25 ~風邪の少女~ KAZE
うっすらとした意識が
重たい頭を持ち上げ、ぼんやりとしたままの視界で隣の部屋を覗く。
開いた
二、三
「お昼前、か」
思ったよりも長い間、私はベッドで眠っていたらしい。
独り
この家の呼び鈴は、ボタンを押し込んだ時と離した時の二段階で音が出るから、初めて
この時間に来るということは、郵便局の人か、いや、この鳴らし方ならばセールスか。
対応が面倒な相手であれば
アパートの共用廊下、外に居る人物に聞こえるように
「ごほっこほ……はい―――」
少し
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