30 ~仰天の少女~ GYOUTEN
「い
や
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
あ
ぁ
!!!」
音速で東京の街を抜け出した二人の魔法少女は、木々に囲まれた
「ち、ちょっと! こ、こうするならこうするって、ま、前もって言っておきなさいよ!!」
「ごめんごめん。
「
耳元を
同じように声を張って、
「いやー、ルナちゃん凄く
「心の準備のアルナシは待ってくれないのかしら!?」
ルナちゃんの訴えに、
「あー、えっとそれじゃあ、ちょっとごめんね。ルナちゃん」
「待ちなさい。待ってトモナ、
椅子のように腕に座らせて抱き上げていたルナちゃんをもっと抱き寄せ、しっかりと
そして彼女の背中を抱いていた右手に杖を現わし出す。
魔力が込められた
「絶対
軽く杖を振り上げ、
「ちょ…………ッ――――――――――!」
バゥッッッッッッッッッッッッッッッッッッ!!!!!!!!!!!!!!!!
と、大気を吹き散らす魔力の放出がルナちゃんの絶叫を
「
お
ぼ
え
て
な
さ
い
よ
|
|
|
|
|
|
|
!
!
!
」
高速のフライトからそこの北部にある
「ぜぇ、ぜぇ………………。想定、していたよりも、
「あ、ははは………ごめんね……びっくりさせちゃって」
息を整えるルナちゃんから目を外し、
そこには、辺りのビルから一つ飛び抜けた黒い巨大な
「でもほら、もうあと
やや
問題は、変身するだけで
学校からここまで全く魔力を使ってこなかったはずだから
「大丈夫よ。ここまで来れば、あとはあなたに手を引いてもらいながらなら
「ルナちゃん………。うん、行こう」
「やっと追い付いた。やっぱりアンタだったわね。トモナ」
その時、
ザンッ、と地面の砂を打ち鳴らして
「空を飛んでる魔力ブースターの光が見えたからもしやと思ったけど、
「リサ先輩。こんにちは……あれ? でもリサ先輩、
「あのねぇ、直線的に移動できるアンタとは違って、私と
「あ……そ、そっか」
悩ましそうに
しかしすぐにその手をずらして、
「で、なんでまたアンタまでこんな所に居るわけ」
「今はそんなことを議論している場合ではないでしょう」
「…………」
「そうね。それにここに居るってことは、少なくともあれを何とかするのが目的なんでしょう」
そう言って、リサ先輩は背中の
「え? ちょっ、何をするのリサ先輩。待っ」
「アンタ、見たところあんまり無茶できないんでしょ。トモナが引っ張っていくだけじゃ時間掛かるだろうし」
「は、はい………?」
剣を構え、
すると三人の魔法少女を淡い山吹色の光が一瞬だけ包み込んだ。
「ここに着地する直前に、チラっと聞こえたのよ。トモナに手を引いてもらって行くつもりだったんでしょ」
「え、ええ………」
構えていた
「
「………」
「文句が無いならさっさと行くわよ」
「あ、うん。行こっ、ルナちゃん」
「………ええ」
ルナちゃんの
リサ先輩は、
中小
先日の
リサ先輩の
「うっそ……………」
「警報と命令が出た時点で覚悟はしてたつもりだけど、実際に見ると
「な………
それを見たルナちゃんは、
先週の全体的に大きい魚型ディザイアーとはまた違う、縦に伸びた
その上に乗るはくっきりと
はっきりと伸びた
金に輝く
「『
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます