第9話 人徳があれば いいね が付きます

「ところで泰山様 俺はベトコンは一昨日食った もうベトコンのパワーはない

 でも普通に見えるし喋れる なんで?」


「それは神様相手にビクともせずで友達言葉で話して済ます高崎さんだから」


「ああ、またこんな所でも 俺の人徳が」とほざくと


「それ、人徳とは反対方向です 人徳があれば いいね が付きます」


完全痛い所を憑かれて、凹む そう俺の自信の着流しは いいね が三つ

凹んでいると


「そもそも、あの着流しで いいね を貰おうとか無謀ですね」

泰山様の追い打ち


「いやいや あの着流しの長着 杏子さんのお銀さんのレプリカの男版

 大衆演劇の舞台で活躍したやつのスペア おばさんには大人気のはず」

頑張って抗戦するも


「なら ツイッタに行かないと インスタは年齢層が若い 知っておいででしょ」

冷徹な事実を告げてくる泰山様


しかし、魚捌き系なら とリビングにタブレットを持ち込み

泰山様とインスタを見る 大ハマチの件では いいね の山 40もついてる

だが コメントは


「昭和の任侠の人 でも魚の捌きは旨い」

「古い893というよりも 古い流れの料理が出来る博徒 大映映画だね」

「きっと義理人情には厚いと思う」

「鷹さんは柳刃より長ドスが似合うだろうね」

「俺きっと近所の人 893みたいなアオリ運転親父を沈黙させてた」

>俺が背の高い車の窓の所に居る写真付き

「それすげえね でもあの写真の鷹さんが来たら俺はちびる」


完全に大映映画の任侠の人が魚を捌いてるとの認識になってる

正解ではあるが、なにか違和感を感じるコメントが並ぶ


爆笑の泰山様 あれ、もう一方居る その方も爆笑してる


「どちらの神様でしょうか」訊くと


「天目一箇神(あめのまひとつのかみ)と申します

 なかなかの研ぎと引き 泰山さんからの連絡で着てみました」

おいおい、ガチの刃物の神様じゃねぇか と思ったらこれも声に出てたようで


爆笑する 泰山様と天目様


「泰山さぁ ガチの神様呼ぶなら 前もって言ってくれよ」もう様も付かない


「これは失礼 泰山さんは悪くないです 私が勝手に兵庫から来たので」天目様


「そうは言っても、この包丁とか全部関で我儘言いたい放題で造ったやつ

 関の春日神社の神様かと思った」


「関の春日神社さんは意外と刃物の神はいないのです 

 普通の春日大社の神が順に廻っていますから」天目様

 

「そうやって有名系の神々はあちこちに巡られるんですよ」泰山様の愚痴


「私は天目一神社から全く動けない 泰山さんは動ける」愚痴が始まる


「まぁいい 茶でも呑んで一服しよう」メスシリンダーなどの茶道具を出す

差を着けては行けないと、泰山様も天目様も辰が作って俺が絵入れした椀

FD3SとFC3Sだ 


「茶の湯では、一つの椀で順に出すのが」天目様


「そんなん、無理 椀の温度管理が出来ない」突き返す


ゴソゴソと泰山様の説明を訊く天目様


「確かに 心も素晴らしい 茶の湯の道とは違う道で達する所は同じ」天目様


「いや、茶の湯の道などのような適当パンチの温度・質量管理と

 並べてもらっては困る あれでは茶の粉が泣く」俺が上だと言い出す

思いっきり引く 神様達


「それでも達人になれば 温度も質量もそこそこは」天目様


「そのエビデンスは? 俺はキチンとデータとし残してる

 この茶の粉と今日気候だと2.2gと70ccの湯がベスト

 L9を2回かまして直行で確認してとデータで示せる

 季節ごと 茶の粉のLotごとで、俺の味覚でだが確認してる

 データも残して無くて出来てますは 詐欺の手口」全否定に走る


「ちょっと、今度 茶に精通した神を今度呼びますので」天目様


「止めたほうが こいつは碌なことを考えない」泰山様

ついに泰山様も高崎さんから「こいつ」にクラスチェンジ


「そうは言っても、私達の茶の湯を全否定されては しかし私では言い返せない」


「でしょ、エビデンス無きモノは去れ ですよ」また突っ走る


ちょっと刃物を扱うのが上手い、おっさんがいると見に来たら

茶を出され、それも作法完全無視なのに美味い ええだけ攻め込まれ

なんとか凹ましたい天目様

高崎さんはいつもインスタで滑っているという情報は泰山さんから聞いている


「高崎さんの茶の湯 インスタで判断してもらいましょう

 私クラスの神になればスマホ程度は扱えます」反撃を開始する天目様

 

「顔は取らないで動画で行きましょう 着替えてきます」

男物だが、思いっきりの裾の華の模様の五紋の色留袖に着替えてくる

これも舞台衣装で、俺の家紋と一致したから頑張って競ったやつ


「そもそも茶の湯とかで、布巾を折るのがどうのとか茶の旨さと関係ない」

始めて 

「姿勢や歩き方は着物の着崩れを防ぐのに理にかなってる

畳の縁を踏まない すり足で歩く とか最低限ができればいい」

茶の湯の道のお作法を全否定して 

「物理法則と化学法則には現し世では逆らえる者は居ない」

シールの温度計付きのメスリンダで測りと電子はかりで測定して、茶を点てる

L9の配列表とその結果 その後の直行配列の結果 を示していく

「如何に美味しい茶を客に出すか 突き詰めろ」で〆る4分の動画を作る

顔が写って無いことを確認して、インスタに上げる


「泰山はしょぼい祠の神様 天目様は結構は神社の神様 巫女は居ないの

 巫女の膝枕で昼寝がしたい」勢いで暴言を吐く


確かに、その昔は巫女ってその筋 渡り巫女なんてそのもの

鎌倉武士なんか金すら支払わずだし


「ねえ 天目様 一人くらい18の巫女をなんとか出来ないの」

無茶苦茶を言い出す


「今の時代では、巫女はそう言うことはしていません」天目様


「じゃ、中世まで、時代を遡って連れてきてよ 神様だ それくらいは出来る」

天目様 来るんじゃなかったと 反省中

そう言えば泰山さんからは碌なことを考えない高崎さんと忠告はされていた


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でも2000年位に、巫女さんのコスプレしたお姉さんが

カウンター越しに相手をしてくれるBar?があって通いましたけどw

あ、マスターが神父でウエイトレスが修道女なお店も行ったw

もう20年以上も前の話か 今もあるのかな

ネタで使おうw

理解る人は フォローと応援コメントを!

ハゲみになります

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