第156話 蝶子がヒロインだもん ! ②
【蝶子side】
京成成田駅からJR成田駅に乗り換えて私達の住む茨城県の田舎町まで電車の中でジャンヌと話している内に仲良しに成ったわ。
〖……………………〗
駅から歩きながら街(市)を案内しながら蝶子の住む家に向かう前に大江戸家に向かった。
道理で三姉妹は美少女な訳よね。
〖私の方が
アテナやヘラより私の方が美しいんだから ! 〗
オバサンが、負け惜しみを言っているから流すことにしたわ。
それよりも、
「ジャンヌは恨んでいないの、聖書の神様を ? 」
「……恨んでいませんわ !
悪いのは、イングランド野郎の神父たち、神官とイギリス人たちなのですから ! 」
勘違いしていたけど、カトリックは神父でプロテクトが牧師なんだとジャンヌから教わったわ。
生粋のフランス人のジャンヌはイギリスが嫌いみたいね。
まあ、イギリスに処刑されそうに成ったんだから、仕方無いよね。
「しかし、驚きましたわ !
異教……ギリシャ神話の神々が人間に転生して修行なんて !
もしかしたら、
うん、蝶子もビックリだよ !
蝶子の中に
〖ちょっと、誰が駄女神なのよ ! 〗
オバサン以外に誰がいるのよ !
〖グッギッギギギギギギ ! 」
「確か、
「それは、是非に御逢いしたいのだけど駄目ですわよね ? 」
ジャンヌは良い娘よね、こんな良い娘を処刑しようとするなんて、当時のカトリックの神官たちは救いようが無いわね。
「うん、そうした方が良いと思うよ 」
♟♞♝♜♛♚
大江戸家に到着。
一応、彼女がジャンヌ・ダルクと云うことを私が知っていることは内緒。
むろん、蝶子ちゃんがアフロディーテだと云うことに気がついていることも内緒。
明日菜ちゃんことアテナなら直ぐに気が付くでしょうけど、最初から紹介することでリスク回避に成るハズよね。
フランスの学校との交換留学生として、大江戸姉妹と潮来姉妹に紹介した。
「ジャンヌ・ルーラ=オルレアンです。
仲良くしてくださいね 」
蝶子の家と大江戸家の家は、少し離れているけどお隣同士だから不自然じゃないよね。
ジャンヌに挨拶をされて自己紹介している内に、
良かった、蝶子は
「お~い、『
アップデートの後に大型イベントがあるらしいから、皆で参加しな…………ゲッ、蝶子 !……と誰 ? 」
私に対する態度は置いといて、正直な嵐は好き❤️
ぶっきらぼうだけど優しい嵐くんは密かな人気でライバルが結構居るのよね。
明日菜ちゃん達が兄妹で良かったわ。
「 おい、嵐 どうした……ゲッ、アフ……蝶子か。
どうしたんだ、連れの彼女は見たことが無いが ? 」
嵐くんの後に続いて巧くんも顔を出した。
巧くんこと鍛冶神ヘパイストスは神話では醜い神と書いてあったけど、巧くん自身はソース系のイケメンだ。
巧くんは 実直で取っ付きにくいけど、優しいのよね。
後、ここには居ないようだけど、ロッキーくんを含めて
〖……
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