第71話 嵐のごとく Ⅳ ⑧
【嵐side】
〖魔王チョウエンビブリオーが現れた !〗
ゲッ、 Hpバー が8本も在りやがる !
アメリカチームは、さっそく魔王の相手を攻撃し始めていた。
ヨシ ! 俺達は守りを固め、ザコを倒しながら台座に向かった。
最初に聖剣アンタガタドコサーを台座に刺すと台座が光輝きだした。
うん、トモエ達の予想は当たっているようだな !
それに気付いたアメリカチームも気合いが入ったようで、どんどん攻撃をしている。
俺達は、まだレベルが低い為に
俺達が、最後の聖剣ニテサヤイテサクッテサーを台座に刺す頃には、Hpバーが残り2本に成っていた。
どうやら聖剣を刺すたびに『Hp回復』が少なく成っていたようだな。
最後の聖剣を刺したら魔方陣が光輝いて魔王の闇のカーテンが無くなった。
何だ、アレは ?
スライム ? アメーバ ?
不形態の物体が形を変えながら何かを俺達の方に飛ばしてきた。
すかさずパーティーの前に立ちダークネスの大盾を構える。
ジュゥーー !
大盾からは焼け焦げた煙がたっていた。
「ギャァァァァ……さっ 最高 !
旦那様に憑いて良かったわ ❤️」
だっ 誰か、このドMの盾を何とかしてくれよ !
俺達がコントをしている間にもアメリカチームがダメージを与え続けて、ついに………魔王チョウエンビブリオーは爆散した !
上空に『
ラストアタックボーナスは欲しかったが、流石に人の手柄を横取りする程、浅ましく無いつもりだ。
魔王戦が終わった後、本当にアメリカチームからスカウトをされた。
だが、断わる !
俺は、
くしくも、
♟♞♝♜♛♚♙♘♗♖♕♔
一方 その頃、
【星華(マリン)side】
沢山の角ウサギを倒したこともあって、戦闘に慣れてきた私達は別のフィールドに移動していた。
フィールドを歩いていると、遠くに数匹のモンスターが何かを襲っていた。
「サリー 、プレイヤーかも知れないから助けに行くよ ! 」
「 OK~ マリン、直ぐに助けに行こう !」
近付いて見ると、アリ型のモンスターが子馬を襲っていた。
初級鑑定で調べると……!
「ロック・アントよ !
外殻が岩みたいに硬いからヘタな武器はダメージを与えられないわ !
私が拳で殴るから、サリーは火魔法の後で氷魔法で冷やしてくれる !
ヒートショックで外殻を弱らせた後に私が拳で殴ってショックを与えれば倒せるハズよ ! 」
「了解、メガ・ファイア ! 」
レベルアップして火魔法も強いのが使えるように成ったサリーが三匹のロック・アントに火魔法を当てている為に、真っ赤に外殻が成っている。
「今よ、サリー ! 」
「ギガ・ブリザード !」
氷魔法がロック・アントを襲い急激に冷やされた外殻にヒビが入った !
「後は任せて 、断空拳 ! 」
ロック・アントの外殻を砕くと、ポリゴンに成って消えていった。
残りの二匹も同じように倒した後、子馬に駆け寄りHpポーションをかけると傷がどんどん消えていった。
念の為に残りのポーションを子馬に飲ませると元気に成り私達に懐いていたのだった。
〖ペガサスの子供のテイムに成功しました !〗
頭にアナウンスが流れて状況が判った。
コレ、クエストだったんだ……
〖ペガサスの子供に『名前』を付けてください〗
私達のステータスを確認すると副業の欄が増えていて、『テイマー』と書いて有った……
どうしよう、
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