第7話 女の子しか愛せない崩壊した七

彼女はいつから少女を愛したのか?

いつから少女以外愛せなくなったのか?

彼女は気づいてなかった。

昔から好きな感覚はあった。

けれど、そこまでひどくはなかった。

彼女は気づかないうちに愛し、気づかないうちに愛を感じた。

七は、崩壊していった。

少女への恋。

少女への愛情。

少女への思い。

少女。

少女。

少女。

二次元の少女の甘い声。

柔らかい

柔らかい。

少女とは愛情

少女にしか感じられない心。

七は、気づいて崩壊した。

心が壊れた。

壊れたのだ。

少女といるときしか心が感じない。

「女の子……かわいいです……」

多くの小説、マンガ、女の子との恋愛ゲームに囲まれた少女。

七は、少女しか愛せない。

少女にしか心が感じない。

かわいい。

かわいい。

やっと気づいたらしい。

七は、女子の中で合わせて生きてきた。

好きでないことを好きと言えた。

嘘をつく。

嘘をついて、ついて、壊れていく。

彼女は言えなかった。

回りにいなかった。

七は、崩壊していった。

「私……………は……」

彼女の心は気づかないうちに壊れた。

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