第25話イケメン四天王 ①
【英里香side】
私達が通う
その内の二人が私達の兄である『大江戸嵐』と『大江戸巧』なのだけど………
この学園の女子生徒の目はガラス玉なの!
明るくフレンドリーな嵐くん。
ぶっきらぼうだけど、優しい巧くん。
クラスメイトの女子だけでなく、学園女子全体に人気らしい……
まあ、確かに黙っていればイケメンなのかも知れないんだけど、実態は残念イケメンなのよね。
知らないって事は幸せよね。 そして『幸せ』と『辛い』は漢字は似ているけど意味は真逆なように二人の兄は…………
ちなみに他の四天王の二人は『ロッキー=アスガルド』と『竜ヶ崎龍騎』なのだけど、少女漫画の四天王みたいに一緒に居ることが多い。
つまり二人は兄妹の為に私達と一緒に居ることが多いから、私達が四天王を独占しているみたいに思われているのよね。
只、地雷女こと夜野蝶子が居るから、ヘイトは分散されてはいるんだけど………
「ちょっとぉ~、小学生は初等部に行きなさいよ!
チミっ子は、もう少し大きく成ってから中等部に来なさいよ!」
由利凛と恵利凛が別クラスの女子達に
アイツらぁ~、私が由利凛たちに加勢に行こうとしたら明日菜に止められた。
明日菜に何で止めるのか文句を言おうとしたら、パラスが由利凛たちを左手で指差して右手の人差し指を口唇に充てた。
「プゥ クスクス、脳味噌が『
栄養が頭に回らずに胸の
貴女達こそ小学生から勉強をやり直さないと授業に追いて行けないんじゃろ!
妾たちに遠慮しなくて良いから初等部に行くが良い! 」
「ちょっと由利凛、本当の事を言ったら傷付くでしょう!
彼女達は思春期で色気付いているから理性が
絡んで来た女子生徒達が顔を真っ赤にして、プルプルと
悪口で由利凛に勝てる訳無いわよね。
トドメに恵利凛が悪気無く『
騒ぎを聞きつけて、お兄様たちが由利凛たちの方に向かうと、
「覚えておきなさいよぉ ! 」
半泣きで捨て
「プンプン、あの娘たち
蝶子が、男の子たちに頼んで『
蝶子がそう言い残して、逃げた女子生徒を追いかけて行った。
何気に学園には蝶子のファンクラブがあるのよね。
蝶子も陰口を散々言われているようだから、絶好の機会だと思っているのでしょうね。
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