　天皇制エクリチュールの「責任」と「穢れ」が感染と汚染のイデオロギーの区別を風土性の記述に翻訳して人種＝血縁化するような排泄物の神話的説明の金融性。

　説明の第一の原則はもし神話的人種が神々の排泄物から生み出されることの構造的否認から創造の言説が天皇家の責任に由来する性化になっている場合に、国民的な人種混合の言説が共産主義の様な「普遍的」能記に対していかなる振る舞いを見せるのか、ということである。もし日本における政治的振る舞いが、この混合に対する排泄物の否認として構造化される場合、その否認を実際に行政化する主体は軍部であり、その金銭的互恵関係を政治家が祭儀の様式として演出することになる。

　その場合、女性や子供が脱政治化された「少女性」として家族化されることの風土性に対する類似はいかなる移住を構成するかが問題となる。もし「外なる」父性的な権限が子に対して与えられる場合に形式化が相互に取る親交の形式は、売春の「正常化」と、贈与の社交的記述に「同一化」の二重の説明が当てはめられることになる。つまり軍事訓練と穢れ＝感染に対する規律の主体性が共同性の家族様式で責任化されるということ。しかしその家庭に女性と子供は「入っていない」のだから、兄弟姉妹の死の象徴性だけが「医学的」に交換されることになる。この構造は市民な対話に拒絶的な反応を見せるが、それは人間性の権利という内面の存在を根こそぎにされることの帰結として恥の少女性が欲望の残された余剰として能記されるからだ。だがこの説明に放射能汚染の科学的構造は入れることができない。なぜなら排泄物の系譜の神話性と原子核物理の漏出に関する測定性は自己同一性の記述と性的に同じでなければならないという政治的応答性の形式論理が存在するからである。この意味において「天皇系が統治する国においては放射能汚染で死んだ死者は誰もいない」と政治的腐敗の声として記述することが可能になる。

　この記述に対する従属性と占領の金融的負債はいかなる関係を持つのか。もし民衆が排泄物の負債を背負うことで初めて天皇家の責任に「感動する」ことが可能になるという場合、その読みの応答に声を出すことがアイデンティティの同一性として赦されるということになるのだろうか。だがアメリカ軍のような科学的行政を根拠とする排泄物処理の軍隊が性化の象徴を要求するときにはそうではない。その場合、「国民」は天皇の宣言に感動することが許されるという物語の表現において、占領の負債を民衆に排泄物のように委託することが相互信頼として可能になる、ということではないだろうか。しかし水質の汚染は天皇家の神話的な記述にとって絶対に維持されなければならない「清浄性」なのだから、この領域における汚染に目を背けることは本質的な欺瞞を抱え込まざるを得ない。というのはそれが軍部や政治家の腐敗によって政治的責任の儀礼を強要されざるを得ないひ弱な個人の一人として、ではなく天皇の御代を国体として維持するための声が録音の脱臭にしか存在せず、「実際の」神話的な母体の水質の汚染が民衆の不滅性に転移されているということだからだ。だが次のような反論はあるかもしれない。鉱物汚染や感染症の蔓延は企業や特定の別の国家がそれ自身の無責任からそれを放出した結果として、天皇家の責任に言及しているだけであり、それは風土性の領域に抱え込まざるを得ない悲劇性として処理されるものであると。しかしここでも放射能汚染はそうではない。なぜなら、それがアメリカによって強制され、金融的な操作の配置に忠実になるように基地的な配備が行われ、その土地を防衛する人員が「外なる」父の権限から招集された疑似民族集団の戦闘性であるとしても、その神話的な金融の鋳造を御代として維持しているのは天皇であり、その政治家たちの忠実な詭弁においてでは決してないからだ。政治家が金融的な構造的に腐敗しており、その金銭関係を受け取らざるを得ず、女性が国籍に関するアイデンティティの不在を必然的に植民地であった「祖国」の資金源として利用しなければならないという事情があるとき、それを感動的な言説として政治家の民衆に対する不満として演出し、それを外国の占領の責任だ、と主張することができるのは国体の立場に置いて他にない。もちろん天皇に民事裁判での責任などあるわけがない以上、法律に関するいかなる正当化も可能ではなく、法律の勉強を行うことで軍事法廷の召喚を行わないことだけが、戦争捕虜としての扱いを人民の占領に演技させ続けることができる唯一の手段だからである。

結局のところ、占領を要請しているのは誰なのか。アメリカ人でないことは確かである。なぜなら金融的な占領で被害を被っているのは支配層の軍部や金融家を除いてはアメリカ人民の全体でもあり、またその占領によって被害を受けている敗戦国の民衆でもあるのだから。では植民地として侵略された側が占領を要請し続けているのか。もしそうであるのならば、どうして放射能汚染の排出や軍部の拡大に反対するのか。では日本の政治家が自分たちの私利私欲からそのような学術団体の理性を奪い、宗教的な統治を演出しようとしているのか。それならなぜ彼らはあんなにも卑小に、嘘つきに、偽善者に、あからさまに下劣に、道化のように扱われているのか。では旧軍部の人員が、脱占領の要請の一環として実力を見せるために占領という状態が必要なのか。それなら、なぜ彼らは自分たちは不必要に貶められていて、かつ感染症の問題に対してあんなに否定的なのか。穢れと感染症の関係において医学的な説明だけが両者の説明を収めることができるのだから、その要求は医者に対する優位性を確保するためになされるのだということになる。しかし、それも現場での医療の崩壊とは全く関連性がない。ところが占領に対する民衆の「責任を取っている」主体はそうではない。彼らは国民に太陽を電力として与えるかのように排泄物の汚染を与え、その恩恵に外交的な温和さを漂わせることの説明の責任として、安全保障戦略を推し進めているからである。