光はニコリとする。

「大丈夫。七お姉ちゃん」

「でも」

服が切れているということは。

光は立ち上がる。

「ここに治すのはないみたい、さあ、倒しに行くよ。あれ」

七は光の腕を掴む。

「だめです!光さんは休んでください」

光は冷たい目をする。

「え?七お姉ちゃんがやれるの?」

光はとても冷たい目で見下ろしてくる。

七はうつむくが。

「だ、だめです……」

光はニコリとする。

「そうだね。七お姉ちゃん戦わないと、ならうん、七お姉ちゃん頑張って」

光は座る。

七は

ビクビクして、洞窟から外をのぞく。

剣鳥が飛んでいる。

「…………怖い」

七は怯えるが歩きだす。

光は手を振る。

「七お姉ちゃん。倒してね」

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