第34話 星

先輩。

星。

星は七へ四角い刃を向ける。

七は、ギリギリで避ける。

「何ですか……」

「先輩。星はあんたをここで倒す」

刃を向けられる。

七は、不格好に逃げ惑う。

「星先輩!やめてください!」

七は、走ると行き止まりだ。

「これじゃあ……」

星は冷たい瞳で振り下ろす。

カアンッと音がする。

星は七の隣に刃を刺していた。

七には当たってない。

「ここで終わりにする。七。ちゃんとゴールしろ」

星は行ってしまう。

が、頭を撫でられる。

「じゃあな」

七は頭に触る。

温かかった。


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