第101話 子羊たちの大冒険 After...
【嵐side】
ゲームにログインしてみると、何処かで見たモンスターが居た。
このパーティーハウスに居ると云うことは、誰かが従魔にしたのだろう……と思っていたら、
妹たちは、引き
陽野芽……ヒノメとセナは無事にテイマーに成ったようで、ご機嫌だ。
ベルの話しだと大変だったみたいで疲れていたようなので、チョココロネをあげたら喜んでいた。
マーダーバニーの名付けは、ひと悶着あったようで 某スナイパーに容姿が似ていたので『ゴ◌ゴ』と名付けをしようとしたのを必死に止めたと言われた。
うん、著作権は気を付けような!
これで戦力アップと共に心配だったヒノメとセナに強力な従魔が付いたから、アホたちへの牽制には成るだろう。
しかし、ベルの話が気になった。
ゴブリンって、『策』を使える知能があるのか?
何か、裏で糸を引いている奴が居ると考えるのは考え過ぎか?
一応、ベルには俺達が居ない時にヒノメやセナがログインした時には協力するように頼んでおいた。
ゲームのモンスターなら、まだ良いが ロリコンプレイヤーが悪さするとも限らないからな!
ハラスメントコードはあるが、奴らはギリギリ触れない方法や抜け道を知っている可能性もあるからな!
「嵐はチビッ子たちに甘いねぇ~ ♪」
なんて、ベルはからかって来たが、ダメと注意するだけでは意味が無いんだ。
ダメと言われれば、尚更やりたくなるもんなんだよな!
俺が、そうだったから良く判る!
ベルに聞いたが、ガ◌ラじゃ無いんだから高速移動なんて無理だろう。
陽野芽や星奈には、リアルでも口を効いて貰えないらしいから八つ当たりだな。
ゴブリンの事も気に成るから調査がてら、ドンチャンとデュークの連携の練習の為に里山フィールドに行って見るか!
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
最初は、しぶしぶながら追いてきた妹たちも俺の話を聞いて調査に強力してくれることに成った。
俺の勘も
里山に着いてからベルに聞きながら探索をしていたら、巨大な洞窟の入口を発見した。
今の装備でダンジョン探索は危険だ!
一旦、戻って装備を整えるか妹たちと相談していたら、
おおー、あのネズミも役に立つんだなぁ~。
「こんなこともあろうかと、
『ミニミニ・ビデオカメラ~!』」
聞くと、副職が錬金術師に成っていたそうだ。
まあ、
その小さなビデオカメラをチュウ太郎の頭にセットして偵察に行ってもらった。
誰も言わないが、このゲームはファンタジーだよな!
良いのか、コレ!
小さなチュウ太郎には反応しないのか、ゴブリン達が少しずつ増え始めている。
更に奥へとチュウ太郎は進んでいるが、ゴブリン達の数が多くないか!?
やがて、洞窟の奥へ奥へと進むと大きな広場があり沢山のモンスターが居た。
ゴブリンや
そして 際奥には、下半身が蜘蛛で上半身が人間の女性が居た。
「アレはアラクネか? だとしたら、強力なモンスター達が大量に集まって何をするつもりなんだろうか?」
俺の言葉に
そういえば、
短気な奴だよなぁ~、……と言ったら怒られるから黙っておこう、……俺はクールなんだぜ!
「……これは『スタンピード』が起こるかも知れないわね!
直ぐに、ファーストの街に戻り、冒険者ギルドに報告して対策をしないと手遅れに成るわ!」
少しショックを受けているアテナの代わりに考えている辺り頼りになるな、
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