溺愛作品の皮を被ってるのは...

端的に言うと、これはヒーロー視点のヒロイン物です。
ヒーローからの理不尽の扱い、ヒーローの自己完結、周りからの視線。
ヒロインはヒーローを信じ続けて、それらすべてを乗り越え、更にヒーローを狙う悪役を断罪する。
元々シリアスなストーリーではないので、主人公の物足りなさもヒロインを引き立てるための犠牲として見れば気軽に読めます。