突入

現場となったクロミ―マート5丁目ではレジが

何者かによってこじ開けられていた。

「広域隊です。誰かいませんか?」呼びかけるが反応が無い。

「なんかおかしいですね。桑さんどう思います?」

「そうやな、どっかに拘束状態で閉じ込めてるかもな。」

そんな会話をしていたら店の最奥で大きな物音がした。2人の緊張感が一気に高まった。物音の直後所轄の中央署の警らが到着した。

「信川中央署です。状況は?」

「たった今物音がした。周辺50mで規制線を引き見物人の退避お願いします。」

「了解しました。支援は大丈夫ですか?」「大丈夫だ。何かあったら無線で呼ぶよ。」「了解です。コールサインは中央2です。」「了解。」

そうして警らに店外の規制線の設定を頼んだ後2人はホルスターのロックを外し、

拳銃をすぐ抜ける状態で店の奥に進んでいく。そしてバックヤードに通じる扉の前につく。すると2人はその奥からガサガサと物音がしているのを聞き逃さなかった。

直ぐに2人は拳銃を抜き、アイコンタクトでタイミングを合わせて扉の奥に踏み込んでいった。

「広域隊だ。武器を捨ててその場を動くな。」

そう発した時彼らが発見したのはカムテープで手足と口をぐるぐる巻きにされて

顔から出血のある店員だった。直ぐに本部に無線で連絡を入れる。

「至急至急広域103から本部、救急車と鑑識を要請。要請地点はSOS事案のコンビニ、なおマル被は既に逃走。どうぞ。」「本部了解。直ちに派遣する。」

「広域103から中央2、規制線を半径100mに拡大し、通りを完全封鎖願う。どうぞ。」 「中央2、了解しました。」

この事件が後に大規模なを引き起こし、

とんでもない事件になるなどまだ誰も気づくことはなかった。

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