第108話 嵐のごとく Ⅵ ④
【嵐side】
ログインすると、ベルを始めとした従魔たちが宴会をしていた。
「どうしたんだ、お前たち従魔は
俺が聞くとベルが胸を張りながら、
「前回の防衛戦で、ボクたち従魔が
だから皆で、お疲れ様の打ち上げをしていたんだよ!」
えっ、
俺の表情を読んだかのように
「
アノ罠は、ボクたち従魔が陰から手伝いをしたから成功したんだよ。
濃い霧はボクの水魔法だし、幻影は
云わば、ボクたち従魔のチームプレイの結果だね!」
ホェェェ~、てっきりコンピュータが判断したのかと思ってたよ。
「じゃあ、この石兵八陣は連発出来ない訳だな。
従魔たちに負担がデカすぎるもんな~」
まあ、アレは出来すぎだったからな。
そうそう何度も使える手では無いからな。
今度は、こちらが攻める番だよなぁ~
そろそろ、アメリカチームが魔王かエリアボスを見付けて良い時期のハズなんだが、一向に情報が下りてこない。
さては、奴らは情報を独り占めしているな !
……ところで、妹たち処か女子達が集まり密談していて恐いんだが……
『押すな』と言われれば押してしまう。
『引くな』と言われれば引いてしまう。
『
恐いモノ知りたさに妹たちに聞いて見ると、
「パーティー・クラッシャー !」
思わず叫んでしまった。
「あくまで噂なのですが、フリーの男女プレイヤーが居るらしいのですが、女性パーティーなら男性プレイヤーが、男性パーティーなら女性プレイヤーが臨時で入りパーティーメンバーを仲違いさせて解散に追い込むプレイヤーが居るらしいのです」
「
プンプン、激おこプンプン丸なんだからね !」
従魔とマスターはリンク・繋がりがあるから見失う事は無いだろう。
あからさまに、ホッ としている
もちろん、余計な事など言ったりしないさ。
藪をつついて蛇を出したく無いからな !
「もちろん、私でも無いわよ、お兄さま」
それにエリスは不和と争いの女神なんだから仕方ないだろう!
「しかし、何の為にそんなしょうもない事をするんだ?
そいつらにメリットとかあるのかよ」
俺の
んっ? そういえば、
「なあ、
「……ダブルデートですって! 恵利凛は、ともかく由利凛は何処まで本気なのかしら ? 絶対にろくでもない事を考えてるに違いないわ !」
同じ邪神同士、仲が良かったからな。
「 ……もう少し情報が必要ね。
思い当たる節はあるけど、確信には材料が足りませんね。
情報ギルドに依頼して調べて貰います」
まだ、考えていたのかよ!
今は 女神アテナは、お休みで人間 明日菜なんだから人生を楽しんでいれば良いのによぉ~。
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