医者の星 (後編)


数時間後、

(シュー、カラカラカラカラ)

手術室のランプが消え、扉が開き、一台の担架が出てきた。


『手術は成功しました』

出てきた黒服の医者、闇はそう待っていた僕たちに伝える。



『よ、よかった〜』

彼の報告を聞いて張り詰めた感覚が一瞬で抜け落ちたのか、ど、と疲れが出てきてその場で気絶するように意識が切れた。



翌朝、

僕は知らないベットで目覚める。


『おはようございます。HELLOです』

ベッドの隣にはいつもの相棒HELLOがいた。


『おはよう』


『おはようございます。ルイさん。看護師の方が朝食を持ってきてくれましたよ』

HELLOの横には確かに食事がおいてある。




『どこだろう……』

僕は朝食を食べ終わってすぐに間さんの脳が入った陸さんの体を見舞いに行くことにした。




色々な人に聞いてやっと間さんと陸さんがいる病室を見つけた。

『失礼します』

(シュー)

扉を開けて病室に入る。

部屋には手術をした黒服の医者、闇ともう1人少し老け窶れた医者がいた。


『君は……確か』


『ルイです。昨日、間さんにこの手を見てもらった者です』


『そうか、あの子の最後の患者か……』

老け窶れた医者が僕の話を聞いて呟く。


『直人さん、間くんも陸くんもどちらも共に生きてます』

黒服の医者はそう反論する。


『いいや、違う。あの子は……いや、お前の言う通り、人の思考は脳で行われる。その脳が、陸くんの体で生きているのだから。あの子の考え、思考は生きてる。だけど……俺は……体をあんな……ああああ』

直人と言われる老けた医者は泣き出してしまう。


(ガラガラガラ)

『あなた、そこに居るのは良くないわ。あなた、何時間もそこに居るじゃない』

直人さんと同い年ぐらいの女性が泣いている彼を病室から連れ出した。


『君はそう言えば、あの現場にいた人だね……君から見てこれはどう思う?』

闇さんが僕に聞いてくる。

『え?』


『いやね、多少はこの子達と関係を持った人に聞きたいんだ。この移植は間違っているのかな?』


『わかりません……』

ほんの1日だけの知り合いだったのだ、わかるはずがない。


『そうか……だよな……俺もわからない。こんな事をしていいのか』

彼は重苦しそうにそう呟く。




(ごそ……)

ベットの方から音がした。


『え?!』

ベットの方を見ると、陸さんの体が起きていた。


『うご、こ、こは』

ベットの上の彼はぎこちなく喋った。


『り、いや……間くん調子の方はどうだ?』

起きた陸さんの体に闇さんが話しかけた。


『あ、う、あ、、い、いい』

まだ、体に慣れていないのか、何言っているかわからない。


『すまない、ルイくん。少し、席を外してくれ、彼の気を散らせたくない』

『わかりました』

僕は闇さんの診察の邪魔をしないように病室の外に出た。



陸さんの体が動いた情報は瞬く間に病院中に広まり。次々と病室に人が集まった。


(ガラガラ)

『すごい、奇跡だ……』

数分後、闇さんがそう呟きながら病室から出てくる。


『闇さん、息子は!?、息子は?!』

1人の女性が彼に食い気味に質問する。


『手術は成功していました。まだ、間さんの脳は体に慣れていないので喋ることや、体を動かすことはできませんが大丈夫です。それよりも、ここまで回復が早いのは驚きです』

闇さんは目を輝かせながら病室の前で待っていた多くの人たちに説明した。


『すると、間は、息子は大丈夫なんですね?』

また、その女性が聞く。


『はい』

彼は答える。


『あああ、よかった』

『助かったのね』

『生きていてくれたのね』

彼の返事を聞いて皆喜んでいた。



そこから、5日たった。

あの時、瓦礫をどかそうと魔熱傷を負った手を思いっきり使ったせいで傷が悪化し、そのまま治療もせずにほっといたせいで更に悪化し、僕はまだ病院にいる。


『やあ、ルイくん調子はどうだい。すまないね、魔熱傷を悪化させることになって』


『いいえ、僕の不手際なので。それに今日で退院で、もう痛くもないし』

僕は完全に治って包帯を今朝取られた手を見せる。


『そうか……よかった。治ったことだし、一つ頼みたいことがあるのだが……』

『なんですか?』


闇さんは言いにくそうにお願いしてくる。

『間くんのリハビリを手伝って欲しいんだ……』


『リハビリ?』

僕には人を看護した経験なんてない。リハビリの手伝いなんてできるはずがない。


『いや、ね、リハビリと言っても彼の乗った車椅子を押すだけだよ。最初は親戚とかの近しい人よりも関係の浅い人からの方がお互いに楽だからね』


『車椅子を押すだけですか…………わかりました。やります』

少し心配だけど、やってみることにした。あの2人には早くよくなって欲しいし。


『そうか!よかった。断られたら次どうしようかと、いや、よかった』

闇さんは安心したように言った。




『失礼します……』

僕は陸さん、彼ら陸さん間さんのいる病室に入る。


『ああう、よくう、きたね。ありりがとう。ルイさん』

まだ、ぎこちなく喋る。間さんと陸さんがいた。


『間くん、今日からルイくんが、何回か、この車椅子で病院を回ることになるよ……』


『は、ああ、い』

彼ら間さんと陸さんはまだ体に慣れていないらしい。




(カラカラカラ)

病室を出て廊下を車椅子を押しながら進む。



『げ、陸……いや!間様!もう調子はいいんですか?』

廊下の角を曲がった時に1人の女性と鉢合わせる。


『あ、うう、あ、きr、ら、さん』

彼ら間さんと陸さんは何かを言っている。正直何を言っているのかわからない


『ん?間さん?』

彼女も困っているみたいだ。


『あ、き、、、ら』


『あ、あーーアキラですよ。そ、その元気そうで、まあ、よかったです。ではこれで私は』

なんだか彼ら間さんと陸さんの様子を見てそそくさと彼女は僕たちから離れて行った。


廊下を彼ら間さんと陸さんと共に歩いているとそれなりに人はよってくる。けど、どの人も彼ら間さんと陸さんの様子を見て、少し嫌遠したのかみんなそこまで話さずに去ってしまう。



『あ!兄さん!』

1人の女性が僕たちの方に走ってきた。


『よかった。兄さん』

彼女は僕たちのところにつくなり涙目になりながら車椅子に乗る陸さんの手を握る。


『ま、み、、ち』

彼ら間さんと陸さんもそれに答える。


『うん!蜜よ、蜜、兄さん』

彼女は嬉しそうに行った。


『あ、あの、蜜さん。よかったら一緒に車椅子でも押します?』

兄妹なら手伝いでもしたいだろうから。


『え?いいんですか?』


『まあ、多分』


『わかりました。ありがとうございます』


蜜さんが車椅子を押して僕がその後ろをつく感じでまた歩き始めた。


『兄さん、今度、食堂に行きましょ』

『兄さん、今朝はねビニールハウスのアサガオが咲いたんですよ』

『兄さん、この前、診察したササキさん、昨日、退院したんですよ』

『兄さん……』

彼女は車椅子を押しながらずっと陸さんの体に話かける。その度に彼ら間さんと陸さんはぎこちなく相槌を打っていた。



『今日もよろしくねルイくん、あと陸くんの妹さん』

次の日も僕たちは病院の中を歩き回ることになった。


『見て、あれが、間様だなんて……』

『なんで、間様がこんな……』

『ひどいわ、あんな醜く……』

『なんで陸の体なの……』

通路を通ると人にはすれ違うが、昨日よりもみんな嫌遠しているように感じるし、何処かからか彼ら間さんと陸さんのことを言っている声が所々に聞こえてくる。


そんな、様子だからか、妹の蜜さんも彼ら間さんと陸さんに対してそこまで話しかけられていない。

なんだか、寂しいような悲しいような顔で車椅子を押している。




『なんで、みんな、兄さんに……』

ボソと彼女は呟く。


『ま、みつ、さ、ん…………ば、ぼ、ぼう、ぼく、は、な、に、いさん、じゃ、ない』

彼ら間さんと陸さんが彼女に答える。


『え?』


『は、ざ、ま』


『はざま?……あ、そう、だ、よね。……ごめんなさい!』

彼女は急に泣き出しながら僕たちを置いて何処かへ走って行ってしまった。



次の日も、その次の日も、かれこれ1週間経っても彼女は僕たちの前に現れなかった。闇さんが言うにはやっぱりショックが大きかったらしい。感覚では兄だと感じているのに理性で考えると彼の体を動かしているのは間さんの脳だから思考し、自分を見ているのは兄ではなく間さんなのだという。ギャップに苦しんでいるのだとか。それと同じように病院の人も彼ら間さんと陸さんを嫌遠しているそうだ。


僕にはわからない。それが、僕がそこまで彼ら間さんと陸さんと関係を作っていないからなのかもしれない。


今日も彼ら間さんと陸さんと病院を回る。

『あ、アアサガオ』

『はい、そうですね。綺麗に咲きました』

『きょ、今日はてん、てんきいい』

『はい、晴れていて心地よいですね』

この頃は彼ら間さんと陸さんも少しずつ喋れるようになっていた。簡単な会話ならそれなりにできるレベルには。

けど、最近はもう、病院の人たちは僕らを空気のように、他の患者と同じようにしか扱わなくなった。というか、何か、汚物を見るかのような目線を送ってくる。




『あ!陸!!!!』

1人の男性が僕たちの方に走ってきた。


『陸!陸!父さんだ!こんなに老けたが、父さんだ!』

近づくなり、その男は車椅子に乗っている彼ら間さんと陸さんを抱きしめた。


『あ、あ、の』

彼ら間さんと陸さんはすごく気まずそうにそれを受け入れている。


『よかった。よかった』

男はそう言いながら彼ら間さんと陸さんを抱きしめている。


その男は急に彼ら間さんと陸さんから少し離れると

『あ!そうだ!ピーナッツとピーナッツで〜』


『……』

僕たちは急に変なことを言われて黙ってしまう。


『……え、っと。陸? ピース、は?』

男は不安そうに彼ら間さんと陸さんに聞いている。


『あ!あきさんそちらにいましたか』

闇さんが僕たちのところにやってくる。


『先生!、陸は陸は、治ったて言いましたよね?なんで、記憶喪失みたいなことに……』

男は闇さんの元に急ぎ、切迫しながら聞く。


『ええ、手術は成功し、陸さんの体は治っています。が、脳は一緒に事故に遭った間さんの脳なので。秋さんのことは知らないんですよ』


『は?!…………ど、どういう事ですか!?』

男は闇さんを詰める。


『つまり、ですね。ここにいる陸さんの体の脳は別人ので、秋さんのことは覚えていないんです』


『は?……』

男はその場で膝から崩れ落ちた。



『つ、つまり……む、息子は、し、死んだのですか?』


闇さんは淡々と説明し始めた。

『いいえ、死んでいません。体は現に生きています。解釈の違いです。人、人たらしめているのは、脳なのか、体なのかの。秋さんは体だと思えばいい。現にあなたはあの子を息子だと最初認識した。それでいいじゃないですか。心に従ってください』


『そ、そうですか……は、は、は、あ……』

男は闇さんから離れて僕たちの方に向かってくる。




(ガッシャン!!!)

男は急に彼ら間さんと陸さんの乗っている車椅子を突き倒しながら彼ら間さんと陸さんの首元を手で押させた。


『心に従え!?ああわかったよ。従うよ。こいつは息子でもない。ただの死体だ!死体を他人の脳で動かしたただの人形だ!!返せ!俺の息子を!返せ!俺の息子は死んだ!こんなの偽物だ!』


(うううう)

首を絞められている彼ら間さんと陸さんは苦しそうにうめく。


『やめなさい!秋さん!』

闇さんが男を彼ら間さんと陸さんか剥がそうを必死に抑える。


『やめてください!』

僕もそれを手伝う。



『やめろ!あんなの!息子でもない!!!離せ!』

なんとか男を剥がした。男は駆けつけた警備の人に押さえられても抵抗しながら彼ら間さんと陸さんに罵声を浴びせていた。


『今日は、終わろう』

男が、警備に連れて行かれるのを見ながら闇さんは言った。

『ええ』


(ガシャ)

『あ、ありがとう』

僕は彼ら間さんと陸さんを車椅子に乗り直させる。彼ら間さんと陸さんはぎこちないながらもそう言ってくれた。




『君はどっちだと思う?』

彼ら間さんと陸さんを病室に寝かせ、病室を出た時に闇さんは僕に聞いてきた。


『え』


『あの体は間くんか陸くんどちらかだよ。理性で考えれば人の全ての行動を指揮する脳が間くんだから俺はあの体は間くんだと結論づくね。それと同時にこれまでの思い出、あの体の匂い、見た目、つまり、感覚や心から俺はね陸くんだとも感じる。俺は理性で生きたいから感覚や心を無理やり外して見ると、あの体は間くんだと考えている』


『僕はわかりません。間さんも陸さんもあの体の中で生きていると思います。多分それは僕自身が彼らのことを知らないので違いがわからないのかもしれないです』


『そうか、そうだな』


『あ、あとは、彼らが可哀想だと思います。ここ数日で彼らはもう、2度と親しい人を作れないのかと感じてしまいます』


『うーん。でも、あの手術をしなければ、2人ともこんな議論をしないで死んで

いた。今はそう思うことにするよ。生きていればいいことはある。そう信じたい』

そう、闇さんは言って通路を歩いて行った。



(ガッシャーン!)

その日の夜、扉がこじ開けられる音がした。

僕はすぐに部屋を出る。

隣の部屋の扉が吹っ飛んでいた。


『まずい!』

僕の隣の部屋は彼ら間さんと陸さんがいる病室なので急いで中に入る。



(ウーンーー)

『ああああああ』

部屋の警報音と共に男性の叫び声がする。


『何しているんですか?!』

病室のベットには男性が彼ら間さんと陸さんに馬乗りしていた。

男の手は彼ら間さんと陸さんの首についていた。


『離してください!』

僕は男をベットから剥がそうと押す。


『離せ!!!息子を冒涜するな!!!離せ!!』

男は抵抗する。



『何事だ!?』

警備の人が駆けつけた。


『やめろ!!俺の息子だ!!!返せ!!許さない!!!』

警備の人に男は取り押さえられる。


(カチ)

『間さん!大丈夫ですか!?』

闇さんが病室の電気をつけて入ってくる。


『秋さん……』

彼ら間さんと陸さんを襲っていたのは陸さんの父親である秋さんだった。


『間さん!!!』

1人の女性が病室に入ってくる。

『み、つ……』

蜜さんだった。


『ごめんなさい!……間さん……』

蜜さんはそのまま彼ら間さんと陸さんのいるベットの方に駆け寄る。


『ごめんなさい、間さん……あなたを1人に……ごめんなさい……』


『い、、い、』

彼ら間さんと陸さんは泣いて謝罪している彼女の頭を震えた手撫でる。


『間さん……兄さん……』

蜜さんは彼ら間さん陸さんの手を手に取った。


『おい!蜜!そいつは陸じゃない!騙されるな!!』

取り押さえられている秋さんは彼女にそう訴える。


『いいえ、違うわ……お父さん……』


『何を言う!!陸の脳はもうない。陸の体は!間なんてやつの操り人形だ!!』


……脳が違っても兄さんは兄さんなの!』


『は!?陸の体に他人の脳があるのは冒涜だ!なんで許せる!!?、目を覚ませ!蜜!!』


『だから言ってるでしょ!もうそんなの関係ない!兄さんは大好きな兄さんで、大好きな間さんなの!ほっといてよ!お父さん!あんたはただの父親!邪魔しないで!』

蜜さんは病院中に聞こえるぐらい怒声で言った。


『な……あ、ああ』

彼女の威勢に秋さんは萎縮させられてしまった。


『秋さん、今は頭を冷やしましょう。君たち、直人さんを部室へ』

闇さんは警備の人に命令して直人さんを病室の外に出させた。


『はああああ〜〜』

蜜さんは緊張の糸が切れたからなのか、彼女はその場で座り込んだ。


『蜜さん……』


『は!ごめんなさい!闇先生!先生の指示を無視していまい。すみませんでした!……今後はきちんと指示にきちんと聞きます!ですから、どうか、どうか、間さんと兄さんの手伝いをさせてください!』

彼女はその場で闇さんに土下座してお願いしている。


『顔を上げてください。蜜さん』


『え?』


『俺からもお願いします。貴方ほど間さん、いや、彼らと親密な人はいません。よろしくお願いします』

『お、う、ねが、い』

闇さんと同じように彼ら間さん陸さんも蜜さんにお願いしてくる。


『あ、ありがとうございます!!精一杯させていただきます!』




『この前言っていたアサガオを見に行きましょう』

『た、たのしみだ、な』

『今日の食堂のメニューはハンバーグ定食だそうですよ』

『た、べたい』

……

翌日から蜜さんは精力的に彼ら間さん陸さんの看護をするようになった。

もう、僕が彼ら間さん陸さんの面倒を見る理由もない。



『ルイさん、ありがとうございました』

『あ、りがtとう』

『ルイくん助かった』

彼ら間さん陸さんと手を握る蜜さんと闇さんに見送られて(医者の星)を出た。


最後までわからなった。彼ら間さん陸さんはどっちなのか。でも、蜜さんは見つけたのか彼ら間さん陸さんとすごく仲がよくなった。人間の本体が何処なんて関係ないのかもしれない、彼女にとっては。


*作者(ライカ)からのコメント

最後まで読んでくださりありがとうございます。今回の星は医者の星でした。この話のテーマは脳移植についてです。テーマにした理由は岡田斗司夫のYouTubeでの脳移植の話がとても面白かったからです。YouTubeをみていただからばどんなことをこの話で言いたいのかわかると思います。

https://youtu.be/BHqcbpJ5k6k?si=A2U1eBXLUwPjSNVW

上のURLがそのYouTubeの動画です。動画開始8分後ぐらいから脳移植の内容です。


蜜さんのセリフ『それがどうしたの』は銀河英雄伝説のアッテンボローさんの名言の一つを使いました。僕はこのセリフがとても好きなので入れました。銀河英雄伝説は政治的な名言よりも皮肉とかそういう所のセリフの方が好きです。






















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