母性強め

母性強め

彼の隣で眠る

狭い、シングルのベット

それが好き

蒸し暑い夏の夜でも

こうして身体を寄せ合って

彼を感じることが出来る

匂い

体温

呼吸の音

肌

彼の肌は

いわゆる『赤ちゃん』みたいな匂いがするのだ。

そんな気がするだけで

本当の赤ちゃんの匂いを

私は知らない

ミルクのような

柔らかい

無垢な

顔をスリスリしたくなるのだから、

きっとそうなのかもしれない

眠るあなたは

特別に

愛おしい

母性なのか

あなたを大切にしたい

暖かく包んであげたい

私は、ここにいるよって

感情はそう言っていた。

彼のへそを見ない夜は無い

まったく、、と思いつつ

彼の上に布団をかける

眠るとあなたは可愛い子どもになってしまった

子どもになったあなたはちょっと特別

だからつい色々やってあげたくなる

守りたい

私がいるから、大丈夫よ

おやすみなさい