第241話 自動人形 ベル
【嵐side】
「どういうことだ、聞いてないぞ !」
「言ってないからな、
あっ、安心して良いぞ !
頭脳は定期バックアップで数分おきに大江戸グループのスーパーコンピューター・オモイカネに記録されているし、ベルの人格AIは同期しているから、何か有ってもベルの人格AIは安全だ」
「いや、それはそれで、ありがたいが。
俺が言いたいのは……
「ああ、わかっている、わかっている。
ベルの素体である
出資も大江戸グループがしてくれるから資金面でも心配しなくて良いぞ !」
巧は
これだから、技術者と云う奴は……
隣で抱きついているベルを見ながらため息が出そうになるが我慢した。
「ずっ~と一緒だよ、嵐 ♪」
どうして、こうなった !?
俺、何かやらかしたのか。
一方、巧の説明は続いている。
「とりあえずは、介護用の
次は家政婦用の自動人形だな !
いやぁ~、夢が広がるなぁー 」
ダメだ、こりゃ……
ニヤニヤと俺とベルを見ている妹たちにもムカつくし、空に浮かんでいる
「このままでは、ヘルメスお兄さまの一人勝ちに成ってしまうです !
対策、対策を練るです !」
「予想外にしてもヒドイ展開ですよね。
もしかしたら、ヘルメスお兄さまの計略では ? 」
……何か知らんが、ヘルメスの野郎が関わっているのか ?
見つけたら、とっちめて聞き出してやる !
クイ クイ
袖を引っ張るベルを見ると、
「ねえ ねえ、嵐が巨乳の方が好きなんだったら、次の素体は巨乳にしてもらうけど、どうかなぁー ?」
目を
無駄にスペック高いな、
「俺は、お◯◌い星人じゃ無いから、大きさなんて関係ないぞ !」
蛍も●□さそうだからな。
ムニュ !
「ニセ乳より天然物の方が良いよ、嵐くん ♪」
いつの間にか、
「どっから、
「ウフフ、嵐くん居る所に蝶子ありよ、嵐くん ♪」
ニコニコしながら言う蝶子だけど、目が笑ってないぞ !
「ヒューヒュー、両手に花だね、嵐お兄ちゃん ! 」
由利凛がスマホで写真をとりだした。
「 由利凛、てめえ、その写真をどうするつもりだ !」
由利凛を
「どうしようかなぁ~、ど・う・し・よ・う・か・なぁ~。
妾、ハ□ゲンダッツのアイスを食べたいなぁ~ 。
もちろん、妾だけじゃなくて皆の分をよろしくネ、嵐お兄ちゃん ! 」
……この、悪魔めぇ~ !
やっぱり、コイツは邪神だわ !
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