第158話 ドラゴン・ファンタジーよ、永遠に ?
【嵐side】
グランドクエストがあると、お知らせが有ったので久しぶりに『ドラゴン・ファンタジー』にログインした。
さて、グランドクエストと云うからには、大魔王でも登場するのか?
どんな敵でも負けないぞ !
ブルッ !
もちろん、異世界の大魔王
アノ女だけは相手をしたく無いんだよ !
最恐、最凶、最強な女で、かつては アフロディーテや邪神ロキを倒している悪魔みたいな女だ !
アノ女だけは例外だ !
何故か、アザゼル達も参加しているが気にしないようにしよう。
〖ワールドアナウンスが始まります。
ワールドアナウンスが始まります。
グランドクエスト
『ハルマゲドン、天使がヒト族を滅ぼしにやって来る ! 』
が、始まります。
敵は文化が進み過ぎたヒト族を滅ぼしに来る、機械神 デウスエクスヤバイヨヤバイヨと機械天使たちです。
クエスト開始は 1時間後です。
奮って参加してください。 〗
人間と云うより日本人は凄いな !
国によっては大問題に成るぞ !
隣でアザゼル達、悪魔は笑い転げて居た……空気読めよな、悪魔共。
普通は悪魔の軍勢が攻めて来るクエストを考えるんだろうが、日本人と云うよりドラゴン・ファンタジーの運営の頭がオカシイんだよな !
妹たちは複雑な顔をしているが、敵のモデルは俺達ギリシャ神話では無く、聖書の神だろう。
少なくとも俺は遠慮なんてしないぞ !
やがて上級天使…………上級機械天使らしき奴が下級機械天使を引き連れて宣戦布告をしてきた。
「聞け ! 不浄なヒト族共よ、我の名は上級三級機械天使 アザゼールだ !
神の怒りに触れた、貴様らヒト族は死………
ドッカーン 💥
「おまっ、せめて最後までセリフを言わせてやれよ !
これじゃぁ、どっちが悪魔だか判らねえじゃ無い……
そういえば、
アザゼルの奴、自分に似た名前だから同情したのか ?
見ろ、他の悪魔たちは笑い過ぎて苦しそうだぞ。
♟♞♝♜♛♚
機械天使達が大軍を率いてきた。
ボスキャラであるデウスエクスヤバイヨヤバイヨ……で有っているよな。
まあ、ボスキャラは前座である機械天使達を全滅したら出てくるだろう。
由利凛が前に出て来た。
「お前は後衛職の魔法使いなんだぞ !」
俺の注意も何のその、由利凛は呪文を唱え始めていた。
そして、右手の手の平を機械天使に向け、
「テ」「ラ」「ファ」「イ」「ア」
「喰らうのじゃ!
由利凛の五指爆炎弾で機械天使の半数が消滅した。
コイツ、一体いつの間に大魔法を覚えたんだ !
由利凛の活躍に刺激を受けた他のプレイヤー達の撲滅戦が始まった !
そして、とうとう…………
デウスエクスヤバイヨヤバイヨが登場したが、
「
久しぶりに見たクリスの忍術で上空に舞い上がった天音姉ちゃんが、
「太陽の力を借りて、今 必殺の『シャイン・アタッーク ! 』」
ボスキャラであるデウスエクスヤバイヨヤバイヨを倒してしまった。
「凄まじいな、お前らは…………」
アザゼルの言葉には恐れを感じた。
「おうよ !
何時だって、神や悪魔、魔王を倒すのは人間だと云うのを忘れるなよ ! 」
フッ、決まったな !
「否、もともとお前らは、神や邪神の集まりだろうが! 」
アザゼルが何か、クレームを言ったが聞こえ無いフリをした。
空気を読めない駄目悪魔め!
…………そうだ !
天音姉ちゃんからクリスこと
俺は、機械神を倒して機嫌の良いクリスの処に行き、デートに誘った。
結果は…………OKだ、但し大江戸ファミリーとでの遊びに行く約束に成ってしまったが、大きな前進だぜ !
♟♞♝♜♛♚
※作者より
大魔王 恭華は、私の作品『邪神ちゃん バンザーイ ! 』と『魔王戦隊 ゴオニンジャー』に登場する、元ジパング人の茨城 恭華 のことです。
よろしければ読んで貰えると嬉しいです。
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