Ⅹ Parallel Universe② テレス連邦共和国 あらすじ

 商業宇宙戦艦〈ドレッドJ〉を検閲したテレス帝国軍警察の巡航戦艦〈ソード〉艦長は「私はテレス連邦共和国再建のために動いている」と伝え、〈ソード〉は亜空間スキップした。

 テレス連邦共和国再建を計画している惑星カプラムのヒューマ・カプラムのアントニオとジョーは、亜空間移動する〈ソード〉にメテオライトをスキップ攻撃で破壊しその痕跡を消した。

〈ソード〉破壊に不審を抱いた帝国軍警察は調査艦〈スティング〉をスキップして亜空間を調査した。テレス星団を支配するテレス帝国皇女は、〈ソード〉破壊の原因を探査できなかった〈スティング〉のクルーを処刑し、帝国軍警察総司令官オラールに惑星カプラムの亜空間転移警護を命じた。カプラムであるオラールは惑星カプラムで〈ドレッドJ〉の動向を探ることにした。

 惑星カプラムのスペースコロニー付近で〈ドレッドJ〉はオラールの艦隊に遭遇した。ジョーはオラールから、帝国軍を利用してテレス連邦共和国の再建計画を持ちかけられ、オラールの艦隊一艦隊と帝国軍の三艦隊を壊滅し惑星カプラムを攻略した。

オラールは皇女と皇帝に、アシュロン商会が艦隊を壊滅させた反体制分子だと報告し、惑星ユングをアシュロン商会に経済統治させる反体制分子利用政策を提案をした。

 政策は皇帝に承認され、オラールは帝国軍を掌握し、商会は麻薬とレプリカン培養装置を使い惑星ユングのロドニュウム鉱石の物流を独占し惑星ユングを経済支配した。

 商会は鉱山労働者確保のためリンレイ・スー地域統治官の地域統治権独占を要請したが、帝国軍の攻撃でリンレイ・スーの私軍はマリー率いる一部隊だけになり、マリーはスー軍ごと帝国軍警察のコンバットに起用された。マリーが指揮するコンバットは麻薬撲滅を開始し、惑星ユングのアシュロン商会本部を壊滅した。マリーには、ディノス壊滅を使命とする、精神生命体ニオブのニューロイド、オリオン国家連邦共和国のJが精神共棲していた。

 ジョーは事前に全てのアシュロン商会からアシュロネーヤを避難させていた。帝国軍のアーマーがアシュロン商会支部を管理しているのを確認したマリーはジョーから、帝国軍を使い帝国のディノスを壊滅してテレス星団を支配するオラールの計画を教えられ、マリーは精神共棲しているJの特殊兵器を使ってテレス帝国を壊滅し、マリーを殺害しようとしたオラールはシールド内で自滅した。

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