第2話

 目が覚めた。ここは地獄だろうか、楽園だろうか。身体中が痛む。ここはまだダンジョンの中だろうか。なぜガーゴイルは俺にとどめを刺さなかった?そうだ!?ガーゴイルはどこだ!?あと俺の荷物は……やくそうを使って今のうちに回復して……。そうすればもしかしたらチャンスがあるかもしれない!


 すると。

「ああああんん♡♡♡」

声のする方向を見ると、壁際にガーゴイルがいる。は?ガーゴイルが喘ぎ声をあげながら自慰をしている。目線は俺の方向だ。

「やっぱり、興奮するわね……」

舌なめずりをしながらガーゴイルが近づいて来る。俺は死とは別の恐怖を覚えながら混乱と共に横たわっていた。

「ほら……やくそうよ。また元気になってちょうだい……」

全身の傷口にやくそうを擦り込まれる。俺は痛みで呻いた。回復すると、多少呼吸が楽になった。起きあがろうとするが、ガーゴイルに押し倒される。そして、力一杯殴られた。痛恨の一撃!俺はまた一瞬で瀕死になった。ガーゴイルが腰をくねらせながら俺に擦り寄ってくる。理解した。こいつは瀕死の人間に興奮する性癖をもつガーゴイルなのだ。

「ねぇ、アナタと交尾がしたいの……」

何を言っているのか、それどころではない、俺は死にそうだ。たつものもたたない。俺は服を引きちぎられて素っ裸にされたが、その様子を見たガーゴイルは謎の呪文を唱えた。すると、俺の股間のブツがビキビキと硬くなっていく。俺はその苦しさにまた呻いた。ガーゴイルは長い舌でそれを美味しそうに舐め、そして俺に跨った。

「あああああああああああああ♡♡♡♡♡」

ついに交尾が始まってしまった。俺の気分はと言うと……悪くはなかった。なぜならガーゴイルの中が大変名器であったからだ。俺は、数分もたたないうちに射精した。ネネの、100倍は、気持ちいい……。脳が弾けそうだ。そして、俺はまた意識を失った。走馬灯のようにガーゴイルの色っぽい目つきを思った。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る